村山アナ:
視聴者の皆様と日本テレビを結ぶ『あなたと日テレ』。 この番組は、日本テレビの番組に対して、視聴者の皆様から寄せられましたご意見やご批判に耳を傾け、今後の番組作りに役立てて行こうというものです。
山王丸アナ: 今朝は「青少年と放送に関する」郵政省の発表、そして民放連の決定事項について意見がかわされた「第329回日本テレビ番組審議会」の報告をさせていただきます。

村山アナ: まず、先月16日、郵政省は「青少年と放送に関する専門家会合の取りまとめ」と発表し、青少年向けの放送番組の充実などをテーマについて意見をまとめました。
それを受け、翌日、民放連は「青少年と放送」問題に関する対応策を決定しました。 まず、青少年向けの放送番組を充実させるために、情操豊かな番組みを週3回以上放送する。
次にメディアリテラシーの向上これは視聴者の皆様に「テレビについての知識」を持っていただけるようにすること。
3番目は、青少年と放送に関する調査を長期的に、かつ専門的に行う。

山王丸アナ: 4番目は、視聴者と放送事業者の信頼を深めるという観点から、民放連とNHKで第三者機関の活用を検討する。
5番目は青少年への配慮として、夕方5時から夜9時までは青少年に配慮して暴力や性的シーンを放送しないこと。
最後に青少年に好ましくないと思われる内容については、事前に表示する。などとなっています。

村山アナ: 第329回の番組審議会では、日本テレビ今度とるべき対応策について意見が交わされました。

A副委員長: 今の一般的な家庭の中で家族が一緒になって番組を見るというケースがどれぐらいあるかを一度お調べになったほうがいいんですが、意外に少ないだろうと思います。それは、それぞれの部屋を持って、自分の部屋にテレビを持っていますから、一緒になって見るというケースは少ないだろうと、これは想像です。ですから、いわゆる肩の凝るような教育番組、つまり、これが教育番組だというものをお作りになって、放映するというのは、私個人としてはお止めになった方がいい、それよりは、例えば『知ってるつもり!?』だとか、あるいわ先ほど出てまいりました『伊東家の食卓』だとか、そういうものの中に、何らかの形で視聴率の高い番組を盛り込んでいただいて、さり気なく見ていただくというのが一番いい方法だと思います。

B委員: 私はとても健全な方向にいっているのではないかというふうに受け取りました。それぞれ、具体的にはこれから見当されるということですが、例えば幼稚園の頃からテレビを当然見ているわけですから、子供向けだけをお母さんと一緒に見ているという状況だったらいいのでしょうけれども、やっぱりすごく小さい判断力のつかない時から、子供というのはテレビを見る環境にあることも、やっぱり考えていく必要があるのではないかという気がするんです。ですから、テレビの見方というものを、小さい時から親御さんも教えられるような、子供が学校で教わるのももちろんなんですが、親がどういうふうに子供にテレビに接したらいいのかというような、親御さんを教育すると言ったら失礼ですが、そういうことを知るような番組もあってもいいのではないかと思いました。

C委員: それは今まで、どういうテレビの悪影響ということよりも、どういう調査がなされてきたのかということです。非行少年が増加しているとか、風俗的にいろいろな問題がある子供が増えていると言うけれども、それを対象にして、例えばいろいろなところに原因がある筈ですよね。家庭環境もあるし、教育環境もあるし、それから住んでいる社会環境の影響というのもあるし、そして、その中のほんの一部の問題としてテレビの影響というのもあるわけでしょうけれども、その調査のやり方だとか、調査の内容なわけですよね。例えば、対象群の人達がそれと同じようなものを見ていたか、違ったものを見ていたか、その非行少年群の中に極端に暴力の場面の多いものを見る傾向があったか、そういうことを調査すれば、結構、早期に分かるんではないかと思うんです。
やっぱりそういう調査を国の方でやってくれないのならば、民放連の方で自前でともかくやってみるという、それをやって欲しいと思います。

D委員: テレビを上手に見る方法というは、確かに必要だと思いますが、そういうのはやはり家庭の中で培われるものではないかと思ったんです。自然に親がこんなのインチキなんだとか、こういうのは見てはいけないとか、そういう家庭の中で日々培われるものですから、メディアリテラシーがいくら向上しても、メディアの送り手の方と受け取り側の方が、もっと不信感が深くなってしまうのではないかと思ったんです。見る面が向上するわけですよね子供達の、そうするとやはり非常に批判的にテレビを見てしまうわけなので、テレビ局の方もよほど深く考えながら、現場の方々こそが徹底して、教育を受けてそういうものを作らないと、自分の首を締めるというのではないんですが、本末転倒のような感じがしました。

