舛方アナ:
視聴者と皆様と日本テレビを結ぶ「あなたと日テレ」。この番組は日本テレビの番組に対して日頃、皆様からのご意見やご批判やご要望などいっぱい寄せられております。そういった声に耳を傾けて、日々の番組制作活動に生かしていきたいという番組です。今回は第305回の番組審議会の報告です。

山王丸アナ: 審議会の冒頭、日本テレビの氏家社長から国松警察庁長官狙撃事件に関する小杉元巡査長のビデオテープについての発言がありました。

氏家社長: 今回私どもで、小杉元巡査長という人の、非常に問題になりましたので、陪審の先生方もかなり気にされてる方もいらっしゃるんじゃないかと思いますので、報道局長に報告をさせますので、時間を拝借させていただきたいと思います。

舛方アナ: 氏家社長の発言を受けて、日本テレビの石川報道局長は次のように答えております。
『日本テレビ報道局ではオウム事件発生直後の95年からマインドコントロール、サブリミナルの専門家として苫米地英斗氏に解説を依頼したり、専門知識に関する教示をうけておりましたが、昨年11月、苫米地氏が、都沢和子元幹部をマインドコンロールから解放した後、氏の了解の下に都沢氏とのインタビューを放送するなど、苫米地氏とは長期に渡って協力関係を維持してきました。一方、都沢氏のマインドコントロール解放を知った警視庁は、昨年の秋、元巡査長のリハビリを苫米地氏に依頼してきました。苫米地氏も日本テレビも、当初は小杉元巡査長が逮捕されてからビデオテープを公開したいと考えておりましたが、検察などの立件見送りの気配が強まると同時に、今年2月6日には、東京新聞が小杉元巡査長の供述内容を極めて詳細かつ正確に報道し、さらに週刊誌など数社が取材を展開し始めるなど、真相究明を求める動きが急激に強まってきました。ここに至り、日本テレビ報道局は苫米地氏及び、社内各部署とも慎重協議の結果、2月18日及び、2月19日に放送に踏み切ったものです。』

山王丸アナ: 石川報道局長の、放送に至った経緯の説明を受け、多湖委員及びなだ委員の方から質問がありました。

多湖委員: あの放映がですね、一体どういう意図のもとになされたかっていう、そこのスタンスが一番問われるところだろうと思うんですね。それで、本人が承諾したとかなんか言ったってですね、これはもう全体がマインドコントロールされてまだそれが解けてないような状態だと言われる中で、それをテレビの中ににこにこして言ってたから間違いないんだっていうふうなね、言い方もちょっとおかしいかっていう、それよりもどういう目的で、どういう意図があって、あれを放映したんだというそこのスタンスがですね、きちっとしてることが、第一じゃないかと

なだいなだ委員: 普通、心理学者でも、お金を取って心理学でカウンセリングを禁じられているわけです。医療法の中で禁じられている行為です。だから、お金を取って、そしてそういうカウンセリングをやってるとしたら、医療行為をやっているんでしたら、医療法違反ということで告発される可能性があります。その時には本人とそれから苫米地氏の守秘義務の問題ではなくなって純粋に、このテレビの、個人のプライバシーを放映するか放映しないか、どういう理屈づけで放映するかの問題に変わってくると思うんですよね。だから、その点はやっぱりはっきりと理論付けておかないと、こちらの方でどういうふうに答えるか、やっぱりその行動姿勢をはっきりしておかないと、その時になって非常に立場が苦しくなってしまうんじゃないかと思うんですね。

舛方アナ: お二人の委員のご意見に対して、石川報道局長は次のように述べております。
『苫米地氏への依頼は警視庁がしたものですし、なださんのおっしゃったお金の件に関しては、日本テレビは関知しておりません。また、小杉元巡査長にかかったマインドコントロールは、苫米地氏に言わせますとすでに解けていたとのことです。日本テレビとしては放送に踏み切った理由として、言うまでもなく、社会的に極めて重大な事件であり、しかも実行犯として自ら供述している人間が存在するにもかかわらず、警察、検察ともに白黒を付けず、長期に渡って曖昧な状況を続けているだけでなく、国民に対してほとんど情報を開示していないという事、オウムのマインドコントロールの実態が恐るべきものである事、一方、小杉元巡査長に対しても白黒付けないまま厳重な監視下において小杉元巡査長の人権を著しく抑圧している事などの状況下に於いてこのビデオテープの放送は国民の知る権利に答えるものであると同時に、このような情勢を打開する一助になると判断したからであります。尚、放送にあたっては再三に渡る、小杉元巡査長本人の承諾、苫米地氏の軽い催眠によるリハビリについて、日米の最高権威者による科学的な裏付け、供述内容の可能な限りの検証、小杉元巡査長の人権、プライバシーについての可能な限りの配慮等々、極めて慎重な検討を行いました。』

山王丸アナ: 最後に清水委員長からこの間の議論をまとめるかたちで次のような発言がありました。

清水委員長:: この問題は警察当局があまりにも情報を出さない、しかも1年以上経って、しまっている。国民には非常にこの問題に対する大きな疑惑がありますね。それに対して報道機関として答えるのは当然の使命だと思うので、その辺とそれから当事者の人格権ですか、それとの問題に今後発展していくだろうと思うので、その辺は慎重に配慮していただきたい。

