放送内容

8月4日

今夜の「嵐にしやがれ」は…
科学界のインディ・ジョーンズ
長沼 毅(タケシ)さんが登場!

長沼先生の顔を見た瞬間に、誰だか分かった二宮と櫻井はとにかく驚く。
しかし、相葉、大野、松本はすぐには誰だか分からない様子・・・。
長沼先生との初対面に困惑気味の嵐。ということで、長沼先生の経歴を紹介!

生物学者 長沼 毅(タケシ)
ある時は光の届かない4000mの深海を探索。
またある時は、極寒の南極を探検。
過酷な環境で生きる未知なる生物を探し求め、地球上のあらゆる辺境の地を飛び回る。
宇宙にも精通し、あの野口聡一さんと宇宙飛行士の座を争った経歴を持ち、
いまでは年間100本以上の講演も行っている。
今なお、新たなフロンティアを開拓し続ける「科学界のインディ・ジョーンズ」と呼ばれている。

この経歴紹介を聞いて、深海4000mの世界の話に。
深海の世界は、電気を消したら真っ暗で、ほとんどなんにも見えない世界。
だが、所々に海底火山があり、周りには本当に謎の生物がたくさん住んでいるんだとか。
そして、それが発見されたのは、わずか30数年前のことと長沼先生。
すると、この話を聞いた大野は「楽しい!」と早くも笑顔。

今回の嵐にしやがれは…
夏休み中の子供達にピッタリの企画自由研究SPをお届け。
学校では教えてくれないキテレツ科学の授業!
夏休みの自由研究スペシャル スタート!

科学界の金メダリスト長沼毅先生から
驚きの新事実聞き込みやがれ!

噂①まもなく氷河期がくるらしい

この噂に驚くスタジオ。
「地球は、もう300万年前から氷河期に入っている」と長沼先生が衝撃発言。
ただその中でもホントに寒い時代と、それほど寒くない時代が繰り返しきていて、
今はそれほど寒くない時代だという。
だが、この寒くない時代もそろそろ終わってしまうという長沼先生。

「それが終わると寒くない時代が終わるって言う事?」と相葉。
また寒い時代になるが、氷河期が来るのはもうちょっと先かもしれないと長沼先生。

ここで櫻井が、「先生の言う『もうちょっと先』とか、
『あと少し』って言うのは大体何年くらいの周期なんですか?」と質問。

長沼先生いわく、今言った「本当に寒い時期」と、今みたいに「寒くない時期」というのは
大体1万年とか10万年っていう周期のことを言い、来年再来年先の話ではないとのこと。
この言葉に安堵する櫻井。
ただ、その中でも寒くない時代といえども、やや寒い時代があり、それが、もしかしたら
10年以内とか来年とかにくるかもしれないらしい。

「急に変わるんですか?なんの兆候もなく?」と松本が質問。
すると、「兆候はあるんですね」と長沼先生。
「それがくると僕たちに何か影響があるんですか?」と質問する二宮。
長沼先生によると、例えば寒くなると氷が増える。
それによって何が問題なのかというと、今までは液体の水が蒸発し、
雨になって降り注いでいた循環が、水が凍ってしまっているため雨が減ってしまう。
雨が降らなくなると乾燥し、世界中で水不足が起きる。
「そうすると水を巡る戦争も起きるでしょう。それに対して最近ですね、
どうもプチ氷河期がくることを予言するような出来事がある・・・」
この言葉にどよめくスタジオ。

例えば、太陽の黒点。
黒点っていうのは、実はあればあるほど太陽が元気といわれている。
今まではあったが、このところ黒点がほとんどない状態が続いているとのこと。
この事実を聞いた櫻井は「なんだって?マズいじゃないですか」と危機感を感じる。

太陽の活動が弱まってしまうから地球が受ける光や熱もちょっと減っている。
「これはもうプチ氷河期の始まり」と長沼先生。

長沼先生いわく、かつて黒点がホントになくなった時代があり、
その時代は地球が寒かった時代。
これは、300年くらい前の話で、ロンドンではあのテムズ川が凍ってしまったという。

ただ、ロンドンのテムズ川が凍っても、ロンドンの人々は元気で
凍った川の上でお祭りやっていたといい、もしなったら、
それなりに皆さん耐えたり適応したりして楽しむのでは?と長沼先生。

