村山アナ:
視聴者の皆様と日本テレビを結ぶ『あなたと日テレ』。 この番組は、日本テレビの番組に対して、視聴者の皆様から寄せられましたご意見やご批判に耳を傾け、今後の番組作りに役立てて行こうというものです。
山王丸アナ・村山アナ
村山アナ: 今朝は毎月一回開催されています日本テレビ放送番組審議会の模様をご覧いただ きます。

山王丸アナ: 第323回番組審議会のメインテーマは『ニュース報道番組』。毎日放送されてい るニュース番組に対する審議です。日本テレビのニュース番組は、『お昼の ニュース』、夕方の『ニュースプラス1』、そして、深夜の『今日の出来事』の 三本をメインに編成されています。審議委員の率直なご意見ご批判を戴いて、今 後の番組作りに反映させて行こうというのが今回の審議会の主旨です。
村山アナ: ここ数年の間にニュース番組のスタイルと言うのも随分変わってきまして、例え ば、グルメであるとか旅情報、そういった生活情報もふんだんに採り入れらるよ うになってきました。そうした編成を審議委員の方々はどうご覧になっているの でしょうか。それではさっそくお聞き下さい。

A委員: 一つ気になりましたのが、繰り返しがありまして5時半から6時というのが関東 ローカルで、6時から7時というのが全国放送ということは伺いましたので、な るほどとは思ったんですが、ただ5時半からきちんと見ていただいている方に とっては、繰り返しはちょっと苦痛かなというふうに思いました。逆に新聞なん かにもそうなんですが、首都圏に住んでおりますと、中々東京のいわゆるローカ ルの話題に触れる機会というのがすごく少ないですね。全て全国レベル、世界レ ベルのニュースしか入ってこない、そういうことで穿った見方をすると、東京の 人というのは、地域のことをよく知らない、何かアイデンティティーがなくなる 一つの理由もそんな地域のニュースが中々入ってこないというところにもあるの ではないかというふうに感じたりしました。それから『ニュースプラス1』と 『今日の出来事』の共通して気がついたことなんですが、今日の話題という ニュースと、いつ流してもいいようなちょっとした話題とかごちゃまぜになって 出てきてしまうんですね。やはり、きょうのニュースというホットな話題という のは、最初の方に集中していただいた方が、見ている方の心構えも安心して見て いられるかなという気がします。

B委員: まず冒頭にフラッシュニュースがいくつか流れてまいります。見る方としては、 ここでまず本日の最も重要なニュースの頭がちょっと出てきたのかなというふう に思いますと、必ずしもそうでもない、それだけで終わるものもあるし繰り返さ れるものもありますけれども、ニュース価値の大小から言うと必ずしも非常に重 要なものが出て来てくるわけでもない。ちょっと興味を引きそうな、ちょっと面 白そうなという類のこと等がプラスされてくる。どうもニュース価値の選択、 ニュース価値の大小についての判断が今ひとつよく分からない、おそらくああい うふうにやられるからには、それなりの理由があるんだろうと思いますが、これ はむしろお伺いしたいと思いますが、それがまず共通の印象です。もう一つは、 お願いをするとすれば、見終わった後に、もう少し突っ込みがあればいいのに、 あるいは物足りないなというふうに思う所を、これから何とか直していただきた い。

C委員: 私達、毎日国内外を問わず、いろいろなニュースの中で暮らしておりまして、テ レビというのは早く、正確に、分かりやすく伝えるというのが大きな役割だと思 うんですけれども、どうしても日々暮らしておりますと、そういうものに流され てしまいますので、私達としてはその裏に隠されている意外な事実ですとか、事 情ですとか、ニュースの底に流れている社会全体を映し出している微かな傾向で すとか、世界全体の方向性というものを知りたいですし、知らなければいけない と思います。たとえば、先日の医療ミス裁判の女の子が翌日亡くなったんです が、そういったものも初めからの経緯というのも大方の方がもう忘れ去られてい ると思うんですね。ですからそういう経緯をもう一回生まれてから亡くなるま で、どういう経緯で亡くなってしまったのかということを、もう一度伝えていた だければ良かったかなと思いました。

D委員: 客観報道ということは、本当に裏と表がありまして、ある意味では、報道は本当 に主観的じゃないといけないですよ、思い込みではなしに。ですから、本当に今 日本で起こっていること、世界もほとんど革命状態に近い変革期が起こってるん です。点でボツボツいかにもこんなことが本当に起こった、単なる現象ですよ。 現象を並べることで、本当の現実の動きというのを分からなくなってるんです。 1時間半埋めるのは大変な事です。よく知ってますけれど、埋めながらもう1、 2本減らしてでも1つのニュースの陰影とか裏とかいうことを、ちょっと付けた 方がいいですね。ずらずらと表面に幻灯をならべられたようになっちゃうんで す。

