 村山アナ: |
視聴者の皆様と日本テレビを結ぶ『あなたと日テレ』。
この番組は、日本テレビの番組に対して、視聴者の皆様から寄せられましたご意見やご批判に耳を傾け、今後の番組作りに役立てて行こうというものです。
|
 |
| 山王丸アナ・村山アナ |
|
|
| 山王丸アナ: |
今朝は第333回番組審議会の報告をさせて頂きます。今回は、青少年にテレビを正しく理解する能力を身につけてもらう為、民放連が製作した、メディアリテラシーの番組、『テレビキッズ探偵団』についての合評が行なわれました。
|
| 村山アナ: |
この番組について、日本テレビの藤川編成局次長から説明があり、この中でテレビに対する理解力、いわゆる、メディアリテラシーの向上に民放連として取り組んでゆくこと。今回製作した『テレビキッズ探偵団』は、民放各局で放送される事。内容は、ドキュメンタリー編、バラエティー・ドラマ編、ニュース番組編、技術編、そしてテレビとの付き合い方という総集編の5つに分かれていて、各パートから10分ずつ構成されている事。
|
| 山王丸アナ: |
更に、この番組を全国の小学校で、5、6年生の授業で教材として利用してもらうよう、文部省に働き掛けた事などが報告されました。
|
| 村山アナ: |
それでは、民放連が作りました青少年がテレビを理解するた為の番組、『テレビキッズ探偵団』についての合評をお送りします。
|
| A委員: |
最初の第一回がちょっと取っつきにくい、情報ドキュメンタリー番組、実際の『サンデーモーニング』ですとかサッカーの試合を出してるんですが、そのテーマによって取材項目が決定されるというのが、子供にはとっつきにくいのではないかなという印象を持ちました。テレビリテラシーというのは、要するに製作者の意図一つで映像の印象が変わったり捉え方が変わるということなんですが、大方の子供はそれ程深く見てないので、もう少し取っつきやすい第2部のバラエティですとかドラマ、あるいは第3部のニュース番組のような、もっともっと具体的なものを最初に持ってきて、ああ、そうなんだということを子供に見せた方が、子供の興味を引くと思いました。
|
| B委員: |
こういうものを取り上げる場合に、それぞれ伝える意味と申しましょうか、放送局の姿勢が、おそらく局ごとに取り組み方が違うんだと思うので、その取り組み方の違いが何か明確に出るような構成はできなかったものか、例えば1つ同じような素材を取り上げる場合も、この局とこの局では違った取り上げ方をするといったような、それはこういう視点に立ってやるんだといったようなことも出てれば、ちょっと面白かったかなという気がしました。それから、こういう情報、リテラシーのこういう番組を作るのであれば、ここで私の専門の立場から言うならば、この一つの番組を作る場合に、こういう原作者の権利が働くとか、こういう権利書を出さなければいけないとかいったようなことも、ちょこっと触れていただけると尚良かったかなという気がします。
|
| C委員: |
全体に受けた印象では、随分行儀がいいなと思ったんです。今の子供達は、もう少しテレビに対して擦れっからしになってるような気がしまして、あの子供達、みんな感想もわりあい素直なんです。もう少しいろいろな違う反応があるのが現実ではないかという印象を持ちました。あともう一つ、気になったのは一番最後のナレーションの纏めが、大人の方がやってらっしゃるのだろうと思うんですが、いかにも子供のスタンスに立った喋り方をなさってたんですね。こんな発見があったんだぞみたいな感じのナレーションを大人がやってることの、ちょっと違和感と言うのでしょうか、そのナレーションの纏めもわりあい非常に素直ないい子の、優等生の纏めになってまして、そのところがいささか違和感がありました。
|
| D委員: |
1本が10分という短い時間ですから仕方がないと思うんですが、やはり私も何となく、このありきたりな底の浅い、よく纏まったと言えばそうなんですが、テレビの裏側を見せますみたいなもの、本当に上積みだけを見せたような奥行きのないような、小さく纏まったような番組で、童心を失っておりますし、ある程度裏側も知ってるせいかもわかりませんが、私が見た限りでは退屈してしまいました。それと、例えば学校で見せるとしたら、5本いっぺんに見せるのでしょうか、それとも10分ずつこう、日を、どういう形で教材にするおつもりでしょうか。
|
| 藤川編成局次長: |
イメージとしては10分まずビデオを見て、あと50分授業でしたら40分間、先生と生徒ないしは生徒同士だけで、それをもとに話していただくということで、基本的にはお願いをしてございます。
|
| E委員: |
