金子アナ:
視聴者の皆様と日本テレビを結ぶ『あなたと日テレ』。この番組は、日本テレビの番組に対して、視聴者の皆様から寄せられた御意見や御批判に耳を傾け、また、テレビ番組についての様々な疑問にお答えして、今後の番組作りに役立てていこうというものです。
山王丸アナ 金子アナ
山王丸アナ: 今朝は第321回日本テレビ放送番組審議会の模様をご覧頂きます。
まず、荻原編成局長より10月期の番組編成について報告がありました。

金子アナ: 荻原編成局長は、
「日本テレビの番組は、視聴率的にも好調を持続していていること」を挙げ、「若干の手直しは必要」としながらも、「大幅な改編はしない」と発言。
そして、今期3本の新しいドラマについて説明がありました。

山王丸アナ: では、新しく始まる3本のドラマを簡単にご紹介しましょう。

金子アナ: 10月12日、月曜日スタートは「奇跡の人」
交通事故で全ての記憶を無くし、8才程度の能力に回復した青年の純粋さ、生きる情熱に惹かれていくOLの恋を軸に、青年の恐るべき過去が次第に明らかになっていくサスペンスラブストーリーです。 10月14日、水曜夜10時スタートは、「世紀末の詩」
このドラマは、生きることに絶望した2人の男を通して、真実の愛を探る、今世紀最後のラブストーリーです。主演は魅力的な竹野内豊さんです。 10月17日、土曜日夜9時からは、「P.A.プライベート・アクトレス」
以来を受け、報酬と引き替えに、ある人物を演じる女子高生が人々に、希望を与えていく感動のドラマです。新しいタイプのアイドル、榎本加奈子さんが主演。

金子アナ: さて、番組審議会は10月期編成報告の後、合評に入りました。
今回取り上げられた番組は「ザ!鉄腕!DASH!!」。今年4月から深夜枠から、日曜夜7時に移行し1時間番組でスタートした番組です。

山王丸アナ: 日常でバカバカしいかも知れないけれども、一度は試してみたい、やってみたいことを、 TOKIOが街を舞台に遊び感覚で、しかも真剣に実験してみせるバラエティです。
犬は家へ帰れるか?日本の真裏の地点へ行ってみようなど、興味をひく実験がいっぱいの番組です。

金子アナ: 「ザ!鉄腕!DASH!!」の合評、どんな意見が出たのでしょうか。ご覧頂きましょう。


委員A: この番組に限らず、ゴールデンタイムに移ってから、深夜の時ほどのパワーを感じさせないで、面白くなくなったような番組が多いように思うんですね。まず、時間が倍になったことでコンパクトな面白さが無くなって、少し間延びした感じがするのではないか、あと回を重ねるごとに、どうしてもマンネリになるのではないか。ゴールデンタイムという事で、深夜の時と違って、何か規制があるのではないか。本当にあくまで個人的な考えなんですが、主婦としてはこの時間帯にテレビの前に落ちつくというのは無理な時間帯という事。以上、すごく自分勝手に考えてみました。で、常に新しい企画、魅力ある企画で、パワーを持ち続けていくのは大変だなと、つくづく思いました。

委員B: 日曜日のああいう時間帯ですので、安心して子供たちと一緒に見られる、そういう意味では非常にファミリーに向いている。それなりに面白いかなと思って見終えたのですが、途中頃から、やや、やっぱり冗長冗漫になっているのではないかという感じを受けました。やや長すぎるかなと。それからゲストの方が、ほとんどこの時は発言を申されなかったと思いますが、もし一言解説をしてくれると、子供がそれなり参考になるというか、得るところがあるのかなという気が致しました。

委員C: 何か力比べの番組かなという感じがしまして、実際見てみますと、鉄腕という別段力持ちの人が出てくるわけでも無いし、タイトルと内容が結びつかないという印象がありました。それから、この番組自体が、作っていないようで、多分裏で周到な準備をされていると思うんですね。そこのところを、すごく自然に見せるというのは難しいことかとは思うのですが、いろいろ準備をされてハプニングの画面になることもあるでしょうし、無いこともあるかも知れませんが、スタッフが準備されて苦労した部分を、なぜ苦労をしたのかとか、どういうことがあったのか、というようなことで、番組に組み込んでいくとより面白くなるのではないかと思いました。

委員D: あれだけの時間ですと、事柄が事柄の進行、あるいは物語が流れていくだけだと、人間は大抵見ていて退屈になるんですよ。途中から、問題意識が少し深くなっていかなければいけないんですね。ただ流れるだけでなく、奥行きを持っていかなければならない。ですから、そういう社会的、政治的なことも少し入れて関心を深くしていくと、退屈しないだろうと思うんです。パワーを出すというのは何も大きな声を出すことではないと思うんです。

