村山アナ:
視聴者の皆様と日本テレビを結ぶ『あなたと日テレ』。 この番組は、日本テレビの番組に対して、視聴者の皆様から寄せられましたご意見やご批判に耳を傾け、今後の番組作りに役立てて行こうというものです。
 
村山アナ: 今朝は、「第三三○回番組審議会」の模様をご報告致します。

山王丸アナ: 今回は、毎週土曜日午後6時30分から放映中の『モグモグゴンボ』についての合評がなされました。まず、この番組を簡単に皆様にご紹介致します。『モグモグゴンボ』は、子供達が主役の子供のための料理番組です。様々な食材を今までの常識にとらわれず、子供達の創造性を軸に進行するバラエティー番組です。お料理の楽しさ、想像する喜びを子供達に知って欲しい。そんな願いをこめて制作されています。司会は、ヒロミと林家こぶ平のお二人です。

村山アナ: それでは『モグモグゴンボ』の審議の様子をごらん下さい。
山王丸アナ: 審議ではまず委員から様々な意見が出されました。

A委員: 一、二申し上げますと、最近の番組なわけですから、子供たちが主役の料理番組とはいえ、男の子もやっぱり同じ数いた方がいいのではないかという感じを受けました。この間は確か全部女の子でしたですね。男の子もやっぱり一緒にいて、男子厨房に入るのは、やっぱり小さい時からやった方がいいのかな、というのが一つの感想です。それからもう一つは、最後に勝ったチームに「思い出づくり」というのがあったと思いますが、あれは何となく取って付けたような感じがしたと思いました。時間が短い中で予選と決戦をやるので、この料理のプロセスについて、ああいうふうにある程度割愛して短くなるのはしょうがないと思ったんですが、その二つが細かなことですが気になりました。

B委員: 今回のテーマの和牛の最上級の霜降りのお肉なんていうのは、普段、家では買ったことがないので、羨ましいと思いながら見ておりました。ただ、牛肉というのは、当日の審査員の方が素材が勝負というような言われ方をしてましたね、ですから素材で勝負のところをいかに工夫するかなんでしょうけれども、もう少し工夫が結果に表れるような素材というのがあった方がいいのではないかと思いました。それから勝ったチームの子供たちの表情というのが、何かもうちょっと喜ぶ顔が見られるかなと思ったら堅い表情だったので、もしかしたら緊張してたかも知れないんですが、日本人てやっぱり、感情の表現が子供の時からあまりうまくないのかなと思ったりしてしまいました。

C委員: こぶ平さんて言うんですか、白い上着を着て眼鏡をかけている方のタレントですね。あの人の行儀の良さに僕はびっくりしましたね。それに比べてもう一人の黒い方を着ているのは、最初にポケットに手を突っ込んで出て来るんですね。あの態度は非常に、子供たちに対していい見本ではないですね。それから、料理が少し高級過ぎて、子供たちが今まで沢山やってますからやってるんだと思いますが、例えばチキンライスだとか、イワシをどういうふうに料理するかという、特に年寄りにいい栄養素があるわけで、いつもスーパーでみながら、これはどうやって料理するのかなと思いますが、そういう手近な材料で、実際に今後生きていく上に役に立つ、あそこにあったあんな高級な肉の料理というのは、一生に何度かやればいいので、ああいうものは実生活に役に立たないと思います、ああいう料理は。ですからもっと日常生活に役に立つ料理の仕方でやった方がいいと思います。

D委員: やはりヒロミさんていうのは少し斜に構えたところがあって、それは大人の深夜番組なんかではいいんですが、ああいう子供の料理番組にはちょっとどうかなと思って、じゃ、どういう組み合わせがいいのかなと考えてみたんですが、こぶ平さんと、あともう一人は女性がいいのではないかと思いました。少し雰囲気が暗いと言うか明るさに欠けたので、子供たちの努力とか、お料理を作る思いを汲んであげられて、しかもお料理を的確に評価してあげられるような女性が一人加わると、もっと明るくなって子供たちの緊張もほぐれるのではないかと思いました。あとは、例えばあこがれのアイドルに料理を作って、それを実際に食べてもらうという企画ですとか、実際自分の学校の先生に皆で作って、それを食べてもらって喜んでもらう、お料理を作る人も、テレビを見る人も共有できるような番組にすると、もっといいかも知れないかなと思いました。

E委員: ちょっと気になりましたのは、競わせて優劣を付けているわけですが、子供たちが一生懸命、それぞれ工夫を凝らしているものに優劣を付けるという必要があるのかどうなのか、全く同じ素材で同じものを作っている優劣ならいいんですが全然違うものを作ってるわけで、優劣を付けるなんていうことはちょっと無理なんではないかという気がしました。優劣を付けるならば、どこが駄目でどこがいいのかということを述べて欲しかったんですが、登場いたしました専門の料理人は、ただ勝ったのはこのチームといったような言い方だけで、どこがどうでという詳しい説明が無かったので、おそらくあれは敗れた方としては不満が残るのではないかという気がいたしました。それから、料理のメニューですね、これも何か子供の発想ではない、大人が決めて、大人が子供に作らせているといったような感じがしたものもありました。

