鷹西アナ: おはようございます。視聴者の皆様と日本テレビを結ぶ『あなたと日テレ』。
この番組は日本テレビの番組に対して、視聴者の皆様から寄せられましたご意見やご批判に耳を傾け、今後の番組作りに役立てて行こうというものです。
寺島アナ: 今朝は、7月20日に行われました第441回「日本テレビ放送番組審議会」の模様をお送りして参ります。冒頭、細川代表取締役社長執行役委員から、7月の組織改正について報告がありました。そして今回は、土曜ドラマ『美丘−君がいた日々−』についての合評が行われました。
鷹西アナ: それでは、どんなドラマなのか、ダイジェストでご覧下さい。
寺島アナ:
『美丘−君がいた日々−』は、不治の病を抱えた主人公・美丘と彼女を愛した青年・太一の13か月間の物語です。限りある命を全力で生き抜く美丘が、この世に生きていた証人になろうとする太一。魂を燃やしつくす恋人たちの涙のラブ・ストーリーというだけでなく、苦悩する家族、そして支えとなる医師や友人たちの姿を通して「愛すること」「生きること」とは、どういうことなのかを問いかけていきます。
鷹西アナ: では、第441回「日本テレビ放送番組審議会」の模様をご覧下さい。
 
開催日時 平成22年7月20日(火)
議題 :土曜ドラマ「美丘−君がいた日々−」
出席者 半田正夫委員長、井上秀一副委員長、
米長邦雄委員、なだいなだ委員
檀ふみ委員、増田明美委員
尾木直樹委員、高橋源一郎委員
田渕実穂委員

A委員: もともと私は日テレに限らず、どこのテレビ局のドラマでもまず初めに人気者ありきというような作り方をしていて、アイドルですとか芸人さん、大御所でもいいんですけれども使って、それで内容がすかすかの薄っぺらいドラマって結構あると思いまして、非常に今まで飽き飽きして思っておりましたので、このキャスティングには非常に期待して見ました。それで原作も読んだのですけども、半分近くぐらいまで原作と対比させると、もうきてしまったのかなと、かなり展開が早いように感じまして、これからどうなるのだろうという今後の展開と、その主役2人を中心とした演技、彼らの演技力ですね、非常に興味深く気になるところと、あとラストがどうなるのかというのが非常に原作では尊厳死という問題にも関わってくると思うのですけれども、そこまで踏み込むのか、あるいはさらっと終わるのか、どんなように描かれるのか非常に気になっています。
B委員: キャスティングに成功しているという側面と、それから非常に対比的な描写と言うか、ストーリーそのものがそうなんだと思いますけれども、死に向かっていく美丘と、大学のキャンパスが映りますけれども、大学生ってキャンパスそのものが未来を象徴しているというか若者達の、そういう対比、それから美丘が非常にありのままに今を輝こうとして生きていますよね、それに対して太一のほうは優柔不断で、何か今の草食系の男子大学生の典型ですよね、そういう対比も非常にシンプルで分かりやすいということ、それからテーマ性が「命」と「生きる」と、それから「愛」というこれも本当におっしゃったように普遍的なテーマを扱っていて、ちょうど僕が高校の時に「みことまこ」とか言いましたけね、あれが流行っていて、あれがまた僕はぽろぽろ泣いたんですよ、それもまったく重なってきて、いやー僕も若いなと思いました。
C委員: これを自然に見てもらえるようにするのが非常に大事なことじゃないかと思うんですね。と言いますのは、若者、大学生ですね、そうすると、あれだけ命がけで、もちろん命がけですわね、生き方が、ああいうふうに生きるんだという青春とは何かという問いかけに対して、こう生きるんだという一つのお手本ですね、今の学生、若者にないものをそこにもっている、それからそういう子供を持った親の世代も見て共感を得られるのだろうと思うね。それからもう一つ上の世代も非常に、好意的に見る番組ではないかと思うんですね。たまにはああいう女性を俺が力強く引っ張っていってやるというおじさん系も出してもらいたいんですけど、いつもは草食系の男が出て来るので、その2人が良い仲になる、それが年というものなのでしょうけれども、そうではなくて、そういう番組を作ってもらいたいなと思うんですね。
D委員: 見ていて突然子供に死なれてしまうというものも耐えがたい、親としては耐えがたいと思うのですけども、でも1年前からこうカウントダウンされていく命っていうものの、その辛さに向き合わなければいけない親の気持ちもよく表れていると感じました。そして心に染み込む言葉が多いんですね。これは原作が石田さんですけれども、その石田さんの原作の力とまた両方あると思うんですけれども、本当に書き留めたい言葉が多かったです。加えて、心理の心の中のことも言葉で説明してくれている部分が多いですね。ですから、そのフェンスを越えていった時の気持ちとか、お互いの主人公の気持ちなどを言い過ぎちゃっている部分、説明してくれているので多分中学生とかが見ていてとても分かりやすいと思うんですけれども、言い過ぎちゃっている部分がちょっと想像しにくくなってしまっているかなということも感じました。
E委員: 今回、描かれたこれの何が新しいのだろうかというところをちょっと見ていって、その、格別に新しいことは見えなかったですね。ただ、良く纏まっていると思ったけれど、そんな格別に何か私の胸にぐさっとくるものはなかったです。大学生があんなにだらだらしてていいんだろうかというよりも、私はあんなに幼稚なんだろうか、なんか本当にすごく幼稚な漫画みたいな構図になっているわけですよね、もうちょっと大学生ぐらいの人間って大人になると、もうちょっと陰湿な内面での駆け引きというものがあるのではないかしら?、そのへんがドラマになりうるのではないかと、主演のお二方はとてもすばらしいキャスティングだと思いました。
F委員: 今までのパターンどおりの、これは何とかもの、命の大切さものとか、あるいは難病ものだとかね、そういうパターンで括られてしまうドラマから一歩、もうちょっと深みのあるものを、考えさせるものを作るには、やはり原作はそうかもしれない、原作とちょっぴり変えてありますよね、ちょっとした違い、演出の違いはあるかもしれないけれど、そういう小手先の演出の違いだけで原作が深められるかと言うとそうではない、だから何というのか一般に作品としては褒められるだろうし、何か評判も良いかもしれないけれど、それに甘んじるといけないという、そのためにはそういう点に注意をしたほうがやっぱり深みが出るというふうに思います。
副委員長: 大学生というある意味で中途半端な時代なんですね、こういう時代の人が「愛」と「死」、本当になって取り上げるのは何となく我々の年代から見ると物足りない感じがしたんです。だけど今回のドラマは若い人向きなんだというふうに割り切れば、そうだなと思ったのですが、逆に若い時に死に向き合うというのはどういうことなのかなと、我々だったら大体死と言ってもそこはあんまり順番だと思っているから、そう重くないんですけれど、若い時の死と言ったらどうなのかなと、そういう意味では、若い人たちのために人は何を考えて生きなければいかんのかとか、行動の裏に一体何があるのかいうところをもっと深掘りして、若い人に訴えるような作りをもっと入れてもらわないと、単なるさっき言った意図だけではもったいないなという感じがしました。
委員長: 病気を抱えて、しかもそれは治らない不治の病であると、しかも1年以内に死んでしまうという、そういう救いのないドラマですね、意図はよく分かるのですけれども、これが1回の単発のドラマならいいんですけれども、連続でずっともっていくというのは、これは非常に作る側にとって極めて不利ではないかなと、というのは結末が分かっている訳ですよね。敢えて命の尊さということに挑戦したということは、これは非常に素晴らしいことだと思う訳なのですが、それだけに最後は救いがないのが極めて残念だなという気がちょっとしてならないと思います。

