舛方アナ:
視聴者の皆様とこの日本テレビを結ぶ「あなたと日テレ」。この番組は日頃、日本テレビの番組に対して、視聴者の皆様から色々な御意見や御要望、あるいは御指摘がたくさん届いておりますが、そういった声に耳を傾けて日々の番組制作に生かしていこうとするものです。今日は第306回番組審議会の御報告をいたします。

舛方アナ
山王丸アナ: 今回は『4月期番組編成方針』『苦情対応機関の設置』についての2件がテーマになりました。

舛方アナ: 活発な質疑応答が行われました番組審議会の模様をまず御覧いただきます。

山王丸アナ: 今回は「4月期編成方針」と「苦情対応機関の設置」についての2件でした。審議委員の皆様の率直な御意見や疑問に耳を傾け、より充実した放送をめざすための審議会です。まず、日本テレビの萩原編成局長より、『4月期編成方針』及び4月から変わる番組についての説明が成されました。

萩原編成局長: 今回はほとんどいじっていない、と言うことでございます。朝から7時のゴールデンアワーの始まるまでの中で、2つだけでございます。その1つは、日曜日のオリンピック関連番組の「Be」と言う番組で、もう一つは日曜日の5時にあります「怪傑!コウジ園」というバラエティー番組だけでございまして、それ以外は全くいじっておりません。

夜の7時から11時までのプライムタイムで完全な新番組というのは、月曜日の7時に、YTVさんの枠なんですが、「金田一少年の事件簿」これをアニメでやるということでこれが新しい番組でございます。

同じ月曜日の10時に「せいぎのみかた」これも読売テレビの制作のドラマでございまして、正義感の強い若いお巡りさんがある女性と知り合いまして恋に落ちるのですが、実は、いわば高級コールガールだったというドラマでございます。

それから水曜日の10時のドラマの枠ですが、「ガラスの靴」という新しいドラマになります。加藤紀子さんというどちらかというとバラエティ系の人です。この人を思いきって主役に抜擢いたしまして、ごくありふれた普通の女の子が恋をしたりいろんな事をしながら、成長していくと行ったドラマでございます。

それから木曜日の9時に「どっちの料理ショー」と言うのがございますが、これは読売テレビさんの制作枠ですが、タイトルを変えてリニューアルしているというわけで新番組の扱いとしているわけです。

金曜日の7時ですが、「ぐるぐるナインティナイン」と言う番組に変えます。現在、日曜日の5時にやっております番組をゴールデンアワーに栄転させたということで、このナインティナインというのは非常に今、出てきております。そういった関係もあって、どうせならゴールデンに持ってこようじゃないかということで枠移動をしたという事情でございます。

土曜日の9時のドラマ枠でここは劇画風の若年層をねらった番組で成功しておりますが、今回「FIVE」というのは5人の女の子という意味なんですが、非常に若い子に受けているバラエティ系のタレントさんばっかりでございます。この5人組がスパイ大作戦みたいに悪人どもと戦うというストーリーでございまして、これも劇画タッチのドラマという事でございます。

ナイターでございますけれども、巨人戦は3試合、主催で増えております。従って巨人戦の主催ゲームはナイターだけですと66試合になります。札幌でデーゲームが2つ、阪神主催ゲームの巨人戦が4つ、広島主催ゲームの巨人戦が2つ、ということで、全部で72試合のナイターの放送ができるということです。

全体的に非常にいい状態で4月を迎えることができたと思います。

山王丸アナ: これを受けて、活発な質疑応答が行われました。

清水委員長: ナイターを途中で打ち切るということが、いつも問題になりますが、今回も去年と同じような・・・。

萩原編成局長: 開幕戦は2時間延長を用意しております。原則はいままで通り30分延長になっております。ただし、天王山といわれるような試合とかですね、臨時的に1時間、あるいは試合終了までと言う対応はするつもりではおりますけど、方針としてはいままで通りでございます。

三ツ谷委員: 例年に比べて改編率はかなり低いということですか?

萩原編成局長: はい。低いですね。ドラマは変わるのはだいたい13回ずつですから、ドラマが新番組になるのは当たり前なんでありまして、それ以外の枠でもほんとに新しい番組というと、30分のアニメの「金田一少年の事件簿」を入れたというのがいわばドラマ以外の唯一の新番組ということですから、そういう意味でいえば、今まででもこんなに少ないのは珍しいなと。

清水委員長: 若い人向けの番組が目立つんですけど、中高年向けの番組に対する御配慮は?