F委員: 私もこの番組を見ていて、全体にかつて感じてた元気さみたいなものが、今回はわりあい感じられないこともあって、何となく、子供の大人化と言うんでしょうか、大人が喜ぶようないい子と言うんでしょうか、そういう子供たちの集まりのような感じがあって、少し番組の雰囲気が変わってきてるのかなという印象を正直言うと持ちました。いわゆる一般の料理番組が、皆で競わせて誰か審査員がいて、これは大人の料理番組ですが、美味しいという反応を見せてというような番組がわりあい多いと思うんですが、番組自体も何か大人番組のなぞりに近く逆になっているのではないかということが、今回気になりました。あと、ヒロミは持ち味としてはよく分かって、あれは乱暴なお兄さん役なんだろうと思うんです。ですから、彼がポケットに手を突っ込んだのは行き過ぎかも知れませんが、彼のキャラクターの延長線上であるものであって、多分、あの乱暴なお兄さん役というのは現場では私は機能しているんだろうと想像します。

G委員: いつも拝見していて何でいつも屋外でするのかなというのが、とても不思議で気になっていたんです。考えてみましたら、室内で例えばキッチンとかダイニングでやったとしたらば、今氾濫している料理番組の全く子供版ということだけになってしまったのかしらと思って、これは屋外でする意味があったのかしらと思ったりしてます。以前、トラックのドライバーでしたかお母様が……、子供たちがお母さんに内緒でもう一度一番食べてみたいというようなものを一生懸命作って、それでお母さんに食べさせてすごく喜んだという、お誕生日のお祝いでしたかしら、ああいったテーマが背後にあると、すごく重みが増すような気がするんですね。そういったものをやっていただきたいような気がします。

H副委員長: タレントのおいしい、おいしいと言いながら、やはり食べ方が非常に汚いという、あれが何とかならないかという酷評が回りから出ておりまして、私もそう思います。それから審査に当たって全部誉めているんですが、あれは誉め殺しかなと、こういうふうに感じたんですが、子供さんが対象だから誉めておかないといけないかなと言うんですが、やっぱり味利きの中ではちょっとここは辛かったかなとか甘かったかなとか、どういう味になっているということを率直に言っていただいて、その中でやっぱり審査をしていただいた方が、これはむしろ教育的な配慮だろうと思います。

I委員長: 一体、この番組は何を狙っているのかなと、もうそこからまず引っ掛かってしまいました。つまり、子供というのはすごい突飛なアイディアで料理を作ると言うのだったら、そういうものを強調する手があるだろうと思いますし、それから、料理の出来栄えと言いますか、味の良さとか盛り付けの創意工夫とか、そういうのが問題だったらそういうやり方もあるでしょうし、やっぱり子供のやっていることをもうちょっと取り上げて、子供の声、例えば本当に包丁をうまく使うあの子は、一体家庭でしょっちゅう料理をやっているのかどうか、そのくらいのインタビューがあっても良かったのではないか。そこのところが何かもやもやした気持ちで見ておりましたので、これを子供番組に推薦するとなると、もう少しその辺のところを、考え直す必要があるかなというような、率直に言ってそんな感じを持ちました。
村山アナ: 食材が贅沢で子供にはどうか。優劣をつける根拠が希薄……。など厳しい批判が出されました。
山王丸アナ: これに対して制作側はこう発言しました。司会については、お行儀のいい優等生と言うより、ガキ大将の感覚を優先していること。とは言っても食べ方等は、今後厳しく注文をつけたい。又、子供達の背景にある生活部分も描いていきたい。更に、今回は特に、子供の表情や料理などの描写が通り一遍で丁寧さに欠けたことを反省したい。などの発言がなされました。
村山アナ: 今日は、第三三○回番組審議会から、『モグモグゴンボ』の合評会の模様をお送りしました。最後にお知らせです。
『放送番組の制作では、個人の名誉やプライバシーなど人権に対して細心の注意を払う必要があります。でも、万一貴方の人権を侵害してしまったらBRO。BROは放送による人権侵害を救済する機関です。あなたとテレビがもっといい関係になる為に。』

     BRO「放送と人権等権利に関する委員会機構」
     03-5212-7333

山王丸アナ: 番組では、皆様からのご意見、ご感想をお待ちしております。
まずお手紙、おはがきの宛先です。

郵便番号102-8040、日本テレビ「あなたと日テレ」の係まで。

     電話番号は、03-5275-4390
     ファックス番号は、03-5275-4505
     お電話、ファックスは24時間受け付けております。
     皆様からの御意見をお待ちしております。

村山アナ: それではまた来週お目にかかります。




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