9月6日 菅谷 大介

新人アナウンサーの研修講師を担当するときに、必ず伝える言葉があります。


「NEWSは、NEW(S)」


だから、前日に伝えたことから付加された、今日伝える「新しい情報」は何かを、
常に意識しなければいけない。
もちろん、そのニュースを知らなかった人もいるので、ニュースの概略もしっかり伝え、
その上で、NEWの部分を伝えていく。
そんな話をしながら、ニュース原稿を読んでもらって、研修をしています。


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先月31日、東京・水道橋。
夏の終わりの後楽園ホールは、熱気に包まれていました。
プロレスラー髙山善廣選手を支援する「TAKAYAMANIA EMPIRE」が開催されていたからです。
プロレス界の帝王、その異名にちなんで名づけられたEMPIRE(帝国)。
そこに集いし、選手、スタッフ、観客...は、それぞれ、一つの思いを、心に抱いていました。


去年5月、試合中のアクシデントで、頚髄完全損傷、首から下が全く動かないという状況に
陥ってしまった高山選手。
しかし、今、高山選手は、まさに不屈の精神で、リハビリに取り組んでいます。


そして、メインイベント終了後に流れた映像の中で、高山選手は、
「足で蹴る感覚がちょっと出てきたのがわかりましたので、
悪さばかりをしている鈴木みのるの顔面をビッグブーツできるのを僕自身も楽しみにしています」
と話してくれたのです!


大会の最後に、みんなで叫んだ「NO FEAR!!」は、
そんな高山選手に対するエールだったと思います。


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「NEWSは、NEW(S)」


高山選手に関するNEWS、「新しい情報」は、もしかしたら、時間がかかるのかもしれません。


でも、僕は、信じています。
そして、ずっとずっと、待っています。


「高山善廣が、あの大きな足音を会場に響かせて、プロレスのリングに帰ってきました。」
「トップロープを一跨ぎ。プロレスラー・高山善廣、リングに立ちました!」


アナウンサーとして、
そのNEWSを、声を大にしてお伝えできる日が来ることを...。
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