委員E: テーマが微笑ましいというか、ばかばかしいと言ってしまえばそれまでですが、微笑ましいというか、何となくほんわかしたもので、それも大変好感を持ちました。何と言っても、人気のあるTOKIOのグループがやっていることで、身近に感じてもらって、じゃ、もっと自分たちで不思議を解いてみようと感じる子は感じてくれるのではないかと思います。ですから、普通のガチャガチャした番組とは違って、だからどうした、それが何だというものではないような気がして、大変面白かったと思います。

委員F: 「ザ!鉄腕!DASH!!」というタイトルだと、やっぱり若い人向けになってしまうかも知れませんが、内容からすれば必ずしもそうではないので、全ての人が安心して見られる番組ですので、タイトルをもう少し何か他の人にも受けるようなタイトルであった方が、より望ましかったという感じがします。
今回、取り上げております「子犬の帰巣本能」でありますが、時には犬の視点に立つというのでしょうか、カメラをぐっと下げて、犬の視線でもって周りを見るというような、そういうところを時々入れてくれたら、なお面白いものが出来たのではないかという感じがしました。

委員G: ほどほどに楽しめるという作りでは、とてもうまく出来ているなという感じを持ちました。ただ、これが受けてすぐ他の局も同じような事をやって、若い人達が見てる側が、もう既にそういう反応が出てきているという辺りは、本当に回転が速いので、やっぱりここのところを引き締めていただかないと、という感じがしたのと、それからある意味での、だらだら性があるんですが、このだらだらは深夜の方が気持ちよく見てたかなというのが正直な印象です。ですから、これが7時になったことで、やはり見る時間帯によって、その辺の微妙な違いってあるのだろうと思うので、その辺りは作る方は難しいところだと思うのですが、その辺もう少しプラスしてお考えいただければいいのではないかと感じました。

委員H: 若い大人が何でこんなバカバカしいことを、と言う印象が、どうしても拭えないわけです。もし、何か途中で、ものにぶつかった時あるところにぶつかった時、大人だったから出てくる反応みたいなもの、或いはコメントみたいなものが出てくれば、片方でバカバカしいとは笑いながら、やっぱり、そう言えば面白い点があるというふうに、視聴者も少しはバカバカしいだけじゃなくて、何か情報を得たという感じになると思うんです。

副委員長: TOKIOというこのタレントは、この頃の青年にしては珍しく純朴で素直で辛抱強くて、あっちだこっちだとやるあのパーソナリティというのはすごいですね。 あくまでも娯楽番組として徹底的にやっていかれたら、素晴らしい娯楽番組として成り立っていくのでは無かろうか、こういうふうに思いました。素晴らしいタレントだと思いますよ、素直で。タレントの中にあんな素直なタレントがいるのかなと思いますよ。そうお伝え下さい。

委員長: 確かに、本当にたわいなく面白いと言えば面白いんですが、これは御承知のように、犬の帰巣本能とか、こういう類の問題というのはかなり前に、相当いろいろな研究がありまして、大真面目でこれを取り上げると大変な科学番組なんですが、そういうことをちらっとどこかで、科学番組的でなくて、何となく入れていくと、何気ないことでも結構そういう深さのある問題であることを匂わせる事が出来ると、そうするを子供がそこから面白がって何か勉強をしようかということにも繋がって行くんじゃないかという気もしました。


金子アナ: 御意見をいただいた制作者側は、「TOKIOが予備知識を得ずに、体当たりの実験体験をすることで、視聴者に感動を与えたい」と狙いを明らかにし、「ご指摘の内容については今後、改善したい」と答えました。

山王丸アナ: 活発な意見交換がありまして、第321回日本テレビ番組審議会は終了しました。

金子アナ: これからもお茶の間の皆さんの御意見を活かしつつ、より良い、興味深い番組を作っていきたいと思います。
今日は第321回日本テレビ放送番組審議会の模様を御報告しました。

それでは最後にお知らせです。

『放送番組の制作では、個人の名誉やプライバシーなど人権に対して細心の注意を必要があります。でも万一、貴方の人権を侵害してしまったら、BRO。
BROは放送による人権侵害を救済する機関です。貴方とテレビがもっと良い関係になる為に。』

     BRO「放送と人権等権利に関する委員会機構」
     03-5212-7333

山王丸アナ: 「あなたと日テレ」では、皆様からのご意見、ご感想をお待ちしております。
まずお手紙、おはがきの宛先です。

郵便番号102-8040、日本テレビ「あなたと日テレ」の係まで。

     電話番号は、03-5275-4390
     ファックス番号は、03-5275-4505
     お電話、ファックスは24時間受け付けております。
     皆様からの御意見をお待ちしております。

金子アナ: それではまた来週お目にかかります。




|あなたと日テレ|HOME|