舛方アナ: 清水委員長の御意見、真摯に受け止めます。

山王丸アナ: 続いては、水曜夜8時放送の「速報!歌の大辞テン!!」に関する合評が行われました。審議会委員の方には事前にモニター報告を読んでいただいた上での合評です。

清水委員長: 私はこういう番組は非常に苦手でございまして、昭和50年と対比しているんですね。私はさらにそれを20年くらい遡ってこないと、ピンと来ない人間なんで、あまり発言権ないんです。どうぞ、委員の方から積極的に御発言いただきたい。

島森委員: いわゆる歌の番組としては、たとえば、本当に音楽が好きな人とか、歌が好きな人にとっては物足りないんだろうと思うんですね。でも、おそらくここで意図なさったのは、歌情報番組だろうと思うんです。で、もちろん、核になるのは今の一番新しいところとナツメロを組み合わせたというのが、有りそうで、実はなくて、これが多分お子様から年配の方までという、まあ、日本テレビの見られ方にまたバッチリはまっていると言うことで、そういう意味では非常にうまく作っている。ただ音楽を聴く、歌を楽しむというような、本物的な歌番組って、案外テレビって無いんですね。ですから、一方でそういうこともお考えいただいてもいいのかな、というような事を逆に持ちました。

帖佐副委員長: あんなつまらない番組をよくお作りになったなぁ、とこう思いながら実は正直なところ見たんです。そうしましたらですね、昔の歌が出てくる、最近の歌が出てくる、家族で見る番組にしてはなかなか楽しい番組だったと思いますね。

多湖委員: まあ、私なんかあんまりこういう視聴率の中に入ってこない世代だと思うんですが、この間うかがった限りでは、私なんかの知っているのは、古い歌の中にもやっぱり少ないですね。それから、新しいのはまるで知らない、となると、ぜんぜん面白くなかった。だから、ある年代の人たちにとって、これだと大体40代前後とか、50代くらいの人だと猛烈に親子の間の会話ができて非常にいいっていうようなモニターの評があって、確かにそういうところがすばらしいんだろうと思いますね。

中村委員: 私には17歳になる姪がいるんですが、妹の子供なんですけど、妹の子供が毎週見ているというものですから、どこが面白い?と言いましたら、お母さんといっしょに歌えるから面白い。お母さんが若いときにこういう歌が流行ってたんだ、そういえばお母さんが口ずさんでたとか、そういうのでいっしょに歌えるから楽しい、というんですね。だから、毎週欠かさず見ていると申しています。私の感想からいえばせっかくゲストも呼んでいるんですから、ゲストの方に歌っていただくとか、或るいは、今流行っている曲でも、話題性のある曲というか、そういったものもいいかなぁと思ったりもしていました。

三ツ谷委員: 昔のビデオとプロモーションビデオの組み合わせだったように思いますので、実際にスタジオで歌ってたものは無かったと思いますので、もしかすると制作費を非常に抑えながら、すごく頭を使ってですね、いい番組作られたのかなと。

土屋      
プロデューサー:

そういう風に見られてしまうのかなっていうのが、我々の反省点なんですけど、基本的にはテレビに御出演なさらない方、例えばユーミンであるとか、ある限られた方に関してはこれはプロモーションビデオでしか紹介できないんですけれども、他の歌に関しては五味(チーフディレクター)が中心になりましてですね、うちの番組ならではの斬新な設定と企画で全てほとんど我々のスタッフで撮影しているもんでして。

三ツ谷委員: オリジナルですか?


土屋      
プロデューサー:


そうなんです。

五味チーフ  
ディレクター:

100パーセントオリジナルではないんですが、プロモーションビデオとよく誤解されてしまうのは、うちのオリジナルのロケがですね、ほとんどの場合において外に行って、原宿だとかですね、例えば波という言葉が出てきたら、海岸で歌った方がよかったりですね、そういう外に行って歌を収録して、いわゆるアウトドアで歌うという事は他局さんはあまりやってらっしゃらない。あの、普通の歌番に比べても倍以上かかっていると思いますので、スタジオで歌うぶんにはタレントさんがそこに来てやれば設定してる間にもやれるのでいいんですけど、ロケに出かけるっていうのだと、照明は持って行かなければならない、カメラは持って行かなければならない、スタッフは全部連れて行かなければならないいんで、それも10曲全部それやってるともう、プロデューサーはパンク状態なので、それに関しては誤解が無いように、視聴者の皆様にも言いたいのですけど、せめてこの場で一応言わせて下さい。

舛方アナ: このほかにも「ランキングはどのようにして決めるのか」など「もっと古い時代、例えば昭和20年代、30年代の歌はやらないのか」などの意見は出されたのですが、おおむね好意的な御意見が多かったようです。今朝は先日行われました番組審議会の報告をいたしました。

山王丸アナ: 「あなたと日テレ」では、皆様からのご意見をお待ちしております。まずお手紙、おはがきの宛先は、郵便番号102の40、日本テレビ「あなたと日テレ」の係まで。

     電話番号は、東京03-5275-4390
     ファックス番号は、東京03-5275-4505
     お電話、ファックスは24時間受け付けております。

舛方アナ: どうぞご意見をお寄せ下さい。それではまた来週お目にかかります。




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