村山アナ:
視聴者の皆様と日本テレビを結ぶ『あなたと日テレ』。 この番組は、日本テレビの番組に対して、視聴者の皆様から寄せられましたご意見やご批判に耳を傾け、今後の番組作りに役立てて行こうというものです。
山王丸アナ・村山アナ
村山アナ: 今朝は、11月4日に開催されました『日本テレビネットワーク全国番組審議会委員長会議』の報告をさせて頂きます。

山王丸アナ: 今回の会議は日本テレビ系列の全28局が集まりました。ネットワークの番組審議会委員長が一堂に会するのは、民放では初めての事です。
村山アナ: 会議は日本テレビ番組審議会、多湖委員長の司会で進められました。冒頭で氏家社長が、ネットワークを代表し、挨拶をしました。

氏家社長: 本日はお忙しいところをわざわざ東京までおいでいただき、まことにありがとうございました。日本テレビ系列各社を代表いたしまして、心からお礼申し上げる次第でございます。昨今は、かなり一時ほどではありませんけれども、テレビの番組の内容の質の問題について、社会的に大きく問題になる事が少なくなったと思います。私ども民放連の会長を兼務しておりますから、今の時点の批判というのは多いにあって然るべきであって、それがなければやはりテレビ全体の質の向上というものがないんじゃないかなと私ども製作者として考えている次第でございますが、しかしながらいかに良い番組だ何とか言ったって、これが誰も見てくれなければどうしようもない。やはり、テレビの番組の内容をどうするのか。もし悪質なものがあればいかに質を高めるかという問題は、広く問題意識として浸透していると考えております。そのために私どもも青少年対策というものを重視しようということで青少年に対する、あるいは学校に対する、無理矢理手出し言っておりますけれども、メディアとどう付き合うかを教える学問というような意味でございますが、いわゆる青少年向けにあまり好ましくないと思われる番組は、5時から9時までの間は放映しないようにしようというような、全放送業界がそういう動きになっているわけです。ただ、テレビの内容と申しましても今後デジタル化という方向に進みます。テレビのチャンネルが増えるんです。増えてきた場合は非常に専門的な番組作ってその方面の方々に見せるというのは、これは一つ全く意味のある事だと思いますが、私どもみたいにマスを相手にしておりました場合は、おのずから見てもらわなくちゃいけないという、一つの大きな制約ございまして、私は決して悪い事では全くないと思っております。見てもらわなくちゃいけないという作りの中で、質の高い番組をどう作っていくのかというのが、われわれテレビ製作者の最大の関心であり、腕の発揮しどころであると。私どもは考えております。そういう質の高い内容をいかに見せるかという、そこに最大の問題点というのがテレビ局にあるんだと。これがすべての基礎になってんだということをどうかご理解の上、多いに内容についての批判検討・ご忠告賜ればありがたいと同時に、今日、この場の席でもそういった立場からの積極的な意見を配給できれば、我々としては非常にありがたいと思います。一つよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

村山アナ: 会議では、『青少年と放送問題』『ネット番組と系列局の対応』『地上波デジタル等の動きと番組について』『番組審議会のテーマの設定について』、の四つのテーマについて各局の委員長が意見を述べました。

山王丸アナ: まず、『青少年と放送問題』についてです。

村山アナ: 民間放送は、成人向きの番組も子ども向けの番組も同じチャンネルからでてくる。基本的には、番組を作る側の論理観の問題ではないか。また放送時間帯の配慮やVチップなどの手間をかけて、どういう効果があるのか答えていかなければいけないという指摘がありました。

山王丸アナ: 一方、大人達だけでこの問題を考えるのではなく、子供達の意見を直接聞こうという動きも出てきました。具体的には小中学生による子供番組審議会を開き、子供達の考えや要望を番組編成や制作現場に反映させていこうというものです。

村山アナ: また、青少年向けの番組の出演者の言葉や立ち居振る舞いについて青少年が安易にまねをしないよう局が独自にチェックしてゆくという姿勢も報告されました。

山王丸アナ: この他、映画やドラマの予告スポットでは暴力や殺人のシーンがクローズアップされて、何度も流されている事が指摘されました。

村山アナ: 一方、テレビ番組が直接的に青少年犯罪に結びつくとは言えないという意見も出されました。しかし同時に、テレビが圧倒的な影響力を持っている事を認めた上で、例えば「援助交際」や「おやじ狩り」という言葉は不適切であり、お笑い番組の中に人格を無視しているものがあったり、東京の一部の流行を一般化する傾向には問題があるという。具体的な指摘もありました。続いてネット番組と系列局の対応。地上波デジタル等の動きと番組について、そして番組審議会のテーマ設定について、各局から出された意見をまとめてご覧下さい。

