金子アナ:
視聴者の皆様と日本テレビを結ぶ『あなたと日テレ』。 この番組は、日本テレビの番組に対して、視聴者の皆様から寄せられましたご意見やご批判に耳を傾け、今後の番組作りに役立てて行こうというものです。
山王丸アナ: 今日は、先月開かれた第328回番組審議会の報告をさせて頂きます。
今回は『スポーツうるぐす』について審議委員の方々から活発な意見が出されましたが、その前に番組の紹介をしますと……。

山王丸(N): 『スポーツうるぐす』は、毎週土曜日と日曜日の11時45分から、スポーツに関する結果と最新情報を生放送でお伝えしているスポーツバラエティ番組です。
元ジャイアンツのエース、江川卓さんをメーンキャスターに、プロ野球、Jリーグ、大相撲、ゴルフから競馬の予想もする遊び心に溢れた内容です。

金子アナ: この番組名の「うるぐす」という名前は、どういう意味かとお問い合わせも多いんですが。不思議に思っている方も多い、不思議に思っている方もいらつしゃるかと思うんですが。番組のパーソナリティーである江川卓さんの卓をローマ字で書いた時の逆読み、『うるぐす』。
これが番組名の由来です。

金子アナ: それでは、『スポーツうるぐす』に対する合評を紹介させて頂きます。

A委員: この『スポーツうるぐす』という番組は、以前から少しだけ拝見したことがあるんですが、この日はちょうど日本プロゴルフ選手権の初優勝の尾崎直道プロが『緊急生出演』ということで、スタジオにいらっしゃいましたけれど、画面の左方に『日本プロ初優勝・尾崎直道緊急生出演』というのがずっと出てて、右の下の方には、『三兄弟について』ということでまた、質問している内容を、かなり長く出ていたように思うんです。やはり画面として見ると、ちょっとうるさいな、くどいという感じがしました。
それから、せっかくヴェルディを応援しているわけですから、もっと思い入れを込めまして、例えば順位表の中にヴェルディのところだけ色を違えてみるとか、それぐらい目立たせても嫌味ではないかと思います。大いに盛り立てて応援していただきたいと思います。

B委員: 今年のように、野球の本当の試合を見ながら、ジャイアンツの試合についていろいろ不満の如く思うことがたくさんあるわけです。
そうすると、江川さんが苦労してるなということが、今年非常によく分かります。この間の日曜日の場合だと、試合は負けたけれども、本当は守備位置が悪いと言うんです、外野なんかの。だから本当はヒットにならないのを吸われてると、そこまでしか言わないですよ。それは、ベンチの指示が悪いからだということを聞いて分かるわけです。誰を批判しているかというのが分かるわけです。そういうふうに苦労しながら、本当に言いたいことを言わないで分かるような、かなり高級なことをやってるなと、江川さんも高橋源一郎みたいに、胃潰瘍にならなければいいと思ってます。

C委員: 私の最初の感じは、間口はすごく広いけれども奥行きが浅い、大衆食堂という程ではないけれども、お子様ランチもあれば懐石もあるみたいな、印象を受けたんです。 スポーツというお料理を食べに行くわけですから、もう少し専門の味がほしいような気がいたしました。今日はこれというものをメインにして、あとは箸休めみたいな、あるいはサッカーがメインだったらば、他のものが箸役目というメリハリを付けると縁取りがはっきりして、テンポというか、リズムが出てくるのではないかと残念に思いました。江川さんの解説は個人的には大好きなんです。せっかく『うるぐす』なんですから、江川さんに野球の分からない人間にでもこうなんだっていう、守備位置が悪い云々という専門的なこと以外にもっとちょっと突っ込んで解説をしていただけたらもっと楽しくなるんじゃないかと思いました。

D委員: 今回改めて『うるぐす』を見て感じたのは、これはスポーツ番組として余りにも偏りがあるなと、今、コンセプトを拝見して、そういうふうに制作していらっしゃるんだというのは知ったんですが、あと江川さんのカラーが余りに強過ぎるので、ジャイアンツファンであり、しかも江川さんが好きな方でないと、ちょっと見るのはきついのではないかということを思いました。
私がファンでないということもあるかも知れないんですが、画面からスポーツに対する真摯な姿勢というものが余り伝わって来ないんですね。何となくこうおちょくっていると言うか、巨人改造の秘訣とか、中継ぎ投手に関するコメントでも、スポーツに余り関心がない私から見ても、何となく視聴者ですとか、画面の回りの人をおちょくっているという印象を与えて、番組全体になあなあの雰囲気というのが感じられました。

