鷹西アナ: おはようございます。視聴者の皆様と日本テレビを結ぶ『あなたと日テレ』。
この番組は日本テレビの番組に対して、視聴者の皆様から寄せられましたご意見やご批判に耳を傾け、今後の番組作りに役立てて行こうというものです。

合評に先立ちまして、さる11月17日、BPOから「最近のテレビ・バラエティ番組に関する意見」が発表されたことを受け、社内では、視聴者代表委員会など関連各部署で、それぞれ検討を重ねたことをお伝えしました。
寺島アナ: 今朝は、11月24日に行われました「第434回日本テレビ放送番組審議会」の模様を報告いたします。今回は、毎週火曜日の夜9時から放送しています『愛のお悩み解決!シアワセ結婚相談所』が合評のテーマです。
鷹西アナ: では、どんな番組なのかダイジェストでご覧ください。
寺島アナ:
世は、空前の婚活ブーム。そこで番組では、出演者が視聴者と一緒になり、「結婚とは何か」を真剣に考えます。スタジオには、なかなか結婚できない独身の男女、結婚に失敗したバツイチの男女、そして、結婚に成功した男女が集結。様々な企画を通して、結婚や恋にまつわる本音を語りながら、結婚について真剣に学びます。
独身のみならず、既婚者も楽しめる結婚バラエティ番組≠ナす。

鷹西アナ: それでは、第434回「日本テレビ放送番組審議会」の模様をご覧下さい。
 
開催日時 :平成21年11月24日(火)
議題 :『愛のお悩み解決!シアワセ結婚相談所』
出席者
(リポート含む)
:半田正夫委員長、井上秀一副委員長、
米長邦雄委員、檀ふみ委員
尾木直樹委員、高橋源一郎委員
増田明美委員、助川瑞枝委員

A委員: 多分この番組は単に幸せな結婚という文字通りに、それを提供するのではなくて、むしろ今ブームになっている婚活を笑い飛ばしているような、そういう視線を感じました。そういう番組ではないのかなと思うに至りました。特に運命の赤い糸の時に用いられた婚姻届がありますね、今、いろいろな結婚の形があると思うので、そのような紙切れ一枚に縛られて、人生を送るという選択肢がそんなに多くはないと思うのです。全体を通して、「シアワセ結婚相談所」と言っているわりに結婚に関して、一般の方というか私も含めてですが、漠然と抱いている甘いイメージというのが、見事にこの番組を見ると失くなる、そういう番組ではないかと思いました。
B委員: 出演者の皆さんがプライベートを晒されているのに、それを笑いに変えられる強さ、明るさ、逞しさというようなものなどに感動して見ていました。また、本音トークが多かったので、結婚をテーマとしたバラエティ番組というふうな視点で見ると、大変楽しく見ることができました。何と言ってもお笑いの方の盛り上げ方が上手で、司会進行がとても楽しいですね。特に、スピードワゴンの小澤さんのコメントが至るところで光っていたと思います。そこに精神科医、それから結婚、離婚のコンサルタント、筆跡鑑定士、占い師という4人の専門家の方々が意見を述べることで、結婚について考えている視聴者にとっては参考になることも多かったと思います。コーナー別に見ますと、写真週刊誌の取材の裏側などは見ていてあまり良い気持ちで見られる話ではなかったのですが、野次馬根性的に見ますと、あっ、こんなふうにして撮っているというような、バカらしいけど感心させられてしまうような面白さはありました。
C委員: あの中で有名人とか著名人、芸能人という名前と人を知らないと何をやっているのか、何が面白いのか全く分からない内輪の話ですので、つまりあれは画面の中だけになっているから、画面からテレビを見ている視聴者の方へ回って来て、そこからまた向こうへ戻って行くということが全くない番組だと、はっきり言うとばかばかしいと言うんですか、結局、テレビというのはバラエティだとか真実だとか、ニュース、教養とかいろいろあると思うんですが、これがどの範疇に入るのか分かりませんけれども、明るくてばかばかしいと言うと可笑しいですが、これはこれでいいのだろうと思います。
D委員: 全体を通してかなりやはり疑問に思ったのは、一つの結婚が昇華して捉えられているのではないかと、それも入口までの結婚観ですよね。それで確かに若い人だとか女性にとってはそうかも分かりませんが、結婚というのは入口のところまでの赤い糸が切れるか切れないかとかいうところが焦点になるものだけではなくて、例え切れた関係の中でも、実は見事に復活していく円熟していくご夫婦はいくらでもあるし、もちろんそちらの方が圧倒的に多いのではないかと思います。そこをまた乗り越えながらいくところが面白さだし結婚の良さだろうと思っています。やっぱり結婚に対する希望だとか、結婚というより生きるということですよね、2人の共同の生活が生きるということはこういう意味を持っているということが、バラエティータッチでふっと出てくるみたいな、それがあるとすごく面白いと思うのですね。
E委員: 結婚とか恋愛というのは、私は神聖なもの、やはり人生の中のある程度の神秘だと思っております。どこにその神聖さとか神秘があるのかと言うと、当人たちだけが分かること、当人たちだけの秘密、そういうものに神聖さがあるのだと思うのです。のっけからわりあいに写真に撮られてしまったことを自分たちで笑い合うということをやっていますけれど、あのへんから私は違和感がありました。せめて笑わせる、本当に芸がある笑わせ方というのだったらいいのですけれども、あの笑わせ方は全然芸がないなと、いう感じで好感はもてませんでした。 それから出て来る人が多過ぎるから、老若男女幅広い層に見ていただけるのではないかというふうにおっしゃるけれど、ちょっと見ている方としては頭の交通整理が必要で、これはあまりしゃべっていない人がいるけど大丈夫なのかなと思いました。どの人にどういうふうにスポットライトを当てていくのかというのが整理されてなかった感じがします。
委員長: まず第一番目に出演者がやたら多いということ。2番目に出演者がギャーギャー騒いでいると自分たちだけで、それから3番目として、出演者が多いことからそうなるんだろうと思いますが、自分の存在価値を示すために、どうしてもやたら自己主張をすると言いましょうか、他人の声を押さえても自分を主張するという、そういう傾向が一般に見られる。それから4番目として、自分たちだけが知っている内輪話に興じて、そういうのがかなり多いと。それから5番目といたしまして、舞台装置が派手でサイケ調であると、6番目として効果音として擬音とか笑い声などを意図的に入れる、そういったようなことが見えるのではないかという気がしております。翻って今回の番組を見ましても、そういった点が非常に多く符合しておりますね。出場者が極めて多くてどういう関係でそうなっているのか分からない、そういう点が見られました。昔のバラエティ番組は、ほんの僅かな人数で、しかも番組担当者が必死になっていろいろコントなども考えてやっていたと、手作りの非常に面白いものをやっていたという、それを見る方にも伝わるんですね。今回のこのような番組は、ほとんど出演者に丸投げをしている、番組担当者は全部出演者に丸投げして勝手にやらせているだけ、全部手抜きではないかという感じがしないでもないんですね。

