鷹西: おはようございます。視聴者の皆様と日本テレビを結ぶ『あなたと日テレ』。
この番組は日本テレビの番組に対して、視聴者の皆様から寄せられましたご意見やご批判に耳を傾け、今後の番組作りに役立てていこうというものです。
菅谷アナ: 今朝は、9月27日に行われました、第451回「日本テレビ放送番組審議会」の模様をお送りします。今回は、9月4日に放送しました特別番組『東日本大震災から半年 出会いと再会の物語』について合評が行われました。
鷹西: 会の冒頭、社側から、『ペットビジネス最前線』報道に関して、BPO・放送倫理検証委員会に報告された日本テレビの取り組み、さらに、番組種別の報告、10月期の改編について説明がありました。 では、『東日本大震災から半年 出会いと再会の物語』が、どんな番組なのか、ダイジェストでご覧下さい。
菅谷アナ:
未曾有の大震災から半年。徐々に復興が進む被災地をプロゴルファーの石川遼選手、なでしこジャパンの石清水梓選手、巨人の坂本勇人選手など、アスリートたちが訪問。震災を通して出会った人や、絆を深めた大切な人との再会を描いたドキュメンタリー番組です。
鷹西: それでは、第451回「日本テレビ放送番組審議会」の模様をご覧下さい。
 
開催日時 :平成23年9月27日(火)
議題 :『東日本大震災から半年「あの日からの再会」』
出席者 :半田正夫委員長、井上秀一副委員長、
なだいなだ委員、米長邦雄委員、
尾木直樹委員、槇村さとる委員、
高橋源一郎委員、檀ふみ委員、
増田明美委員、茂木嘉世委員

