放送内容

10月22日

今回のアニキゲストは・・・
天才!脚本家・映画監督の三谷幸喜さん

三谷アニキの登場で「今日は何やるの?」と疑問に思う嵐メンバー。すると突然アニキの「今日は芝居を作ろうと思う」という言葉に驚くみんな。嬉しいし、楽しみだけど怖い・・・どんな展開が始まるのか?!

そんな三谷アニキからのお土産は…
三谷アニキが大好きだという富士そばの“コロッケそば”
三谷流の食べ方は、コロッケをできるだけつぶしてとかして食べる。
「コロッケをおそばに入れようと最初に考えた人はすごいね」とみんなが話していると、大野が「多分コロッケを食べようとしたら、たまたまおそばの上に落ちたんだろうね。一緒に食べたら、あっ!うまいじゃんって」
この大野の言葉に三谷アニキも苦笑い。

謎多き天才脚本家 三谷幸喜の
私生活(秘)噂話 聞き込みやがれ

噂①「24時間スーツを着ているらしい」

この噂に驚くスタジオ!
24時間は大げさだが、家に帰ってもスーツなのは本当だという三谷アニキ。
部屋着を持っていなく、家に帰ったら部屋用のスーツに着替えるという。
「普通の洋服は持っているんですか?」という相葉の質問に、持って無いという三谷アニキ。
さらに、犬の散歩用のスーツがあるという。これは3日前に着たスーツで洗濯に出すギリギリの
スーツなので多少汚れても大丈夫なんだとか

噂②「人とご飯を食べた事がないらしい」

この噂にも驚く嵐のみんな。
人とご飯を食べたくないことはないのだが、人と接することが苦手なため、
だいたい1人で食べるという。
その為打ち上げも大嫌いだと言う三谷アニキ。
子供の頃から誕生日パーティーなどで祝福されるのが苦手だったと言う。
そして、世の中で一番大嫌いなのがサプライズパーティーだと告白する。
何も知らされていなくて、行ったら「誕生日おめでと~」ってなると、ムカっとくるんだとか。
ここで二宮が「みんな、打ち上げの時ってどんなテンションなの?」と質問。
すると櫻井が、「イメージだけど、松潤はジャケット着て、ハットかぶって、サングラスかけて、
さっそうと歩くイメージ」だと言う。そして「相葉さんはすごいんでしょ?」と相葉に聞くと
「打ちあがりますね!打ち上げですから!」という言葉に爆笑するスタジオ。

噂③「松潤に怒っているらしい」

この噂に驚く松本!
三谷アニキが大好きな映画“大脱走”。
この作品は、 人間全員観なきゃいけないと思っているくらい大好きなのだという。
松本がこの映画を観たことがないというのでDVDをあげたという三谷アニキ。
松本にすぐ観てほしいし、面白かった~という感想を聞きたい!と思っていたという。
しかし…あげた翌日メールがくるかと思いきや全然こないので、
待てずに松本に「DVD観た?」というメールを送ったという。
すると、当たり障りのない返事が返ってきたので、
本当に観たのかと松本に聞くと「見ましたよ」という言葉にちょっと不満そうな三谷アニキ。
実は大野も大脱走が好きで、好きなシーンを聞かれ話すと、なんと三谷アニキと同じシーンが
お気に入りらしくアニキと大野固い握手を交わす!

嵐に直伝!アニキの三か条!

演出家 三谷幸喜が教える ステキなドラマ作りの極意学びやがれ

いつもの進行役のゲストが出てこない事に不思議がる嵐のみんな…
すると、三谷アニキが突然立ちあがり「進行も私がやらせて頂きます」と宣言。
ここからは、脚本・演出・進行もぜ~んぶ三谷幸喜!果たして何が始まるのか?

①表現力をつけやがれ!

まずは稽古をすることに。
ここでセット回転!
現れ出たのは、三谷芝居の基礎を学ぶ“三谷アクターズスタジオ”
恒例のお着替えタイムでジャージに着替えた嵐が登場!

まずは台詞を考えてほしいと言う三谷アニキ。
三谷流演技論「良い俳優は良い台詞を考え、的確に自分の思いを伝える」
そこで、表現力クイズをやってみることに。

この芝居の設定は、一般企業のオフィス・時刻は夜10時
登場人物は、残業をしている社員2人。
一人は早く帰りたい社員A、もう1人は一生懸命仕事している社員B。
この設定の中、社員Aが「帰りたい」とは言わずに、
できるだけ短い言葉で、帰りたいという思いが社員Bに伝わる言葉を答える。
この人が帰りたいんだなって感じればそれが正解。

早速実践!