噂②2036年2月6日15時28分15秒に全世界が停止するらしい

松本「停止ってどういう意味ですか?」と質問。
すると長沼先生「停止というのは、ちょっと言い過ぎの面があるが、
その瞬間になったら多分多くのコンピューターが故障を起こすような話」
コンピューターには時計があるが、
あれは「1900年の1月1日の00時00分00秒」がはじまりになっていると言う。

ここで、長沼先生がホワイトボードで解説。
今のコンピューターは32ビットが主流ということで、
分かりやすく解説するために1つのメモリーを32個の箱に分けて描く長沼先生。

始まりが1900年の1月1日の00時00分00秒。
この時ここに入っている数字は全部0からはじまり、色んな組み合わせになっていき、
最終的にこのメモリーが全部1になるというのがカウンターの終わり。
この次の瞬間オール0に戻る時間が、2036年2月6日15時28分15秒なのだという。

「その時間にくるまでに、64ビットに増やしてしまえば良いんじゃないですか?」
という櫻井の質問に、「その通り」と答える長沼先生。
長沼先生いわく、今新しいパソコンは64ビットのものがそれほど高くない値段で売っている。
だから2036年になるまであと24年あるから、
その間にみんな64ビットに買い替えてくれたら良いとのこと。
でも、もしもその時32ビットの残ってるものがあって、
それがとても大事な場所に使われていたらどうなるか?
それがその時にオール0になってリセットされて
1900年のこの時と区別がつかなくなってしまうのではないか?とのこと。
「そしたらどうなるんですか?」という大野の質問に、
「わからない。コンピューターが何をするのかも予測つかない」と長沼先生。

「ただもう一個、困った事があってそれは2045年」
これは、コンピューターの世界で色んな部品が進化しており、
大体1年半から2年で性能が2倍になっている。
そのコンピューターの性能が2倍2倍2倍になっていくと、
いつか人間を超える日が来る。それが「2045年」だと言われている。

コンピューターが人間を支配しようと思うかどうかはわからないが、
その頃はコンピューターが人間の脳を超えているから、これもどうなるか分からないとのこと。

ここで相葉が、「今はコンピューターに勝てるってことですか?」と質問。
「今だったら勝てますね」と笑顔の長沼先生。
すると二宮が「でもごめんなさい、相葉さんは勝てないです」とバッサリ。
この二宮の言葉にスタジオ爆笑!

噂③ついに宇宙生物を発見したらしい

「何それ??」とどよめくスタジオ。
「ということは先生、これは新人類ってことですか?」と二宮が質問。

我々みたいな知的生命体は、考えるのは難しいがそれよりももうちょっと普通の生き物。
そういった生き物が生きていけるような地球以外の星を発見したということだと長沼先生。

それは、グリーゼ581gという星で、地球から約20光年向こうにあるという。

最近、太陽以外の星にも惑星があることがわかってきて望遠鏡で見られるという。
恐らくその星は地球と同じような液体の水がある星で、全部が水で覆われている水惑星。
陸地がないので、人間が住むのは不便だろうと長沼先生。

ここで、長沼先生が考えたその星に住んでいる宇宙生物の絵を大公開。

これは、長沼先生が理論的に考えて描いた図で、
空中を浮遊しているもので、昇ったり降りたりする生物なんだとか。
降りながら体をパラシュートみたいに広げてゆっくり降りる。
空中に浮いているプランクトンを降りながら食べる感じで生活しているとのこと。
大きさは、長沼先生の考えではこれは2、3メートルなんだとか。

「この星は行く事は可能なんですか?」という相葉の質問に、
「光のスピードで20年だからね…」と長沼先生。
すると、「相葉くんなら行けるよ」という櫻井の言葉にスタジオ爆笑。
「僕の新しい夢が出来た!」と相葉。

ゲストと即興コラボ企画

科学界のインディ・ジョーンズ長沼毅から夏休み限定!
深海から宇宙までの秘密がわかる極意学びやがれ!

ここで、オリエンタルラジオの二人が
インディ・ジョーンズの格好で登場!

ここでセットが大回転!
現れ出たのは、長沼未来研究所セット。

金メダル級に面白い科学の授業スタート!

