金子アナ:
視聴者の皆様と日本テレビを結ぶ『あなたと日テレ』。 この番組は、日本テレビの番組に対して、視聴者の皆様から寄せられましたご意見やご批判に耳を傾け、今後の番組作りに役立てて行こうというものです。
山王丸アナ 金子アナ
山王丸アナ: 今朝は、毎月1度、放送番組の向上のために行われている日本テレビ放送番組審議会の模様をお伝え致します。

金子アナ: 第327回番組審議会。 ここではまず、新しい番組審議会委員の方が紹介されました。

金井委員: このような席に出席させて頂くことになり大変驚いておりますが、 日常生活の中で家族とともにテレビに接し、テレビに非常に大きな期待を寄せている者の一人と致しまして、何かお役に立てれば幸いでございます。

金子アナ: 金井さんはこの番組、このスタジオにも来て頂くことがあるかもしれません。 どうぞよろしくお願いします。
さて、今回の番組審議会のテーマは『伊東家の食卓』を巡っての番組合評でした。

山王丸アナ: どんな番組なのか、その内容を簡単にご紹介しましょう。
毎週火曜よる7時から放送中の『伊東家の食卓』は、視聴者からの投稿を主体として、暮らしに役立つ知恵や工夫のナンバーワンを決めるお茶の間トークバラエティです。
例えば、「木工用ボンドで汚れをとる方法」と言った「裏技」を紹介。 意表をついた生活情報番組として、注目を集めています。

金子アナ: この番組は、非常に視聴者の皆様からの反響も大きく、『あなたと日テレ』でもたびたび取り上げさせて頂いています。 特にゆで卵のむき方、というのもかなりシリーズ化されましてね。 私も随分と、この裏技にはお世話になっているんですが。

山王丸アナ: ビックリします。毎回。

金子アナ: ある意味で肩の凝らない科学番組にもなっております。
この『伊東家の食卓』につきまして審議会委員の皆さんは、どの様な意見をお持ちだったのでしょうか。それでは、審議会の模様をご覧下さい。


委員A: こういう番組は一家揃って楽しく見ることが出来る。 時間帯も丁度、晩ご飯の終わったあたりでありますし、普段はおそらくは家庭内で阻害されているだろう年寄りが、ここで話題の中心になっていける。この番組が終わった後も、これをきっかけにお年寄りの知恵などを孫あたりに話して非常に心豊かな状態になれるのではないか、そういった意味では、私は非常に楽しくていい番組だなと思いました。
裏技は、この間は7件取り扱っておりましたが、いつもは数が決まっているのでしょうか。それぞれに時間の配分も良かったようにも思いました。 この裏技の中ではやっぱり一番面白かったのは、木工用ボンドで汚れを取るという、あれはなるほどな、そういう方法があったのか、これは参考になりまして非常に面白かったと思います。

委員B: 最初見始めまして、随分所帯じみたテーマを扱っているなというので驚きました。私が他の情報バラエティー番組と違うように感じたところは、もしかしたらあれだけ細かい家庭のいろいろなもの、テーマを引っ張り出して来るというのは、家庭を持っている女性が制作陣に中にもしかしたらいらっしゃる、主婦でないとわからないような細かいところがあったものですから、そういう方も、もしかしたらいらっしゃるのかなと思いながら見ていました。
全体的には面白かったんですが、ああいったテーマは平日の午後に流すようなものではないか、ただ、7時という家族が揃う時間にした内容の、面白く見られる番組というのも、大変いいことだと思いました。

委員C: 大抵僕は意地悪く批評するのは好きですけど、意地悪く言うことが何も無いので、別に本当に大変結構だと思いました。
考えてみたら、あれを考えた人達、そんなに立派な学者ではないですよね。 だけれど、考えてみると近代の科学というか、技術というのはいわば素人がやってるんです。エジソンだって素人ですよ。我々の今、考えているいろいろな科学文明の基本というのは、素人のああいう無名のところの思い付き、あるいは実用の必要に迫られてやった知恵からどんどん出来ているんです。 ですから、何かたわいない番組のように見えるけれど、あの番組は非常に大きな深い番組だと思いました。
それからもう一つ、伊東さんという方が一番のホスト役ですね、あの人のパーソナリティの嫌みのないところがとてもいいんではないですか。あれがもう少しあくの強い人ですと、他の感じも出てきますけど、とても伊東さんという人のパーソナリティが、あれに合っていて感心しました。

委員D: あれをもし『伊東家の食卓』というドラマであれば、あの家族は及第点は貰えないと思うんですね。 週替わりなり日替わりのゲストが、わんさかわんさか出て来て、ガチャガチャ言ってると、すごく目ざわりでうるさい。 でも、あれだけのたくさんの人数がいるのに、あっ、あれは家族なんだ、家族なんだという頭があるものですからごくごく自然に見ることが出来て、それで、過去にクレームが付いたり、いろいろなこともあったように聞いておりますが、全部が全部パーフェクトというわけにもいかないかも分かりませんですね。 ただ、余りにもたくさんどんどん、こんなにいっぱい出てしまって心配しちゃうんですね。これから種が尽きないかなとか、もうちょっとゆっくりして延ばしたらどうかしらとか、余計な心配をしておりましたが、とにかく面白く拝見いたしました。