まずは、帰りたい社員A=櫻井 一生懸命仕事をする社員B=相葉、でチャレンジ!
櫻井の回答は…「明日の朝も早くね?」
アニキの評価は60点!理由は直接的過ぎるという。

続いて、社員A=二宮社員 社員B=櫻井、でチャレンジ!
二宮の回答は…「薬 家に忘れてきちゃった」
アニキの評価は40点!帰りたいに直結する言葉はNG!

続いて、社員A=松本 社員B=二宮、でチャレンジ!
松本の回答は…「今日の晩飯なに食いたい?」
「惜しいです!夜10時なので晩飯は食べている」と厳しいお言葉がだが、
アニキの評価は今までで1番高い70点!

続いて、社員A=大野 社員B=松本、でチャレンジ!
大野の回答は…「もう限界だ」
アニキの評価は0点!台詞としては面白かったが趣旨がちょっと違うと残念がる三谷アニキ

ラストは、社員A=相葉 社員B=大野、でチャレンジ!
相葉の回答は…ケータイ電話を見ながら「身内に不幸があったかも」
この相葉の台詞に「これだけ考える時間があってこれ!?っていう…」と言う三谷アニキ
このアニキの言葉に何が答えだったのか教えてほしいとせがむ相葉!

正解はないのだが、自分だったらこう書くだろうな?というのは
「いま何時?」
時計を見ずに時間を聞くという事はそうとう帰りたいアピールになる。
これが表現力という。

②ビックリしやがれ!

人間の感情は色々あり、“笑う”“泣く”“怒る”実は、これらは、芝居をする上では簡単だという。
何故かというと、徐々に気持ちがたかぶって起こることで、積み重ねの感情だから作りやすい。
しかし1番難しいのがビックリする演技だという。
三谷アニキが知っている中で、一番上手なのは、田村正和さんだとか。
三谷流演技論「ビックリする演技が上手な俳優は優秀」

ここでアニキの「柱にぶつかってもらいましょう!」という言葉に驚く嵐のみんな!
演技力テスト→あるとわかっている柱に自然とぶつかる芝居をする
設定は、怒りを吐き出しながら歩いていると・・・気付かずに柱にぶつかってしまう。

まずは、相葉がチャレンジ!
ぶつかってみるが、うまくできず正座して「どうかOAだけはしないでください」と懇願する相葉。
これにはアニキも苦笑い

続いて、松本がチャレンジ!
これまたぶつかり方に納得しなかった松本も、正座をして「これもどうかOAしないで下さい」と
懇願する。
ビックリする演技って「相当難しいんです!」と語る三谷アニキ。

続いて、櫻井がチャレンジ!
柱にぶつかりながらも、柱に気づかないでそのまま歩いていってしまうという演技をする櫻井。
この櫻井の演技にブーイングのスタジオだったが、
三谷アニキの評価は、「前の2人よりは良かった」

そして、二宮がチャレンジ!
思い切り頭から柱にぶつかりながらも、何もなかったように歩いていく演技に
「今の良かった」とアニキから褒められる二宮。

ラストは、大野がチャレンジ!
柱に頭からぶつかり、ぶつかったまま足踏みをする大野の演技に
三谷アニキの「全く趣旨がわかっていない!」という言葉に苦笑いする大野。

この演技のポイントは、柱が遠くにあると思い込むこと。
それをふまえて、櫻井が再度チャレンジ!
しかし…うまくぶつかれず、正座して「何とぞ、OAだけばご勘弁頂きたい!」
と懇願する櫻井だった…

③三谷と舞台作りやがれ!

ここでセットが大回転!
現れ出たのは、夜の繁華街セット!

三谷アニキはいつも台本を書くときに、初めに設定・登場人物を頭の中で決めておいて、
そこからキャスティングを決めていくという。
それを実際にやりながら、こんな風に作っているんだよ。ということを見せてくれることに!
普段うかがい知れない三谷演出の舞台裏を見せてもらえるということで、
大感激する嵐のみんな。

設定は、夜の繁華街で同窓会。
2次会も終わり、深夜12時半。もう終電がない状態。
残った同窓生5人がどうするかという舞台。

三谷アニキが用意した役の設定は
「IT社長」・「俳優」・「サラリーマン」・「自営業」・「失業中」の5人。

そして誰がどの役を演じるかを三谷アニキが指名して決めることに!

