鷹西: おはようございます。視聴者の皆様と日本テレビを結ぶ『あなたと日テレ』。
この番組は日本テレビの番組に対して、視聴者の皆様から寄せられましたご意見やご批判に耳を傾け、今後の番組作りに役立てていこうというものです。
寺島アナ: 今朝は6月26日に行われました、第459回「日本テレビ放送番組審議会」の模様をお送りして参ります。今回は、6月12日夜9時から放送致しました『超再現!ミステリー』2時間スペシャルについての合評が行われました。
鷹西: それでは、『超再現!ミステリー』とはどんな内容の番組なのか、ダイジェストでご覧下さい。
寺島アナ:
『超再現!ミステリー』は毎週火曜日の夜9時から放送している、バラエティー番組です。ミステリー小説や推理マンガなど、毎回話題となった1つの作品に焦点を当て、再現ドラマとして映像化。まず前半の「問題編」VTRを観て、ゲストたちがそれぞれに推理し、犯人を割り出します。そして、後半の「解答編」へと進み推理が正しいか検証していくというものです。今回は2時間スペシャルということで、2つの作品を紹介しました。
鷹西: それでは、第459回「日本テレビ放送番組審議会」の合評の模様をご覧下さい。
 
開催日時 :平成24年6月26日(火)
議題 :超再現!ミステリー2時間SP
出席者 :半田正夫委員長、井上秀一副委員長、
米長邦雄委員、高橋源一郎委員
槇村さとる委員、増田明美委員
酒井順子委員、岡田恵和委員
(リポート含む)