委員E: 子供達の理科と言うか、家庭科と言うか、そういうものの勉強、あるいは頭のトレーニングのためにもいい番組だなと思いました。 『伊東家の食卓』というのは、それだけ見ると何となくグルメ番組風の印象を受けるんですが、そういう類のことを私の高校生の娘に言いましたら、「親父は発想が単純で、シンプルで駄目だ、食卓と言ったって別に食べ物が無くても、いろいろ会話が弾んで、団欒が行われる、そういう意味なんだ」 と言われて反省いたしました。ネーミングはあれで問題無いんだろうと思います。
ただ、2、3ちょっと気になったと言いますか申し上げますと、家族の構成がそれなりにいい構成になっているわけなので、あの方々の発言がもう少しあるといいのかなというふうに思ったんですが、番組の内容が当初から変わってきたということもあるので、ああいうふうになってるのかなと思いました。

委員F: このタイトルで何かこう、お料理に関係のある番組なのではないか思い込んでおりまして、最初に見た時から大変いい番組だと思いました。視聴者と作っている方々が、いい形で協力して作り上げているという趣がありまして、それがこの番組の非常に大きな魅力になっている気がいたします。
私は思うんですが、今、世の中は経済ですとか、宇宙ですとか、環境ですとか、スポーツ、コンピューターと新しい動きがもう日進月歩で出てきておりまして、意外にそういうのは理解し切れていないと思うんですね。ですから、そういうのを分かり易く噛み砕いて、誰もが分かるように面白く伝える番組というのを、もっともっと増やしていただけると、大変ありがたいと思いました。

副委員長: 表題をいただきました時に、ドラマか、立派なご家庭の食卓を賑わしている、何かその都度食事の内容が変わっていくのかなと、という程度のことを考えていたわけですね。 家の者に聞きましたら、「お父さん、何を言ってるんだ、この番組はなかなか視聴率が良くて、だからお宅は常識がないんだ」と、えらく怒られまして、それはそうといたしまして、こういう番組を一緒に家族が私のような冷やかしや、やってみようかなという、トライしたいということを家族同士でやれるような番組というのは、久方ぶりに素晴らしいなあと思いました。今度は出来るだけ早く帰りまして、時々、これは拝見するようにいたします。

委員長: このモニター報告書も拝見させていただきましたが、この中にも何人かの方が、1時間はちょっと長過ぎるというような、ご批評が結構出ておりました。 そのへんは今、委員の方の中からも、そういう趣のご発言もございましたので、もうちょっとコンパクトにやるという手があるかなというふうにも感じます。
それから、案外知ってるようで知らないというものが結構あるんですね。何気なく見過ごしている、そういうところから子供達が科学的な考え方を持つというか、そういう姿勢を持つような、それをさり気なく、ああいうふうに家庭という何気ない雰囲気の中で出していただけたら、非常にいい番組になるのではないかと思いました。


金子アナ: 概ね、審議委員の皆さんの評は好評のようです。見ていて楽しいという感想もありました。
これに対して制作側はこう答えております。

『科学的好奇心を満たしながら、実験や分析を繰り返して視聴者からの投稿に答えていること。
更に、より身近なものにするため女性スタッフの意見を尊重し、また、主婦にアンケートをとって、テーマを厳選していること。
そして、他の所ですでになされていることもある、という事実を率直に認めながら、より新しいテーマを発掘していること。』


を強調しました。

山王丸アナ: 笑いながら、そして楽しみながら見られる、実証的な生活情報番組の『伊東家の食卓』という事ですね。
皆さんも是非、ご覧になってご意見をお寄せ下さい。

金子アナ: 今日は、第327回番組審議会の模様をお伝えしました。
それでは最後にお知らせです。

『放送番組の制作では、個人の名誉やプライバシーなど人権に対して細心の注意を必要があります。でも万一、貴方の人権を侵害してしまったら、BRO。
BROは放送による人権侵害を救済する機関です。貴方とテレビがもっと良い関係になる為に。』

     BRO「放送と人権等権利に関する委員会機構」
     03-5212-7333

山王丸アナ: 番組では、皆様からのご意見、ご感想をお待ちしております。
まずお手紙、おはがきの宛先です。

郵便番号102-8040、日本テレビ「あなたと日テレ」の係まで。

     電話番号は、03-5275-4390
     ファックス番号は、03-5275-4505
     お電話、ファックスは24時間受け付けております。
     皆様からの御意見をお待ちしております。

金子アナ: それではまた来週お目にかかります。




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