金子アナ:
視聴者の皆様と日本テレビを結ぶ『あなたと日テレ』。
この番組は、日本テレビの番組に対して、視聴者の皆様から寄せられた御意見や御批判に耳を傾け、今後の番組作りに役立てていこうというものです。
山王丸アナ 金子アナ 原口委員
山王丸アナ: 今朝は、日本テレビ放送番組審議会の原口恵美子委員におこし頂きました。

原口委員: おはようございます。よろしくお願いします。

金子アナ: 今週は、先ず、視聴者の皆様から寄せられましたご質問やご要望にお答えしてまいります。

山王丸アナ: まず最初は、時刻のスーパーに関するご要望です。

『我が家は毎朝「ズームイン朝」を観ながら家族が食事をして学校や会社に出掛けています。画面には、常に正確な時刻が表示されているので便利で助かります。
ところが、午後になると時刻の表示がありません。専業主婦の立場としても午後もずっと時刻を表示してくれるととても助かるのですが・・・。』


という様なご要望を頂きました。

金子アナ: よく画面の左上にあります、時刻のスーパーに関してです。 この様なご感想をお持ちになられたことはありますか。

原口委員: 忙しい朝は、本当にながらで番組を見ておりますので、時計代わりにしてすごく便利に利用しています。 朝が一番必要なんですよね、時計というものが。 1分1秒が大切なので、よく見ておりますが、昼も少しは表示してあるように思うんですが。

金子アナ: 私達も改めて、質問を頂いて、はたと気付くところもありました。
この「時刻スーパー」については、主に朝の通勤・通学前とお昼の時間、それに、主婦の方が家にいることが多い夕方に表示しております。 ところが、この時刻スーパーに関しては、非常に便利であるという意見もありますが、本来の番組の演出上、邪魔になって、うるさいという意見があるのも事実です。 その為、現在のところ、特に時間が重要と思われる朝から昼、そして夕方に表示しているということです。
確かにドラマ等では、時刻が入ってしまうとちょっと興ざめのところもありますからね。

山王丸アナ: 映像そのものが見たいという場合もありますから。

金子アナ: そのため、朝と夕方に表示しています。

山王丸アナ: 続いては、ご質問です。

『ワイドショーを良く観ています。番組の中ではいつも新聞の紙面を紹介するコーナーがあり、テレビのニュース以外にどんな話題があるのかを知る上で参考になります。
ただ気になる事ですが、新聞の記事には、小説や絵画のように著作権のようなものはないのでしょうか?』


というご質問を頂きました。これは確かにそうですね。

金子アナ: 最近、新聞の紙面を紹介することが増えてますからね。

原口委員: そうですね。初めて朝のワイドショーに新聞紙面が出たときは、これはすごいと思いました、画期的なことだって。
普段、家では、だいたい一紙か二紙とかそれぐらいしか読みませんけど、居ながらにして各紙をチェックできるっていうか、スクープとか違いとかが分かって、本当にいいなと思いました。
それで、著作権は考えたことはなかったんですけど、こういうふうに出るということは、新聞社側も宣伝にもなりますし、きっとテレビ局側も何らかの対応はされているじゃないか思うんですね。

金子アナ: 確かに鋭いところをついていますね。 著作権というものは、やはりあります。
新聞については、毎回、新聞の内容をネタとして扱うコーナーを持つ番組に関しては、各新聞社と契約を結んでいます。
また、書籍・雑誌については、その使用ごとに、著作者・出版社等に許可を得て、使用しています。
その際、基本的に、使用した新聞名・書籍名・雑誌名もしくは、著作者の名前を表記するようにしています。

山王丸アナ: ちゃんと著作権はあるんですね。続いてもご質問です。

『普段、毎日のニュースを見ていて、ある事に気づきました。 よくニュースで、○○大臣とコメントしているにもかかわらず、その時のスーパーでは「○○相」と打っています。何故でしょうか?』

コメントとスーパーの違いについてのご質問です。

金子アナ: 私もニュースを担当していますが、なかなか鋭いですね。 原口さん、お気づきになりましたか。

原口委員: 普段は聞き逃して、気づかなかったんですね。
この意見をお聞きして、総理大臣と首相の違いってどうなのかって、 思わず息子の憲法の教科書を見てしまいました。 それで、番組を改めて見ますと、おっしゃられるとおりに使っておりました。
息子が言うには首相は単純に言いづらいからじゃないか、と言うんですが、 どういうふうに使い分けておられるのか、お聞きしたいと思います。

金子アナ: 私、個人的に、首相は言いにくいです。
この件につきましては、日本テレビでまとめました『放送で気になる言葉』という小冊子に事例がありまして、「××大臣」「××相」の違いですけれども、

官庁の組織としての「××省」と発音が同じになる場合が多いので、大臣の通称である「××相」というのは、原則として音声では使わないことにしております。 正式の「××大臣」を使用することにしております。
ただし、画面の文字では「××相」というのは出してもよいということになっている。

山王丸アナ: 耳で聞くだけで、分かりやすいということも基本にありますよね。

金子アナ: という事なんですが、お分かりいただけましたでしょうか。

山王丸アナ: この言葉使いという事で、このような事例も挙げられています。

・「〜さん方から出火」
・「〜さん方に押し入り」


こういった言葉使いをすることがあります。これもちょっと気になる言葉使いなんですね。

金子アナ: これはよく新聞記事などで目にする、いわゆる書き言葉専用の言い回しなんですね。
日常の会話では、「〜さん方から出火した」とは言いませんね。
これは私達も気をつけておりまして、放送の場合には、私達も最終的に原稿を読むときに「〜さんの家から火が出て」のような言い回しにするようにやわらかく、分かりやすくするように心掛けております。

