鷹西アナ: おはようございます。視聴者の皆様と日本テレビを結ぶ『あなたと日テレ』。
この番組は日本テレビの番組に対して、視聴者の皆様から寄せられましたご意見やご批判に耳を傾け、今後の番組作りに役立てて行こうというものです。
寺島アナ: 今朝は、7月28日に行われました、第431回「日本テレビ放送番組審議会」の模様をお送りして参ります。今回は、毎週水曜日夜10時から放送しています、ドラマ『赤鼻のセンセイ』が合評のテーマです。
鷹西アナ: それでは、『赤鼻のセンセイ』とはどんな番組なのか、ご紹介します。
寺島アナ:
長期入院のために、学校に通えない子供たちのために設置された「院内学級」。そこに、石原参太朗という熱血漢の教師が赴任してきます。望みは、子供たちの心を癒し、心から笑って貰うこと。ここで、参太朗が出会ったのは、正反対のタイプの女性教師。そんな二人が衝突を繰り返しながら、生徒たちの「生きる力」を引き出すために奔走するヒューマンハートフルドラマです。
鷹西アナ: それでは、第431回「日本テレビ放送番組審議会」の模様をご覧ください。
 
開催日時 :平成21年 7月 28日(火)
議題 :ドラマ『赤鼻のセンセイ』
出席者
(リポート含む)
:半田正夫委員長、井上秀一副委員長、
なだいなだ委員、米長邦雄委員
高橋源一郎委員、尾木直樹委員
檀ふみ委員、槇村さとる委員
増田明美委員、助川瑞枝委員

A委員: 赤鼻とか医療と聞くと、どうしても映画で「パッチ・アダムス」というのがあったと思うんですが、それを連想してしまいました。もちろん、主人公の役割とか立場などは違うんですけれども、どうしても「赤鼻」のイメージが強くて、どうしてもその先入観というのが拭えませんでした。その先入観とのギャップのためか、前半はドラマのペースになかなか乗ることができませんでした。しかし、視聴してみると全体を通してシリアスとユーモラスというバランスがとても良くて、ドラマの初回としてはとても良かったと思います。少しもの足りない感じもあったんですが、それも含めてまた見たいなと思いました。
B委員: 今回、どんな展開になるのかなというのが楽しみだったんですけれども、今回も教育問題を真っ正面から捉えてくださって、僕はその領域で仕事をしているものですから、非常に嬉しいという感じです。今回のような『赤鼻のセンセイ』にしてもですねじっくり見ながら感情移入をじわじわとしていくようなスタイルのものが、オンエアーされるようになってきたというのは、少し社会が落ち着いてきたのかなというか、そんな感じを思います。弱肉強食的な力でものを言っていくみたいな状況が少し沈静化してきて、人々の心が落ち着き始めた兆しなのかなという気がちょっとしました。
C委員: 全体としては、とても真面目な人たちのドラマで、やっぱり落ち着いてきたな、とさっきおっしゃった通りに落ち着いたドラマがやってきたのだなと思いました。きめの細やかさとか展開の十分なちょうど良い時間の配分とか、何よりも演技する方がとても皆さんお上手で、お上手と言っては変ですね、私は大泉さんも好きですし、小林さんもとても信頼していますし、ああ、良い人をいっぱい揃えたなという感じで、楽しく見させて頂きました。最終的に、学校の先生であれ、それから医者であれ、求められる資質というか、あった途端に何かを打ち明けたくなってしまうという人物像というか、そういう大泉君の成長を期待しています。
D委員: こういう院内学級のようなところはですね、学ぶとか教育という以前に生きるということですね、いかに生きるかということが一番大事なんですけど、生きるということは何かと言うと、一つは体、健康ですね、それから知能、お金、色んなことがあるんですけれど、その中で心が非常に大事だと、笑うということが大事だということを常にそれを『赤鼻のセンセイ』は伝えていくわけですね。このドラマの展開上どうなるか分かりませんけれども、更に泣くような場面があったり笑うような場面があったり、どういうふうにドラマが展開していっても、それを見ている人が全て許すというか、納得するものだろうと思いますので、ひとつ思いっきりこれでいいんだというふうに作り上げて頂きたいと思います。
E委員: 私も病院で長期入院している子供たちは、ずっと学校をお休みしているという認識でしたので、院内学級という存在があるということを知ることができて良かったなというふうに思います。そして、大泉洋さんの石原参太朗さんの調子の良さとか、全てが空振りしてしまうというのは、あれが台本なのかな、アドリブなのかな、と思いながら見ていました。笑いが必要なんだと参太郎は動くんですが、あの時に、そうか、笑うとか、笑えるということは、強さに向かって行く第一歩なのかな、っていうふうに見ながら考えることができたんですね。場面、場面でそういうところがあるので、多分、見ている視聴者というのは、笑い、面白さの中にもそういう自分が考えるきっかけを与えて貰えるのではないかな、というふうにも感じました。
F委員: ヒューマンハートフルドラマがもうそうやって、というふうにとは言うけれども大変地味かも知れないものが、真っ直ぐに投げられているということは、その企画の段階で大変だったんじゃないかと思いますけれど、それを今の時代に提示してきたということに、とても敬服致しました。ただ、そのドラマを見ていて、石原参太朗、大泉洋さんのやることが全て空回りしていくという時は、もう本当に、でもこれは狙いなんだろうな、というのがあまりに空回りして、ただやっぱり最終的に、自然に笑う、笑わせる、というところはきっとポイントとなっていくのだろうと思って、本当に視聴者も納得する笑いを、自然に笑いが出るようなそういうところが出てくるのだろうかというのが、私のその興味のいくところですね。
G委員: これは何というのか「赤鼻」というのは、サーカスでね、子供を笑わせる一番の道具だったわけですよね。で、それを付けて高校生を笑わせようとすると、初めから無理があるのは分かっている、そのことを最初から教員免許を持った人は、最初から気が付かない筈はない、だからちょっとそういう点じゃ、初めから無理があるんですよね。子供に嫌われる、それから本人が努力していくというふうなところは、大体芝居の流れとして、そういうふうに作られるのだろうなとは思いますけれど、そこではもうちょっと食い足りない、満足出来ないようなところがあるんですよね。
副委員長: 今回のこのストーリー全体ですが、病気をもっている子供たちのお話なんでですね、命というものを常に意識しながら介護をしている子供たちなので、あまり無理矢理に笑いを取り上げ過ぎている部分もあるんじゃないかなと、あまり笑い過ぎない方がいいのかなという気も少ししました。もちろん、笑いが病いを直すというのが今回の狙いなので、それは非常に大切に思っているんですが、テーマがテーマだけに、大変申しわけないんですが、下手をするとバラエティ化してしまうと、せっかくのドラマが狙っているところが抜けてしまうので、しっかりしたドラマの部分もよく見せるようにして、あまり笑いだけに流されないようにして欲しいなと思っておりました。
委員長: この番組でもそうでしたけれども、病室ってみんなクリーム色でしょうか、白でしょうか、非常に明るくなっておりますが、昔の病院というものは暗い壁色の壁で囲まれておりまして、その壁とにらめっこしているわけですから、ますます陰鬱な気持ちになってしまう。退院して家庭に戻りますと、回りに家族がいて笑い声が聞こえますと、やっぱり病気が良くなるんですね。だから笑いがやっぱり病気を直すのに一番だというのは、やっぱり実感としても感じておりますので、正に、この番組はそういうことを狙ったのではないかなというふうに思いまして、非常に好感を持って見ております。ただ、主人公が「赤鼻」を付け過ぎですね。初めから徹頭徹尾、色んな場面で使って、やはり付けるべき場面と付けなくてもいい場面がある筈なのに徹頭徹尾付けていると、今はやっぱりいかに『赤鼻のセンセイ』というタイトルであろうと、違和感を感じましたですね。
鷹西アナ: 今回、都合で会を欠席されたH委員のレポートが、半田委員長から紹介されました。
委員長: H委員から。