それでは、G委員からリポートが来ておりますので、ご紹介いたします。

【G委員】
率直な感想を申し述べると、ベタな難病ものだなというものです。難病を抱える主人公(とりわけ若くて可愛い女の子)が苦しむというストーリーは古今東西を問わず存在しますが、とりわけ日本人好みなのか我が国には数えきれない程あります。それでも尚且つ見たいと思わせるには、 (1)新しい点がある。(2)登場人物に魅力がある。のいずれかがなければなりません。(1)の新しい点があるかどうかについては、まだ1回目ですので何とも言えませんが、過去の難病ものと大して変わっていないように思えました。
寺島アナ: 皆様のご意見を受けまして社側からは、次のようなコメントを致しました。
鷹西アナ:
今回は、病気と闘う「愛」と「命」をテーマに置き、今後もぶれずにこのテーマを貫きたいと思う。そして、願うのは1人でも多くの方に見て貰いたいということです。
また…
日本テレビのドラマ局としては、水曜ドラマとともにテーマをぶれさせずに、メッセージ性のあるドラマをこれからも送り続けていきたいと思っています。
と、お伝えしました。
寺島アナ: 今朝は、7月20日に行われました第441回「日本テレビ放送番組審議会」の模様をお送りしました。

さて、番組では皆様からのご意見をお待ちしております。 お手紙おハガキのあて先は…。

郵便番号105-8714日本テレビ「あなたと日テレ」の係まで。

    電話番号:03-6215-4444
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    お電話、ファックスともに、どんどんお寄せください

※頂いた情報は番組制作への参考とさせて頂く
 以外の目的には使用致しません。

鷹西アナ: それでは最後はBPOからのお知らせです。 それでは、また来週お目にかかります。

お知らせ:

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