5月19日 平川健太郎

今年は日本テレビが

民放初のプロ野球中継を始めてから70年の節目の年です。

2023年シーズンは歴史と伝統、

そしてさらに進化した新時代の映像と音声でお届けする施策をさまざま企画しています。

 

その企画のひとつとして、

先日放送の「巨人×広島」に、我々アナウンサーの大先輩にあたる

小川光明さんをお招きして、地上波中継内の一緒の放送席で様々なお話を伺いました。

小川さんは巨人V9時代や、

2000年の巨人優勝(江藤選手の満塁HR、二岡選手のサヨナラHR)の実況、

また“小川さんが実況すると巨人は負けない”など、さまざまな“伝説”を作って来られました。お正月の箱根駅伝の、初代放送センターの実況も小川さんでした。

 

小川さんは、学年ではわたしのちょうど30年先輩で、

わたしが入社した時の小川さんが、ちょうどいまのわたしくらいの年齢でありキャリアでした。

その頃の小川さんと言えば、それはもうはるか上の、親より年が離れた存在でしたので、

同じ空間にいるだけで緊張していたのを覚えています。

 

年だけはあの頃の小川さんに追いつきましたが、

いまの小川さんはさらに先を行っていて・・・

いまでもファンのみなさんにおなじみのあの声とトーンで

野球という空間を表現する技の数々・・・

横にいながら少しでも盗んで自分のものにしようと、耳が必死の2時間でした。