6月15日 テレワーク

日本語以外は、からきしダメで、恥ずかしく、悔しい思いを何度もしてきた。
自分が怠けた結果だから、致し方ない。
「ナイスミドル(魅力的な中年)」は和製英語らしいが、これすら間違えて、
「あの方は、ミドルナイスですね」と生放送で言ってしまったことは、前にも書いた。


「カレーライス」と「ライスカレー」はどう違うか?
という問答は、子供の頃、誰しも一度は、したことがあるのではないだろうか。
こんなことを思い出したのは、今回のコロナ禍で、「ステイホーム」という言葉を聞いた時。意味が異なるのだから当然であろうが、「ホームステイ」とは、まるで響きが違う。
「ホームステイ」は、心がわくわくするけれど、
「ステイホーム」と言われると...我慢の時。


「密」になるのを避けるため、テレワークが推奨されている。
「テレ」という言葉は「遠い」という意味だと説明され、「あ、そうか」と思った。
40年もテレビの世界で仕事をしながら、うかつなことに、
「テレビジョン=遠くの像を見ること」
という、テレビの原義を深く考えたことがなかったのである。


物心ついたころから、テレビは身近な存在だった。
今は慣れないテレワークも、やがて、こまやかに行き届くよう、改良が施され、
働き方の選択肢の一つとして、身近で自然なものになっていくのであろう。
「ステイホーム」でやむを得ずテレワーク、ではなく、
「ホームステイ」しながら、楽しくテレワークができる日が、早く来てほしい。