ここで長沼先生から
「今から嵐の皆さんに私の助手になっていただきます」ということで
嵐も白衣に着替えて、学校では教えてくれない、科学の授業へ。

①南極の氷研究しやがれ

南極は地球の神秘が詰まった場所と長沼先生。
すると、なんとスタジオに南極の氷が登場!
「こんなたくさん使っちゃって良いんですか、この番組で?」と恐る恐る尋ねる松本。
「もったいないけどね」と笑いながら答える長沼先生の言葉に笑う嵐のみんな。

今日は特別に持ってきてくれたこの南極の氷で、授業開始。

ここで、長沼アニキから問題。
「この南極の氷は、普通の氷とは違います。水に浮かべるとどうなる?」

松本、「(溶けた後)空気が出る」と答え、
長沼アニキ「そうですね」とあっさり松本正解。

この南極の氷というのは、元々、何万年前か何十万年前かに降った雪が押し固まったもの。
ということはこの空気も何万年前かの空気。
だからこの空気は特別な空気だと長沼アニキはいう。
早速、水に浮かべる実験を…すると、パチパチと氷から音が。
「スゴイ!」と感動する嵐のみんな。

空気が圧縮されているので、空気が出てくる時には、
古代の空気がパチンと破裂しながら出てくるんだとか。
この貴重な古代の空気吸う嵐のみんな。

ここで長沼先生から、この空気の成分調べればその時代の気温がわかり、
それからその時代の二酸化炭素が入っているので
CO2(二酸化炭素)の濃度もわかるとのことでとても貴重なものだと説明。

そして、南極の氷は厚さがだいたい平均で2000メートル。
分厚いところは4000メートルもあるという。
その下にどんなものがあるかというと、所々に湖があると長沼先生。
なんと南極にはそういった湖が150個以上あると言われてるんだとか。

その中でも大きなものは、面積が琵琶湖の20倍のものがあり、
そこに向けてロシアの人たちが20何年間ずっと掘り続けて、
遂に先日3700メートル超えてたどり着いたという情報があったという。
これからの調査結果が楽しみなんだとか。
ホントに南極の氷の下っていうのはまだまだ未知の世界で
アナザーワールドがいっぱいあるから
私たちにとってはワクワクすると笑顔で語る長沼先生。

②深海の水圧体験しやがれ

深海は、南極以上にまだまだ謎が多い世界。
また生物学者にはかっこうの研究材料がいっぱいあるが大きな壁があるという。

それは「水圧」
今日はその水圧というのものが、どれだけ強いものであるかを実際に見て、体験することに。

登場したのは、水圧器というマシーン。
深海と同じような水圧をかけられる装置。

早速、発泡スチロール製のコップに深海並の圧力をかけると、どうなるかということを実験。
櫻井の予想→潰れる
相葉の予想→なくなる

実験の前に、変化がわかるように、大野がコップに長沼先生の似顔絵を書いてみる。

いよいよ実験!
レバーを押すと水圧メーターが上がり、徐々に圧力が上がっていく。
助手の嵐がお手伝いし、レバーを押すと…
深海700メートルの圧力がかかり、発泡スチロールコップはそのままの形で小さく潰れる。

ここで長沼先生より、
発泡スチロールは泡「アワ」っていう字の通り、中に小さい空気がある。
これは潰れちゃったらもう戻らないタイプ。
ポイントは中に空気が入っているかどうかなんだとか。

ここで問題。
水圧がかかる深海の中で、なぜ深海生物は潰れないのか?
魚の浮き袋はどうなっているのか?

櫻井の予想→もう潰れている。
二宮の予想→浮き袋がない、浮く気がない。
相葉の予想→酸素を必要としてない。だからエラ呼吸じゃない。

正解は、浮き袋が退化したものもいるし、
あるいは浮き袋はあるが中に空気ではなく、
油が入っているものがいるんだとか。油だと水に浮くし、潰れないらしい。

実際に空気がなく、ブヨブヨとして柔らかいものでも潰れないということを実証することに。

中に空気の入っていない豆腐とこんにゃく。
さらに中に空気は入っているスポンジ、これに深海と同じ水圧をかけたらどうなる?

助手の嵐がセッティングし、いざ実験へ!
かなり水圧が上がるものの、スポンジ、豆腐、こんにゃくも潰れなく変化なし。

コンニャクと豆腐は中に空気がないので、潰れない。
最初スポンジも空気はあったが、水が入って空気を追い出してしまったので
結果潰れないんだとか。
結局、スポンジの中は全部水浸しになってしまって空気の影響はないという。

もし、深海に人間が行けば多分肺が潰れるが、
肺の中にある種の液体を入れてしまえば大丈夫なんだとか。
酸素が大量に溶け込んだ特別な液体があって、
その液体から酸素を取り込むことができれば、人間も深海に行けるのでは?と長沼先生。

