小川アナ:
視聴者の皆様と日本テレビを結ぶ『あなたと日テレ』。この番組は、日本テレビの番組に対する視聴者の皆様から寄せられた御意見や御批判に耳を傾け、今後の番組作りに役立てていこうというものです。

今朝は、今月2日に開かれた日本テレビネットワーク「番組審議会」全国委員長会議の内容を報告させていただきます。

山王丸アナ 小川アナ
山王丸アナ: 今回の会議は系列各局の委員長が出席して放送をめぐる諸問題について意見を交換し、今後の番組審議会の活動に役立てようと言うものです。
始めに日本テレビの氏家社長が挨拶を行いました。

氏家社長: お忙しいところ、麹町までお出でいただきまして誠にありがとうございます。心から御礼申し上げます。 最近、テレビをめぐる行政というものが急速に変化しております。これは経営的な面でも、あるいはメディアが増えるという技術的な面でもそうでございますけれども、コンテンツ、ソフトでございますね。放送ソフトに対する要望と申しますか、注文というのが非常につくようになりまして、4、5年位前から比べますと本当に様変わりした状態でございまして、視聴者の皆様から、あるいは視聴者団体からの御要望もございまして、私どもといたしましては、コンテンツに内容につきまして、今までも注意に注意を重ねてきたつもりでございますけれども、さらに一段と注意を重ねて作って行かなければいけないという状況に到達したという訳でございます。それにつきましては、本日ここにお集まりの番組審議会の委員長、先生方の御指摘、御教授に依るところが極めて多いわけでございますので、ぜひ、今日は、日本テレビ及び系列局が流している番組ということだけではなしに、広くテレビ一般のコンテンツとしてのテレビ一般の御議論を願えれば、非常に有り難いと思っている次第でございます。

小川アナ: 続いて日本テレビの番組審議会、多湖委員長から、会議のテーマである「放送をめぐる諸問題」について発言がありました。

委員長: 今年に入りましてからも、実に様々な事件が、政界を始めとして社会全般に起こっております。私共は毎日のように、今まで考えたことも無かったような問題を突きつけられているのが実状でございます。こういう中で、マスコミ、特にテレビの影響力というのは、今、肥大化したわけでございまして、しかもメディア自身が今大きく変わろうとしています。御承知の様に、多チャンネル時代、もうほとんどデジタルの世界に変わって参ります。恐らく、数百と言われるチャンネルが流れる様になりますと、テレビ業界そのものの性質も大きく変わってくる。それに伴いまして人権問題、その他取材の姿勢の問題、様々な問題が巻き起こっております。本日、皆様を全国からお迎えいたしまして、テレビ、放送全般に関わる問題について御審議いただきます事を極めて時期を得た事だろうと思っております。今日は御一緒に放送という問題について、深い御審議を賜りますようにお願いを致しまして、御挨拶に替えさせていただきます。

小川アナ: 会議ではこの後出席した15局の委員長から色々な意見が出されました。その発言の要旨をご紹介します。

山王丸アナ: 札幌テレビからは、21世紀に向けて、今、私達が抱えている様々な問題を取り上げる番組が必要ではないかとの提言が出されました。

青森放送からは、事件をエンターテイメントにしがちな傾向が見られるとし、ニュース番組の見直しと、信頼される報道姿勢を守る事が、必要だとの発言がありました。

小川アナ: 宮城テレビからは、バラエティ番組での日本語の乱れやマナーの低下が目立つと指摘し、人を育てるという意識を持って番組作りに当たるべきだという意見が出されました。

山形放送からは、国民に大切な政治や経済政策について、より分かり易い番組を作って欲しいとの要望が出されました。

山王丸アナ: テレビ新潟からは、視聴率だけが注目されており、視聴率の陰に隠れた大事な社会のニュースを見落としていないかとの指摘がありました。

山梨放送からは、深夜から明け方にかけて若者向けの番組が集中している事への疑問が出されました。

小川アナ: 富山の西日本放送からは、テレビにとって信頼感が最も大切である事、そのためには、視聴率に左右されず、良質な番組を放送し続ける局の姿勢が求められている、との意見が出されました。

福井放送からは、地元をテーマにした番組を作り、地域に貢献するという立場から、自主制作番組を今より強化すべきだとの提言が出されました。

山王丸アナ: 静岡第一テレビからは、視聴率の高さと番組の質が必ずしも一致しないことを踏まえた上で、ニュースやワイドショーなど番組制作には様々な手段や方法があって良いのではないかという指摘がありました。その上で民放連の報道指針に期待をするという意見が出されました。