A委員: 他校との交流も取り上げられて、高田高校だけではなく他校の球児たちの素晴らしさも知ることができました。更には高田高校のキャプテンが、岡山の交流戦で正直津波をなめていたと、親とか助けたい気持も分かるけれど、岡山に地震がきたらまず高台に逃げてくださいという言葉は、大人が言うよりも、なめていたという言葉の中に、私たちも自然に対する、ちょっと災害に対する危機感というのはなかったりしたので、見ている彼らではなければ、あるいは辛い思いをした彼らでなければ言えないというか、伝わらない言葉なんじゃないかなと思いまして、それは私も心に留めておきたいなと思いました。
B委員: やっぱり石川遼君の、僕誰だか知っているみたいな感じで入って行って、それで石川遼と言ったら、ああそうだよと言う、あの感じはすごく僅か彼はまだあの時は19歳のわけですけれども、すごいなと思いましたね。スポーツマンの人間力というか、あれだけのことの不安に立ち向かって行けるのっていうのはすごいなと思いました。それから、子供たちの反応も非常に素直で、やっぱりスポーツと教育とか子供というのは、こういう切り口があるんだなというのをすごく勉強になりました。今回は非常に貴重で我々にとっても、本当にゼロで失ったところから、どう回復していくのかというのを、アスリートを通しながら、人々がもう一回再会という形をとおしながら描くというのは、すごく説得力があったなというふうに思います。
C委員: まずすごくシンプルだったこと、人が人に会いたいと思って会いに行くという、すごく根源的で基本的な行為、行動を追っかけているから、これは絶対ここには間違いはないとすごく思いました。次に説得力というか、もちろん被災地の人達の悲しみの説得力とか、それからアスリートたちの、そこに立っているだけの説得力というか、そういうのを皆よく分かっていて彼らの活躍も知っているので、そこにただ立っているだけでもう説明がいらないと言うか、彼らがどんなふうに発話していくのかとかいうのを、ただ受け止めるだけというのが、とても楽でした。何ひとつ人を驚かされたりとか怖がったりとかする瞬間がなかったです。みんなすごく腹が座っているなと思いました。
D委員: これだけの素晴らしい人達が揃っているということは明らかにアスリート達が自発的にボランティア、あるいは被災地の人のために出掛けて行くということでなくて、これは作られたものであるということだろうと思うんですね。私はそれが悪いとか良いとかというわけじゃありませんで、私は東京都の教育委員をやっていましたので分かっているのですけど、学校としてはお金が1銭も無いんですよね。これは非常に美談ではあるけれども、学校、あるいは野球部が自発的にこれをやるということは、不可能なことですので、あくまでもこれはテレビ局が作ったものであるということだけ、やはりきちんとしておくべきだろうと思います。
E委員: どうも見ていて僕は不自然なすごく作り込んだ嫌らしさはないんだけれども、ちょっと距離を置いて見ると、何となく違和感があって美談ですねというふうに、これはちょっと何だろう、ドキュメンタリーなんだけれども、バラエティーみたいに、つまりこれは4本もやる必要が本当にあったのかと、僕は1本で良いと思うんですよね。とすると1時間の間に美談もあれば淡々と復興の話をするシーンもあるし、とすると全体で一つにお話になるのですけれども、例えば1本を8分とか10分でやろうと思うと、美談を中心にするしかないという構成になって、ちょっと嫌なようですけれども押し付けになるのかなというふうな気がしたので、ちょっと僕は作り方に違和感があります。
F委員: ある違和感というか、震災というものがあって、テレビがあって、非常に有名選手とのコネクションがあって、震災の被災地を励ましに行きましょうと言われれば、有名選手もいやとは言えない、多分、そういうものだと思うんですよね。やっぱりそうすると出来る物語というのは、ある程度、ある感動、そこにそれがその人に会いたくてたまらない人がいれば感動になっていくというのは、道筋は見えるので、ある意味でずるいと言ったら申しわけないけれど、ずるいって見ながら思ってしまった。
G委員: 巨人の坂本隼人選手に会いに行った子供がいますけれど、その子供は親を亡くして、親は子供の野球にうんと肩入れしていて、いろいろと子供の何か記録を取っていたという、その野球少年が自分も坂本選手のようにプロ野球の選手になりたいという夢を抱いている、それはいいですよ、しかしその夢が20年先に叶えられるかどうか、それは分かりません。しかし、もし叶えられるか叶えられないか分からないにしても、もう少し長く被災地の子供の何というかドキュメントとして、チームが少しずつ、少しずつ半年、まだ頑張っているかというふうにして撮り続けることができるとしたら、そしたら良い素材になっていくんじゃないかと思います。
副委員長: できれば被災地の出身者、被災地に何か関係がある人を中心に選んだほうが良いんじゃないかと、被災地で育った人がやはりそこの人達に対しては受け止め方が違うと思うんですね。そこから出て来た人について、だからそういう意味では若い時から身近にいる人達がこんなに立派になったのかとか、そういうことからも含めて自分達も頑張ろうなんていうふうに繋がるので、アスリートを選ぶ場合でも何でも、そういう点もいろいろ考えてもらいたいなと思っております。
委員長: なぜスポーツの有名選手を出してこなければならないのかということですね。極端に悪くとりますと、各局ともに同じようなことをやっていますので、何か目立つように番組の視聴率をアップするために、こういう有名なスポーツ選手を取り上げたのではないかなというふうに、悪く考えればそういうような印象をもったぐらいです。ある有名人をポンと取り上げてそれだけを追っかけるというのは、ちょっとこういう番組にはあまり相応しくなかったのではないかと、そういう気がいたしました。もし今後続けるのであれば、一回1年後あたりに今と同じメンバーで、そして同じ人達に会って、その後どうなっているのかということについて、取り上げてくれるのであれば、これは非常に私は意味があると思っております。
菅谷アナ: 最後に、H委員からのリポートをご紹介します。
鷹西: 【H委員より】 「あの日からの再会」というタイトルに、いろいろな人間ドラマを期待して番組を見ました。番組冒頭で石川遼さんやなでしこジャパンの岩清水さん、ジャイアンツの坂本隼人さんなどが登場することを知り、スポーツをとおしたどんな再会があるのだろうと期待が膨らんだのです。結論から言いますと、タイトルに再会という言葉を使わなかったほうが良かったのではと思います。再会よりも未来に向かってとか、スポーツの力を信じてというタイトルのほうがマッチした内容だったと感じます。

皆様のご意見を受けまして、社側からは、次のようにコメントしました。 有名なアスリート選手を起用したことに違和感があった、というご意見については、
より多くの視聴者の方に関心をもって見て頂たいという意味で、そのような手法を取らせて頂いた
と述べ、また、継続して取材を続けて欲しいというご意見については、
継続した支援をしたいというアスリートたちの思いが強いので、2回、3回と番組を続けてきた。今後も取材を続けていきたい
と、お伝えしました。
菅谷アナ: 今朝は、9月27日に行われました、第451回「日本テレビ放送番組審議会」の模様をお送りしました。

さて、番組では皆様からのご意見をお待ちしております。
お手紙おハガキのあて先は…。

郵便番号105-8714日本テレビ「あなたと日テレ」の係まで。

    電話番号:03-6215-4444
    FAX番号:03-6215-0444
    お電話、ファックスともに、どんどんお寄せください

※頂いた情報は番組制作への参考とさせて頂く
 以外の目的には使用致しません。

鷹西: 最後はBPOからのお知らせです。 それでは、また来週お目にかかります。

お知らせ:

BPO【放送倫理番組向上機構】

    電話番号:03-5212-7333
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