9月6日 山本紘之

昨年12月はサムライブルーがサッカーW杯でドイツ、スペインを相手に番狂わせを起こし、今年7月には女子サッカーW杯でなでしこジャパンの激闘に勇気をもらい、直近ではなんと言ってもバスケットボールW杯。自力での48年ぶりの五輪出場権獲得には大きな感動をもらいました。

それぞれのチームや選手にストーリーがあり、大きな壁を乗り越えていくその姿は、見ていて胸に来るものがありました。

ただ、まだ終わりではありません。息つく間もなく、現地時間9月8日にラグビーのW杯がいよいよ開幕します。

今年はフランスです。

同じグループにはイングランドやアルゼンチンなど、格上の相手が日本に立ちはだかります。毎試合厳しい戦いになることは想像に難くありません。が、先述したように昨今の世界での日本の活躍を見ていると期待せずにはいられません。不思議と勝利を引き寄せるパワーが宿っているのではないかと感じてしまいます。

4年前のW杯もそうでした。ここ日本で悲願のベスト8進出。熱狂しました。当時選手たちの間でテーマとなっていた言葉が「ONE TEAM」。チームのみならず、日本中が一つとなりました。

今大会は「OUR TEAM」です。

6月から始まった過酷な(の一言に集約しきれないほど熾烈を極めた)合宿を経て一つのチームとなり、選手一人一人が自覚と責任を持ちチームを引っ張る。まさに“私たちの”チームです。

私もこれまでの取材の蓄積や実況の経験を無駄にせず、自覚と責任を持って放送に臨みたいと思っています。

9月10日夜8時のチリ戦を皮切りに、18日朝4時イングランド戦、29日朝4時サモア戦、10月8日夜8時アルゼンチン戦と戦いは続きます。

私の勝負はサモア戦です。

皆さん!他人事ではありません!OUR TEAMです!遠い日本の地から、ラグビー日本代表に(あともし宜しければ私にも)大声援をお願いします!!