2月19日 渡邉結衣

私は、空が好きだ。

 

この気持ちは、先月1歳の誕生日を迎えた愛犬に「そら」と名付けさせるほど、

私の日常に彩りをもたらしている。

 

なぜ空が好きなのか。

 

空は、場所、時間、天気、季節によって様々な表情を見せてくれる。

曙色、茜色、群青色、瑠璃色…。

空を表現する色は枚挙にいとまがない。

 

そんな空本来の表情に、

山や海、田畑、あるいはビル群など、周囲の景色が合わさり、

唯一無二の輝きを放ってくれる。

 

1月2日・3日に行われた、第102回箱根駅伝。

私は、サブアナとして1号車に乗らせてもらった。

箱根駅伝の歴史に残る数々の名場面が誕生した大会だったが、

「空」という点で言えば、復路8区の茅ヶ崎での景色が忘れられない。

 

茅ヶ崎は、雲一つない“空色”の空だった。

片側2車線の国道134号、その両脇にまっすぐ凛々しく立ち並ぶ砂防林、

沿道には途切れることのない大観衆。

その視線の先には、仲間への想い、周りからの期待、

先頭を走る高揚感を一身に背負う、学生ランナーの姿。

そして、それらを全て見守るかのように堂々と佇む、富士の山。

今年は濃い雪化粧をしていた。

 

目を見張るほどの、美しい景色だった。

日本が誇る風景、後世へと繋いでいくべき風景だと感じた。

 

春からは社会人4年目。

充実した忙しない日々の中でも、時に立ち止まり、大好きな空を見上げ、

広い視野で美しさに気づくことができる。

そんな一年にできれば。

 

 

※写真は、復路朝の芦ノ湖。