山口放送からは、報道番組に限らず、系列各局が自主制作した地道な番組をもっと全国ネットで放送して欲しいとの要望が出されました。

小川アナ: 西日本放送からは、言葉の問題に対する指摘があり、出演者の不用意な発言や不十分な認識でのコメントが如何に人を傷つけるかと言う発言がありました。

高知放送からは、放送界全体が向上する為には、番組審議会の機能を充実させ、活性化する必要がある。また、報道する側の姿勢として、被害者のプライバシーの侵害に最も気を配らなければいけないという指摘がありました。

山王丸アナ: 長崎国際テレビからは、学校では「心の教育が必要」と報道しながら、家族で見る娯楽番組は心の教育とは異なる低俗な内容になっているのでは、との厳しい指摘がありました。

鹿児島読売テレビからは、大事件の報道について、一過性の扱いに終わることなく、節目、節目に繰り返し、多面的にその後の状況もフォローしていく必要があるとの意見が出されました。

最後に、読売テレビからは、凶悪事件が相次いだ事から、報道に際しては終始、民放連の報道指針に沿って、取材やコメントに細心の注意を払った事が報告されました。

小川アナ: 各局の委員長から多くの貴重な御意見や御指摘をいただきました。これに対し、日本テレビの萩原編成局長から、テレビはファミリーを対象としたいわばデパートであり、各世代に合わせて視聴していただけるよう番組編成をしています。今後、衛星チャンネルが増えていく中、ネット局が協力し制作体制を強化、ソフト制作に当たらなければなりません。そのためにも今回の深夜枠ネット局制作の番組を放送することを主目的として編成しましたので、今後とも御協力、御支援いただきたいと答えました。

山王丸アナ: また、2日目は番組審議会の事務局担当者会議が開かれました。

小川アナ: 会議には、委員長会議に出席した系列16局の番組審議会担当者が出席しました。

山王丸アナ: まず、日本テレビ側から、10月から施行された放送法の番組審議会に関する施行規則の主な改正点について説明が行われました。

今回の主な改正点は、番組審議会の活性化をはかるのが目的で「公表」と「報告」についての2点です

まず、「公表」の方法については、当該放送事業者が行う放送、いわゆる自社放送での公表を義務づけています。そして、番組審議委員の出席者の氏名や議題、及び、審議経過の概要などを記載した書面文書を当該放送事業者の各事務所に備え置きするほか、出来るだけ多くの公衆が知ることが出来るようにするとしています。

小川アナ: また、番組審議会の「報告」の方法については、訂正、取り消し放送の実施状況、視聴者からの苦情や意見の内容を分かり易く、文書で報告すべきだとしています。

放送法の一部改正についての説明の後、系列各局から、視聴者対応番組の実務状況や内容紹介、番組審議会の運営状況や議題などについて報告が行われました。

山王丸アナ: 尚、来年も今回参加出来なかった系列各局を招いた、番組審議会委員長会議と事務局担当者会議を開くことにしています。

小川アナ: :今回の放送法改正のねらいは、テレビ局と視聴者の皆様が意見をより交わせるようにしてゆこうというもので、『あなたと日テレ』では、こうした改正に先がけて皆様の御意見や苦情を取り上げて来ました。これからも皆様の声をより多くお伝えして参りたいと思っております。 最後に「放送と人権等権利に関する委員会」のお知らせです。

この委員会は民放各社とNHKが放送した番組について、権利侵害に関わる苦情を中心に、苦情申立人と放送局との話し合いが相いれない問題を扱います。詳しくは、委員会事務局までお問い合わせ下さい。

郵便番号102 東京・千代田区紀尾井町1-1
          千代田放送会館内
電話番号は03-5212-7333です。

山王丸アナ: 「あなたと日テレ」では、皆様からのご意見、ご感想をお待ちしております。まずお手紙、おはがきの宛先です。

郵便番号102の40、日本テレビ「あなたと日テレ」の係です。

     電話番号は、03-5275-4390
     ファックス番号は、03-5275-4505
     お電話、ファックスは24時間受け付けております。

小川アナ: どうぞご意見をお寄せ下さい。それではまた来週お目にかかります。




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