11月6日 村山 喜彦

11月です。「箱根駅伝」まで、あと2カ月です!
いよいよ準備も本格化してきます。
私は現在(11/1)名古屋でこのメルマガを執筆中、
明日行われる全日本大学駅伝の取材に来ています。
 

今シーズンは「出雲駅伝」が台風の影響により大会史上初の中止となり
学生駅伝は「全日本」と「箱根」の2大会になりました。
シーズン2大会は出雲が始まる前年(1988年度)以来のことです。
 
1988年度の箱根駅伝(第65回)といえば・・・、
・私が日本テレビに入社した年、初めて箱根駅伝に携わった大会。
・箱根駅伝に初めて留学生ランナーが出場した大会。
・「沢木マジック」「復路の順大」と言われ、この年も9区で逆転、
順天堂大学が箱根「4連覇」を達成した大会。
 
  
・・・新人の私が取材を担当した山梨学院大学、
甲府の寮にお邪魔して、話を聞いたオツオリ選手が2区でトップに立つ快走。
4区以降は順天堂と日体大のデッドヒート、
5区ではサブアナとして乗車していた1号車が小涌谷の踏切に引っかかって選手を追走するハプニング。
9区で山田選手(順大)が日体大を一気に逆転。
 
そんな65回大会から27年目の箱根駅伝、
この時日体大4区の別府選手や順大5区で往路優勝のテープを切った仲村選手、
東海大2区だった両角選手は現在、それぞれ母校の監督として後輩を指導しています。
当時まだ20代だった山梨学院大の上田監督の息子さんがこの春、山梨学院大に入学、
箱根の歴史はこうして紡がれていくのです・・。
 
 
・・・今、取材が終わって帰りの新幹線の車内です。
全日本は駒沢大学が完全優勝で大会「4連覇」を達成。
2位明治大に2分47秒差の圧勝に大八木監督は「箱根に向けて少し自信が持てる結果になった」と話していました。
26年前の全日本は優勝日体大(アンカーは別府現監督)、20秒差で2位順天堂大でした。
箱根ではその順位が逆転しましたが、果たして今回はどんな結果が待っているのでしょうか?