細かな点から申し上げると、それは子供達がどういう子供達なのかな、それはちょっとよく分からないという点だとか、それから各部がやや短くてやや舌足らずかな、メッセージが十分に伝わったかなという点だとか、それからバラエティードラマについて、これは台本があるんだ、だけれどアドリブもあるということが繰り返しメッセージとして流れてましたけれども、そのことと虚構だということがちょっと結び付きがよく分からなかったのではないかと思いました。そういう細かな点は幾つかあるのですが、全体としては非常によくできているので、むしろこれを教育現場でどういうふうに活用していくかというところまで、民放連盟としてはよくプランをしていただいて、できる限り広くこういうものが学校なり家庭なりで見られるようにということをお考えいただきたいと思います。
|
| F委員: |
まず、タイトルなんですが、「テレビと上手な付き合い方」というタイトルは何か固いなという印象がいたしまして、大変細かいことなんですが、例えば「テレビの上手な見方」とか、そういう感じかなと、もし私だったらそんな付け方をしたかなと思いました。多分、メディアリテラシーという言葉を、どういうふうに解釈するかということで、こういうふうに付けられたかと思うんですが、もう少し何かいい表現というか、言葉があるのではないかと思いました。それから、ニュース番組の中で、これはちょっとこの本題とは直接関係ないんですが、報道の基本として5W1Hがあるということをきっちり説明されて、報道の仕方の中で時として5W1Hの中のなぜというところが欠落する報道が最近とても多いように思っておりましたので、まだ5W1Hはきちんと教育されているのだなと思って、ちょっと安心はしました。
|
| G委員: |
この番組全体を通じて、製作された方が意図的か、あるいは半ば無意識が、これを通じて表現してしまったことは、テレビというのは、結局、バーチャル・リアリティーだと、つあり現実そのものではないのだから、それが本当だと思ったりしないで、これはテレビという作られた相対的なバーチャルな世界で、日常の現実はちゃんと別の倫理でちゃんと生きろという、非常に高度なメッセージが含まれてると思いました。ですから、この総論として第1回として作られたテレビリテラシーの番組としては、非常に僕はよくできてたと思います。
|
| H副委員長: |
東北、北海道とか、環境が違いますから。山陰、中国、四国とか、九州、沖縄も環境がちがいますから、今後、こういう子供さんを出していただくということになれば、キー局とすんなりそれぞれの民放局でご相談になって、環境の違うところから、子供さんを選んで出てもらうというのがいいかなと思うんです。それから、子供さんが何に一番興味を持っているのかなと思いましたら、あにはからんや、アニメーションに対しては非常に興味を示しましたね。ああいうものに対する子供の関心度いうのは強烈ですから、そこのところをうまく利用して、番組をお作りになるといいかなと、こう思った次第です。ともあれ、いい番組をお作りになったと思います。
|
| I委員長: |
私はこれはもう一つの出発点で、テレビが非常にバーチャルなものであるということから始まって、それを今度例えば権力者が使うと、どういうことになっていくのか、高学年とか上の方だったら当然そういう問題も入ってくるでしょうし、それから、だから言論の自由というのを守ろうとする、そういうスタンスとのぶつかり合い、せめぎ合いみたいな、そういうことまで段々深めていって、そしてテレビというものとどう付き合って、それはある意味では素晴らしい道具だけれども、下手な付き合い方をすると、自分達も知らず知らずのうちに、非常に大きな影響を受ける。何をどう見せていくのかと、非常に大事な問題、非常に難しい問題だと思いますが、ぜひ一つ今後こういうものを続けて、そして使い方をどういうふうにしていったら、一番有効性が高いのかということまで含めて、ぜひお考えいただきたい。
|
| 村山アナ: |
今週は、第333回番組審議会の報告をさせて頂きました。最後にお知らせです。
|
|
『放送番組の制作では、個人の名誉やプライバシーなど人権に対して細心の注意を払う必要があります。でも、万一貴方の人権を侵害してしまったらBRO。BROは放送による人権侵害を救済する機関です。あなたとテレビがもっといい関係になる為に。』
BRO「放送と人権等権利に関する委員会機構」
03-5212-7333
|
| 山王丸アナ: |
番組では、皆様からのご意見、ご感想をお待ちしております。
まずお手紙、おはがきの宛先です。
郵便番号102-8040、日本テレビ「あなたと日テレ」の係まで。
電話番号は、03-5275-4390
ファックス番号は、03-5275-4505
お電話、ファックスは24時間受け付けております。
皆様からの御意見をお待ちしております。
|
| 村山アナ: |
それではまた来週お目にかかります。
|