山王丸アナ: ネット番組と系列局の対応については、系列局の企画力と創作力を育てて欲しいとの意見が出されました。その上で、キー局から系列局に流されるネット放送についても、企画・制作を系列局に分担させてもらえれば系列局にとって大いに勉強になるとしています。
村山アナ: 次に地上波デジタル等の動きと番組については、放送の世界が2〜3年後には大きく変わる事が予想されるのに、制作者側も視聴者側もデジタル放送への取り組みが足りないとの指摘がありました。その上で地上波のデジタル化が、マスコミ全体にどの様な影響を与えるのか等、検討の結果を、その都度、国民に伝えるべきではないかという意見が出されました。
山王丸アナ: 最後は番組審議会のテーマの設定についてです。この中では、審議する番組を委員の話し合いで決めている。審議の対象となる番組に自局の番組だけではなく日本テレビ制作の番組も含まれている事。また番組審議会の様子が他のマスコミで伝えられている事を踏まえて、社会的な現象もテーマの対象となるのではないかと言った意見も出されました。
村山アナ: 一方、自局の制作番組をテーマに選んでいる局からは、製作者を審議会に出席させ、製作者と委員が直接、意見を交換する事によって自主制作番組の向上に役立っているという意見が出されました。
山王丸アナ: この様な、各局から出されました、意見や、指摘について、日本テレビ・萩原常務から発言がありました。
萩原常務: 他の系列の番組に比べまして、私どもの番組がすべて良質であるとは申しません。しかしながらいい番組の数において他の系列を私どもの系列が凌駕している事だけは胸を張って言えると私は思っています。本来的に製作者というのは、自分が作った番組が、いい番組だと思えば思うほど、一人でも多くの方に見ていただきたいと願うのは当たり前の事でございます。1人でも多くの方に見ていただくための努力というものは、当然するのが当たり前だと思います。青少年向けだから、青少年が見ればいいという番組の作り方では青少年は見てくれないというのが私どもの立場でございます。言うならば「ファミリー路線」というふうに私どもは言って呼んでおりますが、家族そろって見られる番組と言う事で、その家族そろっての中に青少年あるいは児童がいる、という番組が実は見ている番組なんだと思います。親と子と一緒になって見られる番組。言うならばテレビの番組のもし青少年のために役に立つとするならば、これが大事な事だと思います。みんな誰もが楽しめるというところが、一番理想のかたちだと思います。今後ともそういう意味で言えば、家族そろって見られる「ファミリー路線」というのを日本テレビの基本的な番組作りの姿勢にしたいという事は考えております。
山王丸アナ: 最後に出席者を代表して、よみうりテレビの大島委員長が挨拶して会議は閉会しました。
大島委員長: 本日の日本テレビネットワークの全国委員長会議。今回は系列28社、全部の委員長が一堂に会しました事。これは日本テレビ系列の各社にとりまして非常に有意義であったと思います。21世紀を目前に控えまして、放送文化さらに一段の進展のために私どもも努力をいたしてまいりたいと思います。
村山アナ: 今朝は日本テレビネットワーク全国番組審議会委員長会議を報告させて頂きました。それでは、お知らせです。
『放送番組の制作では、個人の名誉やプライバシーなど人権に対して細心の注意を払う必要があります。でも、万一貴方の人権を侵害してしまったらBRO。BROは放送による人権侵害を救済する機関です。あなたとテレビがもっといい関係になる為に。』

     BRO「放送と人権等権利に関する委員会機構」
     03-5212-7333

山王丸アナ: 番組では、皆様からのご意見、ご感想をお待ちしております。
まずお手紙、おはがきの宛先です。

郵便番号102-8040、日本テレビ「あなたと日テレ」の係まで。

     電話番号は、03-5275-4390
     ファックス番号は、03-5275-4505
     お電話、ファックスは24時間受け付けております。
     皆様からの御意見をお待ちしております。

村山アナ: それではまた来週お目にかかります。




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