今日、ご欠席になりました委員の中で、副委員長とF委員からコメントがきておりますので、ご紹介いたします。

副委員長から。

最近、婚活がいろいろなところで取り上げられていますが、昔のように世話人、仲人をする人もなかなかいなくて、結婚のチャンス、スタイルも変わってきているので話題になっているのだと思います。その意味で、今日の「シアワセ結婚相談所」のようなテーマがテレビ番組に取り上げられるのはタイミングとしては良かったのだと思います。どんな番組になるのか夫婦で見ましたが、残念ながら私の思っていたものと違ってがっかりしました。結婚の素晴らしさ、いろいろな人が結婚する気になるような番組になるのかと思っておりましたが、昔なら人前にあまり出さないような結婚生活の話題が、赤裸々に出されてお笑いの対象になるようなことは、私には違和感がありました。

F委員から。

感想は一言でいうなら笑えない、ということです。ここでも登場しているのは多くがお笑い芸人で、彼らの失敗を笑うという部分が番組の中心であるように思えました。だがこの失敗はただ笑い飛ばせるような種類のものではなかったように思います。最悪だったのは「運命の赤い糸」のコーナーで、そこで欠点を暴露されてもと言ってもくだらない欠点ばかりですが、問題がなければカップルが成立し結婚届にサインをするといった説明がされていましたが、本気でそんなことをやっているのでしょうか、ネタだとすれば全く笑えず不快な限りです。全体にこうすれば、笑いが取れるだろうという思いで作っているとしか思えず、しかもまるで笑えないというのではどうしようもありません。
寺島アナ: 審議委員の皆様のご意見を受けまして社側からは、次のようにコメントしました。
鷹西アナ:

結婚というキーワードの深いところまで、まだ、いけていないという自覚もある。
と述べ、
結婚を入り口≠ニしてではなく、感動する部分など、深く描けるような企画を考えたいと思う。
と、お伝えしました。

今朝は、第434回「日本テレビ放送番組審議会」の模様をお送りしました。
寺島アナ: さて、番組では皆様からのご意見をお待ちしております。 お手紙おハガキのあて先は…。

郵便番号105-8714日本テレビ「あなたと日テレ」の係まで。

    電話番号:03-6215-4444
    FAX番号:03-6215-0444
    お電話、ファックスともに、どんどんお寄せください

※頂いた情報は番組制作への参考とさせて頂く
 以外の目的には使用致しません。

鷹西アナ: それでは最後はBPOからのお知らせです。 それでは、また来週お目にかかります。

お知らせ:

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