E委員: 全体のニュースのピックアップの仕方は、非常に庶民の側からと言うのか、さっ き視聴率を大事になさっているというお話がありましたけれども、やはり見てい る人の側の関心事にとても添うように作ってるような印象を受けたんです。これ は決して悪いことではないと思うんですが、全体にやっぱりニュースのピック アップが、敢えて言えば虫の目的と言うんでしょうか、庶民の側からピックアッ プすることで、もうちょっと大所高所という言い方も変なんだけれども、もう ちょっと「鳥の目」的な全体図が見えるようなニュースというのが、割合少ない んじゃないかという印象を持ちました。客観報道とおっしゃいましたが、結局、 一つの角度からしか映さないということは、客観ではあっても、やはりある視点 を与えているわけですから、世の中に全くの客観というは言ってみれば有り得な いわけで、そこのところを客観報道にこだわるとしたら、やはりそこを多層的と 言うか多面的に見せていただかないと、せっかくの取材も生きてこないのではと いう感じがします。

F委員: 取材というは、事件記者の人が事件を追って記事にする場合と、調査記事という のも取材の人達がやってる筈だと思うんです。しかしその取材のものは事件が起 きないと表に出てこない。しかし、事件が起きた時に、それがさっと取り上げら れるようになっていると、非常に素早い反応のように見えるわけですね。例え ば、拉致事件が起きた時にすぐにその問題ができるような準備が出来ていたらな と思うんですね。他の局はあまりやってないから、コストという点ではちょっと 無理かも知れないけれど、やっぱり定期的に必ず抑えておくような努力はしてお いてほしいという気持ちがするんです。

G副委員長: これはスポーツの番組ですが、ジャイアンツ戦でシーソーゲームが後半になって 非常に多かったんです。一時スポーツ誌に流れてきたんですが、9時半過ぎも延 長してやることを検討する報道で、これは結構なことだと思ったんですが、結局 なかったんです。そうすると、必ず出てくるのは11時35分からのスポーツニュー スを見てくれと、こうなってくるわけです。個人的な憤りを感じるんです。何を 言ってるかと、そんなことを言う前に、10時過ぎのテレ朝のスポーツニュースを やりますね。やっぱりよく見てますと、ジャイアンツ戦に焦点を合わせて、ス ポーツニュースを少し早めたり、遅めたりしてるんですね。そうすると日本テレ ビとしては残念なことをやるなと、もう少しハードな点をご検討いただいて、皆 さんがチャンネルをひねるようになってもらうことを願ってる次第です。

H委員長: 先程来いろいろな先生方からお話が出ておりましたように、一つのインタビュー のやり方にしても、その突っ込みというのは、どれだけその人が勉強しているか にかかっているわけで、これは希望であると同時にお伺いという点でもあるので すが、社員の日ごろの教育のシステムですね、今、こういう情勢だと余程いろい ろなことを勉強してないと、とんでもない事象が関わりを持っていたり致しま す。それから国際的な広がりもございます。そういう知識があって聞くのとなく て聞くのと全く違うわけで、その辺の社員教育の在り方というか、特にニュー ス、報道に関する勉強というのは無限にあると思うんです。それをお忙しい時間 を割いて、どういうふうに皆で頑張っていくかということがニュースの質を高め る、映像の質を高める、そういうことに繋がっていくのではないか、最後にお願 いというか希望として申し上げたいと思います。

山王丸アナ: 各委員の意見に対して、日本テレビ側からは次のような発言がありました。
村山アナ: ニュース番組のポイントは「客観的報道・視聴者の生活に直接かかわる身近な問 題」を提出することであること。放送に関しては、「新聞の政治や経済問題など のトップ記事が必ずしも放送のトップにはならない」ことを挙げ「より人々の暮 らしにかかわる」ことをトップにしていると答えました。更に、ニュースの背景 については、今後も特集を充実させることで対応していきたいとの発言がなされ ました。ニュース番組はますます重要なものとなっています。皆様の「知る権 利」をベースに番組を充実させてまいりたいと思っております。
山王丸アナ: 今朝は第323回番組審議会の模様をお伝えしました。それでは最後にお知らせで す。
『放送番組の制作では、個人の名誉やプライバシーなど人権に対して細心の注意を払う必要があります。でも、万一貴方の人権を侵害してしまったらBRO。BROは放送による人権侵害を救済する機関です。あなたとテレビがもっといい関係になる為に。』

     BRO「放送と人権等権利に関する委員会機構」
     03-5212-7333

山王丸アナ: 番組では、皆様からのご意見、ご感想をお待ちしております。
まずお手紙、おはがきの宛先です。

郵便番号102-8040、日本テレビ「あなたと日テレ」の係まで。

     電話番号は、03-5275-4390
     ファックス番号は、03-5275-4505
     お電話、ファックスは24時間受け付けております。
     皆様からの御意見をお待ちしております。

村山アナ: それではまた来週お目にかかります。




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