「失業中」→ 二宮
設定…お金がないので帰りたい派・5人の中で1番屈折してる人。

「俳優」→ 大野
設定…帰りたい派。嫌われたくないから自分から帰るとは言えない人。

「サラリーマン」→ 松本
設定…唯一帰りたくない派。久しぶりに会ったので帰りたくない!
当然朝まで3次会に行くと思いこんでいる熱血漢。

「自営業」→ 相葉
設定:帰りたい派。唯一の妻帯者で子供も生まれたばかり、家族が待っているため早く帰りたいと思っている。

「IT社長」→ 櫻井
設定:帰りたい派。仕事があるから帰りたいけど帰りたいと言えない。
IT社長らしく、少し離れたところに運転手付の送迎者を待たせている。

この5人の抱えている問題は、「帰る」か「朝まで飲む」か。

台本はもちろんなし!
公開稽古スタート!

三谷監督から、1人づつ演技ポイントが伝えられる。
一切妥協無しの芝居付け!
すると監督から「コメディーじゃないんで!もの凄いシリアスなドラマだから!」
と注意を受ける嵐のみんな!

そしてラストシーンの稽古へ…。
果たして、どんな芝居になるのか?

いざ即興ドラマ大本番!
☆嵐×三谷幸喜 コラボレーションドラマ☆
タイトル『 別れ道 』

配役…
サラリーマン/松本 自営業/相葉 IT社長/櫻井 俳優/大野 失業中/二宮

同窓会の2次会が終わり、繁華街のお店から出てきた5人。

松本 : 久しぶりだけどみんな変わってないな~。じゃあ、次の店いこうか?
相葉 : ゴメン。今日はもう帰るわ。子供をお風呂に入れなきゃいけないし。
櫻井 : じゃあ、また今度にしようか?
松本 : 今度ってなんだよ!今度なんて来たためしないじゃないか!!(怒る)
相葉 : また今度な。
松本 : (相葉に殴りかかり)また今度、また今度って!
     (止めに入るみんな・・・帰っていく相葉)
大野 : あっ!今パパラッチに写真撮られた!マズイな~。
     (パパラッチから逃れるように去っていく)
松本 : じゃあ、3人で行こうか?
櫻井 : その前に1本電話していい?(お抱え運転手に電話する櫻井)
     「オレだけど、今日はもう帰っていい」
二宮 : 松本、櫻井にはお抱え運転手がいるらしいよ。なんか嫌な感じだな。
松本 : いや~櫻井はオレ達の誇りだな。
     (歩き出そうとする3人)
櫻井 : じゃあ、どうせならオレの知っている店に行こう。
     ワインもいっぱいあるし・・・
     松本、タクシー止めてきてよ!(松本がタクシーを止めに行く)
二宮 : 櫻井、今のはないんじゃない?松本はオマエの部下かよ。
     オレ、やっぱり帰るわ。
櫻井 : なんだよ、行こうよ。
二宮 : 飲みに行く金もねえし。
櫻井 : 金くらいオレが出すよ。おごってやるから行こうよ。
二宮 : オマエにおごってもらう人間の気持ちが分かるのか?何様だー!!
     まあ、オレの分も頑張ってくれよ。
櫻井 : なに言ってるんだ!オマエの分はオマエが頑張るんだよ!!
     (気まずい雰囲気の2人)
     (タクシーを捕まえた松本が戻ってくる)
松本 : ん?どうした? タクシー捕まえたから行こうよ。
     (3次会に向かう松本と櫻井・・・ひとりポツンと残る二宮)
     (空からは雪が降り始める)
二宮 : 2人を追わずに、ひとり繁華街へ消えていく・・・別れ道。

三谷監督のカット!の声がかかり、無事終了。
監督から笑みがこぼれ、「良かったです、さすがですね」と嵐全員と握手する三谷アニキ。

今回は三谷アニキに、
ステキなドラマ作りの極意を教わったメンバー。
来週は、どんなアニキにどんな技を教えてもらうのか?!

ゲスト紹介
アニキゲスト
三谷幸喜