3月12日 藤井 貴彦

今、平昌パラリンピックの真っ最中!


私は先月の平昌オリンピック期間中、IBC・国際放送センターという
「テレビメディアが世界に映像を発信する場所」にいました。

日本テレビはその1フロアを間借りしてスタジオを作り、五輪の興奮をお届けしましたが、
その放送は多くのサポートスタッフによって支えられています。


カメラマン、音声担当はもちろん、本社との連絡業務だけを担当している人や、
取材先との交渉やロケ場所の選定などを担当するコーディネーター、
ロケ先まで運んでくれる運転手、私たちアナウンサー、記者などなど。
合わせるとスタッフは総勢100人を超えるでしょう。


そこには、海外での放送サポートを専門に行っているメンバーも含まれています。
私がバンクーバー五輪で実況中継を担当したときのコーディネーターとは8年ぶりの再会、
アメリカンフットボールの頂点を決めるスーパーボウルでお世話になったスタッフも
10年ぶりの笑顔と、異国での再会に喜びが爆発します。
このスタッフなくして、言葉の通じない海外で仕事を進めることは不可能です。


彼らは海外で生活をしているから日本のテレビ番組をあまり知りません。
そのスタッフの一人に「私は日本ではスターなんだよ」と冗談を言っても全く信用せず、
「藤井はスターフィッシュだろ!!!(海の生物、ヒトデ)」と鮮やかなツッコミが帰ってます。
そんなやりとりがとても幸せなのです。


もちろんフロアにはこんな笑い声も溢れますが、
多くのスタッフが睡眠時間も生活リズムもぐちゃぐちゃな中、がんばっています。
同じ釜の飯を食いながら現地の興奮をお伝えする、五輪中継。
アスリートだけではなく、テレビマンにとってもオリンピック・パラリンピックは特別な瞬間なのです。
スタジオから見える華やかな世界は、多くの人の見えない努力に支えられています。


最後までお読みいただき、ありがとうございました!


反対側からスタジオを見るとこんな感じです。



海外での中継には絶対に必要なお弁当リストです。