1月16日 鈴江 奈々

2023年最初のリレーエッセイは、2003年入社の鈴江奈々がお届けします。

今年、入社から丸20年!

子どもが大人になる年月をアナウンス部で過ごしたことになります。

私は、“大人”のアナウンサーになれているのでしょうか。

 

ふと、部のロッカーに眠っていた

新人時代のノートと研修日記を取り出してみてみました。

2003年12月5日の研修日記。

当時、朝4時半から生放送していた番組「朝いち430」のMCを担当することになり、

番組のシミュレーションに臨んだことが書かれていました。

 

3台のスタジオカメラを前に、どこを見ていいのかわからなくなったり、

「お天気コーナー」のところを「ニュースコーナー」にしてしまったり、

お辞儀のタイミングを待たずに、一人で挨拶したり…と、大惨敗。

 

その後の番組スタッフとの長い打ち合わせの後、待っていたのは、

当時この番組を担当していた2年先輩の杉上佐智枝アナウンサー。

しかも、私の分の朝食を買って待っていてくださっていたのです。

 

他にも、杉上さんがニュース原稿読みのアドバイスを

メモにして渡してくださったものが、ノートからでてきました!

 

入社当時、自分の名前に「アナウンサー」の肩書きがつくことに戸惑うほど、

アナウンサーとしてのスキルも、心構えもなかった…。

 

そんな中、部の先輩方は、沢山アドバイスを送って、

不器用な私を“大人”のアナウンサーにしてくださったことを改めて実感。

ありがたいなぁ…(涙)

日本テレビのアナウンス部で仕事ができていることに、

改めて、感謝と誇りを感じます。

 

今、日本テレビには60人のアナウンサーがいます。

このうち後輩は、女性アナウンサー24人、男性アナウンサー19人と、

沢山の後輩に囲まれて仕事させてもらっています。

後輩の糧になる言葉を、そして、

情報が溢れる時代にテレビを見て下さる方の心に届く言葉を紡ぎだす

本物の“大人”のアナウンサーになれるよう、

視野を広く、思考は深く!全力で取り組みます。