悪くはないが、強い印象もない、というのが第一印象だった。病弱児を対象にした院内学級と、その先生というアイディアは良い。主人公・石原参太朗の相棒であり助言者でもある田川きぬ役の小林聡美は、当然とはいえ上手い。問題は石原参太朗が、いささか魅力に欠けること。おっちょこちょいで笑いのセンスがないのに生徒を笑わそうと空回りするキャラクターだが、本当に空回りしている感じがしてちょっと辛い。
寺島アナ: 審議委員の皆さまのご意見を受けまして、社側からは次のようなコメントをしました。
鷹西アナ:

今後も、それぞれの個性を生かしながら脚本作りをしていく。また、テーマであるシリアスな部分、とユーモラスな部分のバランスを考えながら制作をしていきたい。
とお応えしました。

今朝は、7月28日に行われました、第431回「日本テレビ放送番組審議会」の模様をお送りしました。では、ここで、日本テレビからのお知らせです。
寺島アナ: 日本テレビは視聴者の声を聞き、番組の向上に役立てるため、2009年度、後期の番組モニターを募集します。詳しくは日本テレビのホームページをご覧ください。
鷹西アナ:
先日、「真相報道バンキシャ!」の誤報問題に関する検証番組の放送予定をお知らせいたしましたが、ご指摘いただいた数々の問題点等について慎重に検討を行った結果、視聴者の皆様に、より問題点をわかりやすくお伝えする努力をさらに重ねるべきであると判断し、放送日を1週間延期し、ご覧の予定で放送を致します。

8月23日(日)午後6時〜「真相報道バンキシャ!」内 全国放送
8月24日(月)午前0時50分〜1時30分「検証特別番組」 全国放送
寺島アナ: さて、番組では皆様からのご意見をお待ちしております。 お手紙おハガキのあて先は…。

郵便番号105-8714日本テレビ「あなたと日テレ」の係まで。

    電話番号:03-6215-4444
    FAX番号:03-6215-0444
    お電話、ファックスともに、どんどんお寄せください

※頂いた情報は番組制作への参考とさせて頂く
 以外の目的には使用致しません。

鷹西アナ: それでは最後はBPOからのお知らせです。 それでは、また来週お目にかかります。

お知らせ:

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