E委員: これまで行われている青少年と放送に関する調査研究会の調査結果等をみますと、かなり多くの国でテレビについてもゾーニングと言いますか、時間帯の制限というか、時間帯の干渉というのが行われているようですので、日本でも番組内容についての規制というのは非常に問題があるわけですので、やっぱり時間帯、どこの帯をどうするというな格好で、どちらかと言う手段、方法の面でそういうことを考えていくというのはいいことではないかと思います。子供達を取り巻く環境として言えば、出版物もあれば雑誌もあれば、街角もあれば家庭もあれば学校もある。それと並ぶものとしてのテレビ、One of them だと思うんですが、したがってどれ程大きいかよく分からないけれども、ゼロだとは言い難いという一般的理解があるのだろうと思いますので、これについてきちんとした調査を長期的にやっていくというのは非常に大事だろうと思って賛成です。

F委員: 今の若い人はみんな暴力とセックスばかりではなくて、ちゃんとした子もいると思うんですよ。あるいは僕らにない能力も彼らは持っていると思います。今、みんな悪いのではないと思います。人類はやっぱり進化していくと思います僕は。だんだん良くなっている。そういう面を伸ばしてる。彼らはそこのことで面白がって見ると思います。
だから青少年という実態を、もっとテレビ局も綿密に新しい目で、偏見のない目で彼らを見た方が本当の彼らにとる番組と言えると思う、多分、僕らは先入観を持ってますよ。ただ、マイナス面ばかり見ている。僕らにあって彼らにないもので、むしろ、僕らになくて彼らにあるものをこれから見つけていくことが、彼らをいいテレビに持っていくことではないかと思います。

G委員: テレビが日常的になり過ぎてしまって、何か刺激的なものがない限り関心がいかないような、そういうのになっているような気がするんです。だからだんだん、関心というか刺激の度合いがエスカレートしてしまって、これでもかこれでもかという時代に慣らされて、それではないと人が振り向いてくれない訳ですから、何か、視聴率というお化けに振り回されているような気もします。
もうそろそろこちらも何か提供してそれまでということではなくて、何か受け手側どういうふうに受けたか、それに対して、どういうふうにしたらいいかという癒しの番組を必要ではないかという気がいたします。

H委員長: 青少年というふうに考えた時にも、私の感じでは、例えば非常に非影響性と言いますか、テレビの影響を非常に受けやすい子と、それからあまり受けにくいという、そういう子が確かにいるのだろうと思ういます。それから、非行性向と言いますか、非行に向かう何らかの素因を既に持っている子とそうでない子と、その辺がたまたまある何か引金によって、テレビの影響を受けて行動に入るということは、私は皆無ではないと思うんですが、どうも今の私どもが目にする範囲のテレビの影響に関する調査というのは少し表面的な部分しか捉えてないので、もう少し深層部分を捉えるような方法論をとっていくと、何かヒントに少なくともなるようなことが出てくるのではないかということを感じます。そんなことでこういう青少年に関する問題について、出来るだけテレビ局としたら一考の上がある。これをやったら青少年も変わってくるかも知れないというような、皆がそう思えるような、そんな番組みを作っていただけたらと思うんです。

村山アナ: 今日は「第329回日本テレビ番組審議会」の報告をさせていただきました。
最後にお知らせです。

『放送番組の制作では、個人の名誉やプライバシーなど人権に対して細心の注意を払う必要があります。でも、万一貴方の人権を侵害してしまったらBRO。BROは放送による人権侵害を救済する機関です。あなたとテレビがもっといい関係になる為に。』

     BRO「放送と人権等権利に関する委員会機構」
     03-5212-7333

山王丸アナ: 番組では、皆様からのご意見、ご感想をお待ちしております。
まずお手紙、おはがきの宛先です。

郵便番号102-8040、日本テレビ「あなたと日テレ」の係まで。

     電話番号は、03-5275-4390
     ファックス番号は、03-5275-4505
     お電話、ファックスは24時間受け付けております。
     皆様からの御意見をお待ちしております。

村山アナ: それではまた来週お目にかかります。




|あなたと日テレ|HOME|