金子アナ:
視聴者の皆様と日本テレビを結ぶ『あなたと日テレ』。この番組は、日本テレビの番組に対して、視聴者の皆様から寄せられた御意見や御批判に耳を傾け、また、テレビ番組についての様々な疑問にお答えして、今後の番組作りに役立てていこうというものです。
今村P 神蔵P 櫨山P
山王丸アナ: 皆様御存知のように、この7月より日本テレビ系列では3本のドラマをスタートさせました。それぞれのドラマは、お茶の間の心をしっかりつかみたいという気持ちで製作されています。 でも、色々な批判があることも事実です。

金子アナ: そこで今日は、ドラマの責任者、プロデューサーにおいでいただき、皆様の御批判、御意見にお答えして参りたいと思います。

山王丸アナ: ご紹介いたします。
毎週月曜日よる10時からの「凍りつく夏」のチーフプロデューサー、読売テレビの今村紀彦さん。
毎週水曜日よる10時からの「お熱いのがお好き?」担当の日本テレビ神蔵克プロデューサー。
毎週土曜日よる9時からの「ハルモニア」の日本テレビ櫨山裕子プロデューサーです。

では、まず3本のドラマを簡単にご紹介したいと思います。

『凍りつく夏』
温かい家庭を夢見て子連れの夫と再婚した妻。
ところが、その夫は子供たちを虐待していたのです。
妻はその嵐にどう立ち向かい、子供達を救えるのか。
これは、家庭の絆の大切さと人を愛することの意味を問う、社会性溢れるサスペンスタッチのドラマです。

『お熱いのがお好き?』
国の重要文化財に指定されてしまった「銭湯」を舞台に、単純で素直で乗りやすい三兄弟が繰り広げる、抱腹絶倒のホームコメディー。
何しろ、蒸発して行方知らずの父の内縁の妻と称する女性が現れたのだから、もう大変。

『ハルモニア』
不幸な境遇に育った音大生でプロのチェロ奏者を目指す主人公は、言葉を忘れた不思議な女性を愛してしまいます。
彼女は、音楽を通してしか心を開かず、悪魔の心と天使の心を合わせ持つ女。
2人の愛はどうなるのか。

金子アナ: 夏のドラマ3本を簡単にご紹介しましたが、皆さん、特にここを注目して欲しいという点はありますか?今村さん。

今村プロデューサー: そうですね、今の時代、家族というものが見えなくなってきてしまっている、家族というものが大切な部分というのがあるので、その家族の新しい形の再生というものをこちらでドラマとして表現して、視聴者の皆様と考えて見たいということで企画しました。

金子アナ: なるほど。「お熱いのがお好き?」はいかがでしょうか?

神蔵プロデューサー: こちらも家族というのがテーマになっていますが、最近見たことのないタイプのホームドラマで、年配の方が見ると、昔懐かしいドラマという印象があると思いますし。

金子アナ: セットも凝っていますし。

神蔵プロデューサー: そうですね。あと、若い人から見ると、最近なかった新鮮なドラマに映るだろうと思いますので、その辺を注目して欲しいと思います。

金子アナ: そして「ハルモニア」は?

櫨山プロデューサー: 土曜の9時枠というのは、今まで派手なけれんと言うのを売り物にしていたわけですけれども、もうちょとじわっとした恐さであったり、初のと言ったらおかしいですけれども恋愛ものなので、今まで見ていた若めの方から30、40くらいの方まで、見られる感じの、ちょっと層を広げようという感じですね。

金子アナ: 視聴者の皆様は、どうご覧になっているのでしょうか。 この3本のドラマについて、きびしい意見を中心に街の声を拾いました。


インタビュアーQ: 「凍りつく夏」について…。

女性A: 「凍りつく夏」は、恐いです、見ていて。でも現実にありそうなんでやっぱりいいと思います。

男性A: 番組的にある意味で視聴者にそういうことを知らせるのもあるけれど、かえってそういうのをエスカレートさせるというのがあるから、もう少しいいような感じのがいいんじゃないかと。

男性B: 子供の人たちいるじゃないですか、あの人達ちょっと浮いてるかなと。佐野史郎さんの演技について行っていないみたいな感じ。

インタビュアーQ: 「お熱いのが好き?」について…。

女性B: 田中美里さん、すごい好きで見てたんですけれども、第1回目で、あの人っぽくないって言うか、なんか、大騒ぎしているのがちょっとうざいと思ったんですけれども。

男性C: なんか演技がガキくさいんですよ。なんかわざとらしい。こんなお風呂に落ちちゃってみたいな。

インタビュアーQ: 「ハルモニア」について…。

女性C: ちょっと暗い。もっと楽しい部分があってもいいと思います。

女性D: 光一と中谷美紀をくっ付ける時点で嫌、みたいな。プラスとプラスはないだろうみたいな。光一を出すのなら、もうちょっとマイナーな子とか。


金子アナ: このほかにも御意見が届いています。

山王丸アナ: 『ドラマ「凍りつく夏」は冒頭から暴行シーンが映し出され、とてもショッキングでした。家庭内暴力や幼児虐待ということをテーマにすえることにどんな意味があるのでしょうか。子供への悪影響が心配です。』

