鷹西アナ: おはようございます。視聴者の皆様と日本テレビを結ぶ『あなたと日テレ』。
この番組は日本テレビの番組に対して、視聴者の皆様から寄せられましたご意見やご批判に耳を傾け、今後の番組作りに役立てて行こうというものです。
寺島アナ: 今朝は、2月23日に行われました第436回「日本テレビ放送番組審議会」の模様をお送りします。今回は、『NNNドキュメント』についての合評が行われました。
鷹西アナ: それでは、『NNNドキュメント』は、毎週日曜日の深夜に放送しています。どんな番組なのかダイジェストでご覧ください。
寺島アナ:
『NNNドキュメント』は、1970年にスタートし今年で40年。「ネットカフェ難民」をはじめ、医師不足や学級崩壊など様々な社会現象に迫り、2千本以上を世に送り出してきたドキュメンタリー番組です。今回、合評して頂いたのは今年2月14日に「かりんの家」と題して放送した親と暮らせない子供たちの物語。「かりんの家」は、一般住宅を利用して設置された、「地域小規模児童養護施設」と呼ばれる施設で、子供たちは、職員に家族のように見守られながら暮らしています。番組では、職員と子供たちの絆を通して、注目される存在意義の現状をお伝えしました。
鷹西アナ: それでは、第436回「日本テレビ放送番組審議会」の模様をご覧下さい。
 
開催日時 平成22年2月23日(火)
議題 :「NNNドキュメント‘10」
2月14日(日)放送
『かりんの家 親と暮らせないこどもたち』に関して
出席者
(リポート含む)
:半田正夫委員長、井上秀一副委員長、
なだいなだ委員、米長邦雄委員
槇村さとる委員、檀ふみ委員
尾木直樹委員、高橋源一郎委員
増田明美委員、助川瑞枝委員

A委員: 深夜の時間帯にどのような人たちが、このようなドキュメンタリーを見ているのか、テレビ局側はどのような視聴者層を対象にしているのかというのを疑問に思いました。このようなドキュメンタリー番組についてですが、今回の「かりんの家」もそうですが、1年をかけてじっくりと取材されたものが放映されて、テレビ局側がとても内容をあたためているのを感じました。取材される側に静かに寄り添って、そういうテレビ局側の姿勢というのか誠意が感じられました。このような誠実な番組というのはテレビ局側への信頼へ繋がっていくのではないかとすごく感じます。
B委員: 今回、このドキュメントというので、まず、カメラが入れたことだけでもここに至る努力とか番組との信頼関係とか、これは大変なことだったと思います。ただ僕は一つ残念だなと思ったのは、地域小規模の児童養護施設ですよね、その地域との繋がり、せっかく住宅街の普通のご家庭のわけで、ご近所との関係とか、それはご近所のお隣のおじいちゃん、おばあちゃんでもいいですし、あるいは子供たちとの関係や地域の子供会や、あるいは学校との関係、和太鼓の発表会はありましたけれども、もうちょっと繋がりの中で私たちは何をどう見ればいいのかというようなことも含めて問題提起ができるともっと良かったかなと、欲張った見方をしています。
C委員: なかなかテレビの画面には出てこないシーンがたくさんあったと思います。自分の意見とか言うべきことをはっきり持った大人の人が出て来て、自分の意見を言うというのとえらい違う撮り方だと思うので、その大変さを感じました。それから、「NNNドキュメント」というタイトルを、改めて見た時に、これはすごくニュートラルなタイトルではあるのですが、特にこの「かりんの家」が静かだったので、ちょっとタイトル固いなとすごく思いました。それでドキュメントと付くと男性的な戦うイメージを私が勝手にもっているのですが、いろいろ女性向けの番組も、またこのネタは見たい人がたくさんいるのだろうと思いました。
D委員: 最近は同じような番組に同じようなメンバーが出ていてどうもテレビはつまらないなという人がいる一方で、こういう番組を作ってもらったということは非常に良いことですね。もっと良い時間帯でこれを放映されて、また見る人が喜んで良かったね、ということが得られればもっと良いと思うのですけれど。これはこれで良いと思うのですが、いろいろ勉強になったですね。試し行動というのを私は初めて知りまして、時々うちのかみさんも分からない行動を取ることがあるのですが、あっそうかと(笑)、非常に勉強になりました、私は。
E委員: 全体的に過剰な演出がなくて、シンプルで描かれているところが良かったと思います。よくドキュメンタリーでありがちな感動の押しつけみたいなのがなかったところが良かったと思います。そして、子供の虐待防止センターのインタビューをポロリと入れているんですね、あのあたりがそういうセンターの話が長かったりすると、またそれはそれで重くなってしまうのですが、ドキュメンタリーの中にポロリと入れて、ドキュメンタリーを見る上での情報を私たち視聴者にほどよく与えてくれているところも良かったと思います。
F委員: ここを撮らせてもらうまでに一体どれだけの取材をしたのだろうという、その取材の膨大さについてもちょっと感心いたしました。ドキュメンタリーとして作品としてどのぐらいのレベルかということを私は判断できなかったのは、ドキュメンタリー作品の質よりも現実の公開いただいた日本の制度としての問題とか、日本が抱えている問題みたいなもののほうが、ちょっとそういうことについて考えさせられてしまって、だからこうやって考えさせることができたということだけでも、やっぱりドキュメンタリーとして成功しているのかもしれません。
G委員: 番組としては非常に良くできていて、カメラが出しゃばらないで本当に自然に時間をかけて撮っているものだから、1年の間に自然に子供たちとも職員とも、カメラの後ろにいる人が馴染んでいて、そして本当にカメラしか感じない、つまりよそ者が存在している、ドキュメンタリーを撮るスタッフのよそ者の存在を全然感じさせないで、見ている視聴者がカメラと一体になって見ている感じになれたというのは、それはとても良いことです。こういうドキュメンタリーをもっともっと夜中ではなくて、もう少し昼間に復権できるようにしてもらえば良いと思います。
副委員長: この番組をさっきどういう人たちに見せるのかという話がありましたけれども、やっぱり僕は普通の家庭で生活をしている、特に若い人ですね、これにぜひしっかり見せてほしいなと思いました。自分たちの日常、こういうことも思いを馳せながら見てもらうことが必要ではないかなと、そのためにはどういう形で放送をしたら良いのか、どうやってもっと皆に見せてもらうか検討をしてもらったほうが良いのではないかと思います。これだけで終わらずに何か上手くこれをもっと世の中に知らせる、定着させることも考えていただきたいなと思いながら見ました。
委員長: 私も本当に良い番組だと思いました。本当に製作スタッフには心から感謝したいと思います。ただ、非常に大きな不満が一つあります。それは放送の時間帯ですね。24時50分なんていう、こんな時間にほとんどの方がもう寝ていると思うのです。我々なんかはとうの昔に寝ております。こんな時間帯にこういう良い番組を放送するというのは、非常に勿体ないと思うのです。先ほどどなたかおっしゃっていましたが、バラエティー番組は最近どこの局も同じようなくだらないものを流して、その個性がほとんど見られないですね。見たくないです。そういうものよりもこういうもののほうが遥かに見たいので、もっと良い時間帯に回して皆が見られる時間帯に放送をしていただきたいなというふうに思いました。

