5月5日 後藤 晴菜

この度、一生モノが増えました。

実家にあるピアノ、母から譲り受けた振り袖...
そして今回仲間入りしたのが、

「銅おろし金」です。

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少し前、所さんの目がテンで『伝統工芸の科学』を放送したのですが、
そのときにお世話になったのが「銅おろし金」をつくっていらっしゃる、勅使河原さん。
現在東京で銅おろし金をつくっている方は勅使河原さんしかいません。
一定のリズムで刃を立てていく勅使河原さんの技術はご本人曰くまだ未完成なんだとか。
ずっと上を目指し続けていくことでより精巧な銅おろし金を作りたいとおっしゃっていました。

ところで、気になるのがその「銅おろし金」ですった大根おろしの味。
半信半疑でスプーンを口に運ぶと、なんともまろやかなふわふわの大根おろしが口いっぱいに広がりました。
これまで、自宅で魚を焼いたとき、しらすを食べたい時、少し大根おろしがあるといいなぁ...と思いつつも、
がさつな私は、ついガリっと指をひっかいてしまったり、そもそも大根をするのが億劫だったりと避けていたのです。
でも、こんなに美味しい大根おろしなら引き立て役になってくれるのはもちろん、時には主役にも成りかねません。

写真をよ~く見てください。

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下の方にあるなんとも弱々しい刃にお気づきでしょうか...(笑)
これは私が体験させて頂いた「目立て」。当然勅使河原さんのような美しい刃は立ちません。
後日、勅使河原さんが続きを仕上げて送ってくださりました。
どこにも同じものはない、世界にひとつだけのおろし金です。

以来、大根おろし、生姜おろし、にんにくおろし...と、薬味も欠かさず添えるように。
水が出ず、繊維のほどよい粗さが残ったおろしは一度食べるとやみつきになります。
もう使い始めて半年ほどが経ちますが、少しずつ色が変わってきたのも愛らしいんです...

いつか、旦那さん、子供...そして孫にも、愛を込めて大根をすりたいと思います(笑)