こう言った御意見です。

今村プロデューサー: まず家庭というのは密室だと思っていて、勿論その中には普通に考えれば親子の愛がある。ところがそこに憎しみが入った場合にはそれが一層大きくなっていくと。その中から一旦、壊れかけの家庭が潰れて、どういうふうに立ち直って行くかっていう姿を全11話を通して描きたいと。ただ、一話から室井滋さんという、非常に明るくて強くて、愛をいっぱい感じるようなキャラクターの人をセンターにおいて、暴力シーンとか幼児虐待とかが、それ程強く出ないようにしていますし、最小限の中で、一番最初は壊れているというところから立ち直って行くという家庭を描きたいということで、若干ですが頭の方では出てくると。後半では生きる光を見つけるのではないだろうかというストーリーで作っております。

金子アナ: 難しいテーマですが、あえて正面から取り組んでいるわけですね。 それでは、「お熱いのがお好き?」についての御意見です。

金子アナ: と言うお葉書です。

神蔵プロデューサー: 本来の性格と言うのがなかなか難しい所でありますが、恐らくそのお葉書を下さった方は、椎名桔平さんであるとか田中美里さんであるとかの起用がひっかかっているのだと思ってまして、今までコメディーに挑戦したことのないお二人なので、かなり見慣れていないお二人の演技、キャラクターだと思うんですね。

金子アナ: 田中美里さんについてはVTRの中にもありましたね。

神蔵プロデューサー: 実際の、本来のキャラクターを活かすつもりでキャスティングをやって、ああ言うキャラクターを演じてもらっているつもりなので、そういうのがかみ合っていないという印象を持った方がもしいたらですね、また今度1回見ていただくと、回を追っていくとともに、役者の方々のお芝居も馴染んできて、本当の家族っぽい、落ち着いて見れるコメディになってきてると。どんどんドラマも成長して来ていると思うので、最初から決めつけないで、もう1回見てくれると良いなと思います。

金子アナ: 続いては「ハルモニア」についてです。

山王丸アナ: 『土曜日よる9時の「ハルモニア」は、一見、大人の恋愛ドラマ調なのですが、超能力など子供っぽい所もあり、話が分かりにくい感じがします。
もっと、大人向けか子供向けかをはっきり設定したほうがよいのではないでしょうか?』

櫨山プロデューサー: さっきも言ったんですけれども、特にドラマで大人向け子供向けっていう分け方をすること自体がナンセンスで、逆にこちらから言えば、広い層に見ていただきたいと思っているので、あえてこういう作りにしているというか、さっきの「凍りつく夏」の話にちょっと関係あるかも知れないけれど、あくまで問題提起のいろんな面でドラマ的なけれんというのがあって、だけれども問題的に対して終息していく部分というのは、非常に前向きだったりとか、誰かに対する心だったりするっていうところをまあ、もうちょっと意識していただけると嬉しいなっていう感じがするんですけれどもね。

金子アナ: なるほど。この辺りはドラマの中で伝えたいことも色々とお有りになるのですね。 さて、まだまだ始まったばかり。これから佳境に入っていくとわけですが、これからの見所を。

今村プロデューサー: 主人公の室井さん含めて、心の傷を負うんですけれども、どうしても、自分は心の傷を負っているからとか、学校のせいだとか家族のせいだとか、人に転嫁しがちな世の中で、そうではなくて、一番自分に責任があって、その代わり自分を愛せると言う中で、どんなに傷ついても生きてたらええ事あるやんかみたいな、というような、少し辛口なハッピーエンドみたいなところを狙って、最後までストーリーが分からないように作りたいと思いますので、是非ご覧下さい。

神蔵プロデューサー: 今村さんの方は、辛口のハッピーエンドなら、こちらはものすごく分かりやすいハッピーエンドという、全く切り口の違う、アプローチの違うドラマになっていますので、それぞれ人間関係が色々複雑な事があるんですけれども、やっぱり人と人が一緒に暮らすと言うことは煩わしいけど楽しいよね、という、そういうところがストレートに伝わるドラマになっていると思うので、その辺を楽しんで頂きたい。

櫨山プロデューサー: 今までにない、究極に人を愛する気持ちっていうのを最終的なテーマにしているので、小学生でも分かるし、お母さんでも分かるっていうところを最終形にしていきたいなと思っております。

金子アナ: 今後ともこの夏3本のドラマを是非ご覧頂きたいと思います。

今日は、7月からの新ドラマ3本について皆様の御意見を伺いました。 今日はありがとうございました。 それでは最後にお知らせです。

『放送番組の制作では、個人の名誉やプライバシーなど人権に対して細心の注意を必要があります。でも万一、貴方の人権を侵害してしまったら、BRO。
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     BRO「放送と人権等権利に関する委員会機構」
     03-5212-7333

山王丸アナ: 「あなたと日テレ」では、皆様からのご意見、ご感想をお待ちしております。
まずお手紙、おはがきの宛先です。

郵便番号102-8040、日本テレビ「あなたと日テレ」の係まで。

     電話番号は、03-5275-4390
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     お電話、ファックスは24時間受け付けております。
     皆様からの御意見をお待ちしております。

金子アナ: それではまた来週お目にかかります。




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