A委員: やっぱり小説を文章で読む時とドラマ化した時っていうのって、かなり異なる見方になるというか、例えば、黒マントの人が出て来るという時に、小説で黒マントって読むと自分の中でその不気味さとか、へんな感じがすごくむくむくと膨れ上がっていくんですけど、リアルに黒マントを見てしまうと、これちょっと有り得ないかな?という感じがしてしまって、そういう意味でやっぱりトリックは面白いのですけれども、原作をどうするかというのを選ぶのが難しいところかなと、あとはそのトリックを見せるのと動機のリアリティーというのは、ある程度相反するものがあるかと思うので、そのへんもやはり難しいかなと思ったのですが、例えば、1本アニメにしてしまうとか、そういう作り方をすると、黒マントの有り得なさっていうのがちょっと軽減したりとか、2時間の中で2本あって両方再現ぽいというのがメリハリが付いて見やすくなるかなと思いました。
B委員: 個人的には僕もドラマの仕事をしているのですけど、サスペンスとかミステリーというのが、すごく苦手でデビューしたばかりの新人ライターの頃に、日テレさんの「火曜サスペンス劇場」のプロデューサーに君は才能がないね、と言われたことがあって、未だに結構尾を引いておりまして、一切サスペンスに近づかないと固く誓ってやっているものですから、見ている側としても非常に上手く仕組まれていて、それはもちろん原作の力もあるのだと思うのですけども、ただ、再現ドラマのシーンは、実はすごくあれをあの短い時間で表現するのは、すごい難しい作業で、そこは、これがもし『仰天ニュース』みたいに、現実の事件であったとするならば、最後にどんでん返しがあった時に、ああ、そうだったのかという腑に落ち方があるのですが、これはミステリーだけに若干ちょっと何かいらっとする感じがするというか、そこがむしろ楽しい部分でもあるのでしょうけれども、そこがすごく作り手としては多分難しい作業をなさっているなというふうに思いました。
C委員: とても見やすかったです。というのは、ドラマを最初から最後までざっと流してしまうのではなくて、途中でスタジオに下りてまた振り返って登場人物を整理したりする時間があって、またドラマに入って皆でこの犯人を当てっこして謎解きをしていくというようなところから、今までになかったような番組で、ミステリーを見る呼び水的な番組だなというふうに感じました。ちょっとここは残念だったところは、一話の途中に深層心理テストが入っていて、皆さんがゲストの方々が絵の続きを書かれて、そこにコメントを書くというところがありまして、あそこで私も自分もやってみようかなと思ったのですが、何かやってみる時間もなかったですし、実際にああいう絵を描かれたことがプロの専門家からすると、どういうふうにそれがとれるのかという心理の部分、あそこだけをもうちょっと膨らませても面白いのになというような、ちょっともったいないような気がしました。
D委員: これはミステリーですので、非常に怖い話が多いんですね。怖い話が多いのですが、その下にいろいろ10人ばかり見ているんですよね。ミステリーというのは大体、墓場でお化けが出て来て怖いなと、ひと言で言うとそういうものだろうと思うんですけども、お墓でお化けが出て来た時に、10人ばかりマンションから見ていたのでは怖くも何もないわけです。最近のテレビというのは、時々こう何て言うんですか、過度に人の顔が出て来て、もうコメンテーターとかそういう人が顔を出したりするように作ってあるんですよね、ですから、大きな画面をあのままミステリーの部分はミステリーの部分、それから大勢で皆がガヤガヤやっている部分は、がやがややっている部分と、そういうふうに大きく作るということが非常に大事ではないかという気がするんですね。ただ、全体としては非常に面白い番組だったですけれど、見ている人が怖い、推理する、楽しいと、それぞれ分けたら良かったのかな、もっと良いなというふうな気がします。
副委員長: 第二話は、しっかりした本から取っているのでストーリーもわかるし、最後までいろいろと二転三転してどんでん返しもあって、謎解きの推理の材料もある、途中できちっと出してポイントも整理して謎を解いてみろというような挑戦もあるような感じがして、面白い作りになっていると思います。ただ謎解きとしては、ミステリーとしては、証拠がもっと大切ではないかなと、それからゲストタレントですね、これが非常に数が多過ぎてバラエティーとして良いタレントの方もいらっしゃるのですが、ゲスト謎解きタレントとしては、さっき出ていた優木、土田君、この2人はそれなりの人だと思いましたけれども、ちょっとミステリーの謎解きのタレントとしては毎回出て来るのは、もっとミステリー好きの謎解き得意というのを核に置いてやってもらったほうが良いのかなと、全部が出ていたんじゃないのでちょっと分からないのですが、そのへんがちょっと残念だったなというので、今後更に面白くするためには、その謎解き、ミステリー好きの人をもっと核に置いて連続して見せてもらったほうが良いのかなと、勝手に思いました。
委員長: 特に第一話よりも第二話のほうに非常に感心したのですけれども、非常に込んでいますよね、立て込んだストーリーの設定になっているわけですが、これは小説で読むならば分かると思うんですけれども、これをドラマに仕立てる、しかも限られた時間内のドラマに仕立てるということは、これは非常に難しいのではないか、シナリオの作り方も難しいでしょうし、それから映像ですから、手がかりになるようなものを映像でちらちらと見せなければいけない、それをわざとらしくやるとまたすぐ分かってしまうので、それを何気なくやる、それが一番難しい。そこのところが非常に上手く出来ているなというふうに私は感心して見ていたわけなんです。第一話のほうなんですが道路の上で倒れている人を通行人が見て見ぬ振りをするという、そして死に至らしめるという、これは最近中国で事件がありましたですよね。見て見ぬ振りをした通行人というのは確かに道義的には非難されますけれども、かと言ってそれが被害者の家族が、そういった殺意を抱くまでに至るかということ、ちょっと飛躍があるかなという気がするんですよね。今度はちょっと無理かなという感じが致しました。
寺島アナ: 続いて、E委員とF委員のリポートです。
鷹西: 【E委員】
ミステリーや謎解きとなるともうどこに軸を置いて見たら良いのか皆目検討もつきません。こうも出て来る人、出て来る人、次から次と怪しそう、そしてどろどろ繋がっていそうとなると頭がパンクしそうになってしまいます。新事実というカードが切られる度に話が遠く、人が遠くなっていきます。仕掛けや謎解きには何の興味もないので、あぁ、はいはい、と受け取るのに精一杯、エピソード押しで気持ちの量が少な過ぎて話を接着できない。これがミステリーに慣れていない人間の感想です。
【F委員】
最初の作品は、分かりやす過ぎと言うか作品そのものが謎解きありきの駄目なミステリーです。深層心理を探る絵解きもよくあるやつ、というわけで早く終わらないかなとしか感じられませんでした。ミステリー自体はテレビにとって良いコンテンツだと思いますので、もう少し工夫して、それから愛情をかけて作ってほしいと思いました。

皆様のご意見を受けまして社側から、次のようなコメントを致しました。
基本的に原作ありきで、本筋からはなるべく離れないよう原作者と相談しながら内容を付け足したり、削りながら放送内容を決めている。
と、ご説明し、
なるべく犯人が分からず、推理が最後まで楽しめるようにこれからも工夫してやっていくつもりである。
と、お伝えしました。

今朝は、第459回「日本テレビ放送番組審議会」の模様をお送りしました。
寺島アナ: 番組では皆様からのご意見をお待ちしております。
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鷹西: 最後はBPOからのお知らせです。 それでは、また来週お目にかかります。

お知らせ:

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