日本テレビは、東京都港区、駅で言うと汐留、新橋の近くにある。
広島県呉市で生まれ育った私にとっては、長渕剛の『とんぼ』に出てくるような大都会東京のど真ん中、ビル群に位置する弊社への出社に心が躍ったことを、今でも覚えている。
それでも、地元の風景や緑いっぱいの情景を見たくなることが、何度もある。
先日、妻のルーツの岩手県奥州市に帰省し、3日間過ごした。
見渡すと緑の葉が輝く木々が生い茂る森、田んぼでしっかりと根を張った稲、真っすぐな一本道。都会だと電車でどこにも行けるが、車がないと移動は難しい。ただ、その車から見る風景もなぜか飽きることなくずっと見ていられる。
仕事を忘れ、朝から甲子園を何試合も見て、ご飯を食べて、休憩がてら家族みんなで床に転がり昼寝をする。
起きると庭を散歩して、虫の音を聞き、夕日を見ながら、時間の流れをゆっくりと感じる。
私は、この「なにもしない」時の流れを感じることが大好きだ。情報にあふれ、スマートフォンをのぞき込む毎日から離れ、日本の豊かさを感じる時間を作ることは、これからも続けていきたい。
今年も、広島に帰って、懐かしい広島弁で会話をしながら、ルーツを感じる時間を作れるといいなと、心から願っている。