山王丸アナ: もう一つ、言葉使い。こちらですが

「役不足」
・「こんな大事な役目は私には役不足で務まらない」
・「経験の浅い彼にはもともと役不足だった」


これは実は正しくない用法なんですね。

金子アナ: 「役不足」という意味は、 ベテランの役者さんなどが、半端な役を振られたようなときに使う言葉が「役不足」なんですね。
つまり、力量に対して役割が軽すぎるという意味で、「役・不足」という言葉が使われるわけです。
ですから、「荷が重すぎる」、「大役すぎる」の意味ではない。
「こんな大事な役目は私には役不足で務まらない」、 「経験の浅い彼にはもともと役不足だった」、これは気をつけた方がよいですね。

山王丸アナ: 実は謙遜しているつもりが、思わず自慢になってしまうかもしれない、ちょっと気をつけたいですね。

金子アナ: 視聴者の皆さまも是非、気をつけて頂きたい。これはご存知でしたか。

原口委員: いいえ。難しいですね。

金子アナ: ついつい使ってしまうのですが、私達も気をつけて放送などでは使うようにしています。
さて、ここで1月26日に開かれました第324回日本テレビ放送番組審議会の報告をさせて頂きます。

山王丸アナ: 今回は、「年末年始の番組」について話し合いが行われました。

金子アナ: この中では多くの委員から1月2日、3日放送の箱根駅伝を高く評価する意見が出されました。
中継の技術、緊張感を持続させる構成など、完成の域に達している、という意見が中心でしたが、伝え方が有名校・伝統校に偏らないように配慮して欲しいという意見も出されました。

山王丸アナ: このほかにも、1月4日放送の『はじめてのおつかいスペシャル』など楽しく見る事ができた番組もあった反面で、年末年始番組は総じて似通ったタレントが出演しているバラエティー番組が多く、お祭り騒ぎのような感覚についていけなかった。
毎年同じような趣向の物が、繰り返されているので、期待してチャンネルを合わせることもなくなってしまった。
中高年層向けに静かにゆっくり見られる番組を考えても良いのではないか、という意見もありました。

金子アナ: もちろん原口さんも、この番組審議委員会には出席なさっていた訳ですが、改めてどのようなご感想でしょうか。

原口委員: 何の予定もなかったので、テレビを相手に寝正月をしようと私は決めていたんですね。 そうしたら、本当にインフルエンザにかかってしまいまして、本当の寝正月になってしまたんです。
でもそんな高熱の中、見たいと思って最後まで見て楽しんだのは、やっぱり箱根駅伝でした。
熱のせいか、年のせいか分からないのですがスペシャル番組に対して、前ほど楽しみでなくなっている自分があるんですね。 見ればそれなりにおもしろいのですが、敢えて自分でチャンネルを合わせるということがなくなってきたように思います。 普段の編成に戻りますと何だかほっとする、というのが実感です。

金子アナ: 通常の番組の方がほっとする場面もあった、なぜなんでしょうね。 似通ったものも多いからなんでしょうかね。
特に年末年始で気になった、あと好んで見たというのは。

原口委員: スポーツ好きですので、タイトルマッチとか箱根駅伝とかトヨタカップは、好んで見せて頂きました。
それと、引っ張っているなと思いつつ、電波少年はやっぱり見てしまいます。 引っ張り過ぎですよね、とか思いながら。

金子アナ: でも、見てしまったということでしょうか。

原口委員: はい、そうです。それと、先日のスーパーテレビで、若女将さんの軌跡というのをやっていましたけど、これはすごくタイムリーな放送だなと思いました。

山王丸アナ: 相撲部屋の女将さんの。

原口委員: そうなんです。今、相撲で世間を騒がせている問題がありまして、 私はもちろん相撲も好きですので、じっと見ていたんですけど。 相撲に全然興味がない息子も思わずその番組には見入って、お母さん、女将さんてすごいね、かっこいいって感じで感心しておりました。
子供にも相撲には興味を持って欲しいんですけどね。 格闘技が好きな息子ですので、私としては相撲も格闘技だって言って、薦めているんですけど。

金子アナ: なるほど。そうした側面でも、興味を持っていただいているんですね。 本当にご覧になっていただいていると思いますが、これからもよろしくお願い致します。 ありがとうございました。
それでは、最後にお知らせです。

『放送番組の制作では、個人の名誉やプライバシーなど人権に対して細心の注意を必要があります。でも万一、貴方の人権を侵害してしまったら、BRO。
BROは放送による人権侵害を救済する機関です。貴方とテレビがもっと良い関係になる為に。』

     BRO「放送と人権等権利に関する委員会機構」
     03-5212-7333

山王丸アナ: 「あなたと日テレ」では、皆様からのご意見、ご感想をお待ちしております。
まずお手紙、おはがきの宛先です。

郵便番号102-8040、日本テレビ「あなたと日テレ」の係まで。

     電話番号は、03-5275-4390
     ファックス番号は、03-5275-4505
     お電話、ファックスは24時間受け付けております。
     皆様からの御意見をお待ちしております。

金子アナ: それではまた来週お目にかかります。




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