萩原編成局長: 変えたところは若向きがちょっと多いかもしれませんが「火曜サスペンス」とか「知ってるつもり」とか、平日の「ズームイン朝」から「思いっきりテレビ」等々を含めまして御支持をいただいておりますので、引き続き「思いっきりテレビ」もやらせていただいております。

舛方アナ: 今回の改編は御覧の通り小規模なものでした。今、編成局長の説明にありましたように、巨人戦の試合が3試合増えたこと、各番組も視聴率的に好調を持続しているということが、大きな理由です。

山王丸アナ: これに続いて、『苦情対応機関』の設置についての審議が行われました。

舛方アナ: この『苦情対応機関』について若干ご説明いたしますと、これは民間の放送局とNHKが共同で、自主的に苦情に対して対応する機関として決定されたもので、現在、その設置に向けて、具体的な作業が進んでおります。

山王丸アナ: 番組審議会では民放連会長でもある、日本テレビ社長の氏家会長からその主旨について説明がありました。

氏家社長: 放送界の問題である限り、NHKと民法とが経営形態は違うんですが、中身の問題としていえば統一的にものを考えなくてはいけないだろうということがまず前提にございまして、第2に多チャンネル懇談会及びその後の政界の動きというようなものを織り込みまして、公的規則に依らない自主的なものであるならば、苦情処理機関を作って良いのではないか、と言う考えになりまして、ことをまとめた次第であります。これはイギリスの制度が下敷きになってるんです。イギリスの制度は、法律でやってますが、我々の方は一切法律を排除する、法定機関ではないという、そういうものが基本的になっておりますが、今後その運用については、具体的な運用マニュアルみたいなものを作っていかなければいけないかなと思っておりますけど。評議委員というものを作ろうと。委員の方を7名程度選んでいただこうと、そういう考え方でございまして。評議委員ていうのは委員を選出するだけの機関という形になっております。委員会の結論は勧告ないしは見解という形で発表をいたしまして、いわゆる勧告、見解でございまして裁定力というものは持っていないと言う考え方になっているます。この辺のところで私どもは放送の表現の自由、言論の独立、と言うものは維持できるだろう、こういう風に考えた次第でございます。

舛方アナ: では、具体的に『苦情対応機関』とは、どういった活動をする機関なのでしょうか。番組審議会では、氏家社長の趣旨説明を受け、様々な意見が出されました。

山王丸アナ: その内容を御覧いただきましょう。

坪内委員: 放送法令、番組基準に関わる重大な苦情云々とありますが、今までの歴史の中でそういうことに関わる苦情としては、どれぐらい考えられるんですか。

氏家社長: 非常に近い例はですね、松本サリン事件の時に、最近の事例ではこれは最大の問題だったと思います。これは反省すべきだなと思ったのは、確かに日本の警察は優秀だと思うんですが、その情報だけに頼っては、曲がったときにえらい問題が起こるという事を痛感しましたね。

なだ委員: 例えば、コマーシャルやなにかに対する苦情みたいなものは。

氏家社長: 広告審査機構という、これは同じようなのもありますから、問題のときはそっちに行くと思います。

日野委員: イギリスではどういう問題になっているんですか。今まで、日本語で苦情といわれると極めてなにか小さくて、ごみの捨て方が何とかという、非常にスケールの小さいプライベートなことのように、この苦情という言葉は日本語ではそうですけど。

氏家社長: イギリスなんかの場合は、いわゆる、人権侵害と利益の侵害という点がかなり大きく出ているみたいです。我々が主として考えているのは、人権と利益の侵害、こういうことについて考えておりますから。

日野委員: 苦情という言葉があまりいいネーミングじゃない。

氏家社長: いや、全くその通りです。

清水委員長: いずれにしても大変重要な問題ですし、実現しなければならないところにきているので、ひとつ民間放送連盟の会長としてもたいへんなお役目なんでよろしくお願いしたいと思います。

氏家社長: よく分かりました。

舛方アナ: 「苦情」とは質疑応答にもございましたように、とくに、人権侵害と経済的利益の侵害に関わることを指します。よりよい、公正な放送を目指してのこうした機関の設置を皆様はどうお感じになるでしょうか。

山王丸アナ: この後、第306回番組審議会は、今回で1年の任期を満了された、視聴者代表の中村委員のご挨拶をもって閉会されました。

中村委員: こうして、ここで1年間過ごさせていただいたことで、少しでも視野が広がっていったかなと思って、喜んでおります。私に取りましては大変有意義な1年間でございました。今日を持ちまして任期終了となりました。ありがとうございました。

山王丸アナ: 「あなたと日テレ」では、皆様からのご意見をお待ちしております。まずお手紙、おはがきの宛先は、

郵便番号102の40、日本テレビ「あなたと日テレ」の係まで。

     電話番号は、03-5275-4390
     ファックス番号は、03-5275-4505
     お電話、ファックスは24時間受け付けております。

舛方アナ: どうぞご意見をお寄せ下さい。それではまた来週お目にかかります。




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