F委員: 『スポーツうるぐす』は、各局のスポーツ番組の中で一番遅い時間帯だろうかと思いますが、少し遅過ぎないだろうかということの他に、各局のスポーツ番組が終わった後で、一番最後に出てくるだけに、新鮮味がなくなっているという観点があるので、この番組の作り方というのは、なかなか難しいのではないかと思いますが、私も解説者と言いますか、江川さんを囲んで合計5人というわけですけれども、何となく多過ぎないだろうか、女性達が余り活発でもないし、発言もしないで、何なんだろうという感じもするんですが。そういうこともあってスポーツ番組としてのややストロータイプなイメージなのかも知れないのですけども、爽やかであるとか生き生きとしたイメージがちょっと伝わってこない。それから全体の話や会話のトーンがスポーツ番組としては、生気がないという感じがいたしました。

G委員: 久し振りに今回拝見したんですが、やはり印象が前よりも個性がなくなってるという感じを持ちました。タイトルがそうなんですが、この番組を良くも悪くも江川さんの番組だというふうに、私は前から思って見ておりましたし、言ってみればジャイアンツと、それから最近はヴェルディが加わっているわけですが、つまり、その2つのお抱え度が大変強いと言うんでしょうか、そこの辺はバランスがとても微妙で、その上でやはり江川さんが何を言うかというあたりが、厳しさが無くなってくるとファンというのは、やっぱり目がきつくなるもんですね。その上に乗っかってるだけに、やっている人達はもっと厳しくあってもいいのではないかという感じは、今回改めて見て感じました。

H委員: 見ながら、まず時間帯のことはやっぱり感じました。これは若者向けの番組なのか、おじん向けの番組なのかと考えると、江川さんというのは、若者向けというより少し40か50、それ以後の人達に納得させるような非常にいい解説だというふうに受け取られるんではないかと思うんです。おじんの人達は、もうちょっと早寝をする仕事をしている人達だから、もうちょっと時間を前の方にずらした方が、その人達には助かるのではないかという気がするんです。主婦達にとってもそうだと思うんです。そのことをつくづくと感じました。

I副委員長: 以前から江川さんの解説を聞いていて、なかなか当を得た解説をやってますね。 やはり江川さんをひとつ表に出して、引き出すようにして日本テレビや読売新聞やジャイアンツに遠慮なく、どんどん言ってもらう、あたは内ちょっと目をキョロキョロさせながら、こんなことを言って良かったのかなというよなところを、見せるところがあるんです。(笑声)あれはやっぱり気になりますね。(笑声)堂々とやっぱり言った方がいいですよ。それから、女性のアナウンサー、男性のアナウンサーの個性的な方が江川さんのあのキャラクターと、野球に精通しているものを、しっかり引き出すというやり方をした方が、やはりいいかなと感じるわけです。

J委員長: 本当に江川さんは、絶妙なところで分かりやすく言って下さる、非常に説得力があると、私は大変好きな解説者の一人なんですが、今、こういう状態でこうなっているけれども、しかし巨人はここをこうすれば勝てるんだ、と言ってもらうと何となく納得したりするという、そうやってやはりただ現状の問題を指摘するだけではなく、それをどう改善していったらいいかということについて何か一言言ってもらうと、非常に嬉しい気がするんです。
とにかく黙って見ていたのでは、素人というのはみれないですよ。
どこをどう見ていいのかよく分からない。そこをやっぱりプロの方が、きちんとこういうところを見ると面白いんだという、スポーツという番組を見る時のレベルが上がっていくという、そんな感じがしますので、ぜひそんな視点も取り入れていただけたらと思います。

金子: 今日は、『スポーツうるぐす』を取り上げました、第328回番組審議会について報告させて頂きました。それでは最後にお知らせです。

金子: それでは、最後にお知らせです。

『放送番組の制作では、個人の名誉やプライバシーなど人権に対して細心の注意を払う必要があります。でも、万一貴方の人権を侵害してしまったらBRO。BROは放送による人権侵害を救済する機関です。あなたとテレビがもっといい関係になる為に。』

     BRO「放送と人権等権利に関する委員会機構」
     03-5212-7333

山王丸アナ: 番組では、皆様からのご意見、ご感想をお待ちしております。
まずお手紙、おはがきの宛先です。

郵便番号102-8040、日本テレビ「あなたと日テレ」の係まで。

     電話番号は、03-5275-4390
     ファックス番号は、03-5275-4505
     お電話、ファックスは24時間受け付けております。
     皆様からの御意見をお待ちしております。

金子アナ: それではまた来週お目にかかります。




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