今日、ご欠席になっておりますH委員からリポートがきておりますので、ご紹介いたします。

【H委員から】
「かりんの家 親と暮らせない子供たち」は、いろいろ考えさせられる番組でした。僕もまた現在、3歳と5歳の子供を育てている最中なので、他人事とは思えません。そもそもこの種の地域小規模児童養護施設というものがあったこと、あるいはこの「かりんの家」のほかになかったことに驚きました。そこに光を当てたことが、この番組の最も優れた点だったと思います。製作する側も出しゃばることなく意見の押しつけもなく好感がもてましたし、多く人に見てもらうべき番組だと思いました。
寺島アナ: 皆様のコメントを受けまして社側からは、次のようにコメントを致しました。
鷹西アナ:
ご指摘のあった「地域小規模児童養護施設」と言いながら、地域との繋がりや、学校との繋がりの部分が内容的には希薄だったと反省している。チャンスがあれば、是非扱っていきたい。
とし、
全国的でも、児童養護施設特に小規模施設ではスタッフの勤務時間が問題になっている。問題意識を持ってくれる方が多くならないと、現状だけでなく次の人材に繋げる職員の問題は解決しない。伝える我々にも、まだ課題が残っている。
とお伝えしました。
寺島アナ: 今朝は、2月23日に行われました第436回「日本テレビ放送番組審議会」の模様をお送りしました。
鷹西アナ: では、ここで日本テレビからのお知らせです。
【日本テレビでは、番組向上に役立てるため番組モニターを30名程度募集しています。採用者は、局の指定する番組を週1〜3番組モニターし指定の用紙に感想などを記入してメールで送信します。募集期間は、3月14日(日)まで。詳しい応募方法は、日テレホームページをご覧下さい。】
寺島アナ: さて、番組では皆様からのご意見をお待ちしております。 お手紙おハガキのあて先は…。

郵便番号105-8714日本テレビ「あなたと日テレ」の係まで。

    電話番号:03-6215-4444
    FAX番号:03-6215-0444
    お電話、ファックスともに、どんどんお寄せください

※頂いた情報は番組制作への参考とさせて頂く
 以外の目的には使用致しません。

鷹西アナ: それでは最後はBPOからのお知らせです。 それでは、また来週お目にかかります。

お知らせ:

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ぼく、みんなのハート傷つけたりしてないですよね?
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