8月23日 岩本 乃蒼

アナウンサーとして、スタジオでのプレゼンテーションや

中継先での話しことばを考えること、

自身の経験をこのページやSNSでエッセイに綴ることはあっても

「記事」を書く経験はこれまであまり多くありませんでした。

 

私にとって新たなチャレンジ…

「取材」をして、「記事」を書いてみる。

やってみるとさまざまな発見がありました。

 

ことし1月「すい臓がん」と診断され、手術していたことを公表した

菅谷大介アナウンサー。

病名を告知された時の心境やこれまでの治療、

そしてこの経験を“伝える”ことへの思いをインタビューし、

日テレニュースサイトで、記事の執筆をしました。

 

対面でインタビューしたのは1時間半ほど。

事前に考えていた質問だけでなく

「がん」に関して詳しくない私自身

知らなかったこと、気になったこと、考えるべきことなど聞き、

『がん≠高齢でなる病気』だということや、

闘病しながら働くロールモデルが少ないことへの気づきを共有し、

職場の仲間としてできることを考えました。

 

今回の取材のなかにも

『働く』ことへの考え方、これから求められる多様な働き方の

ヒントもたくさん散りばめられていたと感じています。

 

正しい情報を伝え、その場の雰囲気や熱量を伝える文章を書く。

これからもアナウンサーとして取材対象者からの思いを聞き、

その伝える術も磨き増やしていきたい、そう思える経験になりました。