③微生物食べやがれ

是非食べてほしい微生物がいると長沼先生。
多分未来に向かっては微生物こそが期待できる有望な食品だと思うと長沼先生。

ここで、登場したのは微生物ラーメンとシェイク。
このラーメンとシェイクに共通の生き物が入っているが、その生き物とは一体、何でしょうか?
という問題が。その生き物の写真を見て、「ミジンコ!」と勢いよく答えた相葉だが不正解。

正解は「ミドリムシ」

「ミドリムシ」と言われているが、虫ではなく、「藻」(=植物)だという。
ミドリムシには必須アミノ酸とか各種のビタミン、
その他に栄養素が50種類以上も入っている有望な食品なんだとか。
早速そのミドリムシのパワーを頂くことに。
一口食べて「めっちゃ美味しい」と感動する嵐のみんな。

山手らーめん「みどりラーメン」(700円)
オリーブオイルにバジル、パセリ、そしてミドリムシ0、6gが入ったラーメン。
0、6g=大体6億匹ものミドリムシが入っているんだとか。
ちなみに「みどり増し」と言えば、スプーン1杯1g(10億匹)を追加料金100円で頼める。

すると、全員「みどり増し」をオーダー。
「ここに10億匹いるんだ」と驚くみんな。

ハンズカフェ「ハンズシェイク」(580円)
バナナとミルクがベースのシェイク。
そこにミドリムシ粉末、10億匹分をブレンドした一品。

「極めてこういう食べ物出た時にガチ食い(本気で食べる)をしない2人(大野、二宮)が
ラーメンガツガツですよ」と驚く櫻井。

今夜は長沼先生から
深海から宇宙までの秘密を学んだ嵐のみんな。
来週はどんなアニキからどんな技を教えてもらえるのか?

嵐が知らない世界を体験するコーナー

未知との遭遇しやがれ

チャレンジ:櫻井翔
ゲスト:ピーター・バラカン

カーテンが開き、ピーター・バラカンさんと対面する櫻井。
すると、すぐさまピーターさんから
「イギリスのどの街でも5分も歩かないうちに、必ず目に入るものは?」
と質問される櫻井。

悩みながらも「パブ」と答える櫻井。なんと見事正解!

ブロードキャスターのピーター・バラカンさん。
イギリス出身ながら、日本で暮らすこと38年。
流暢な日本語と幅広い音楽の知識でテレビ・ラジオで活躍。
そんな英国紳士 ピーター・バラカンさんから
日本で楽しめる 本場英国パブの極意学びやがれ!

①カウンターで耐えやがれ

パブは即払い制。
カウンターに人が溜まるとスタッフが困るので
スタッフが「次はあなた」というまでは勝手に注文せず
黙って待っていることがポイントなんだとか。

②ビートルズで仲間作りやがれ

パブは社交場。
知らない人同士でも会話ができる場所。
積極的に話をしてほしいとピーターさん。
ただ、初めて会った人に共通の話題を持ち出すのが困難。
そこで、イギリスと言えばビートルズ。ビートルズの話題であれば無難とピーターさん。

東京にもイギリスに近いパブがあるとのことで教わったことを検証するべく
櫻井 いざ出動!

やって来たのは・・・
渋谷にある 知る人ぞ知る本格的英国パブ。
お客の8割が外国人のこの店で
いざ、英国パブデビューしやがれ

ビートルズの事もしっかり勉強してきたと勢いよくお店に入る櫻井。

にぎわう店内。
着席し、しばしオーダーを待つ。
待つこと3分…やっとオーダーを聞かれた櫻井。

1杯目に薦められたのは
イギリスでは定番のシングルモルト「クラガンモア」。

「いい香り、美味しい!まるい味がしますね。
アルコールのキツい感じがそんなになく、飲みやすい!」と櫻井。

ここで、ピーターさんからパブの豆知識。
パブの定番料理と言えば、バンガーズ&マッシュ。
(マッシュはマッシュポテト。バンガーズはグリルソーセージの事)
これを組み合わせればイギリスの代表的な大衆料理。
是非、パブで食べて欲しいとピーターさん。

このお酒のおつまみにもなる、バンガーズ&マッシュを食べ大満足の櫻井。

そして、いよいよ
ビートルズの話題で会話を楽しむことにした櫻井。
隣に座っているお客さんに話しかける。

まず、櫻井が放り込んだビートルズうんちくは…
『イエスタデイ』は、ポールが夢の中で聴いて作った曲なんじゃないかっていう話に。
すると、「誰もが知っている」と言われ衝撃を受ける櫻井。

そして、逆に女性のお客さんから櫻井に「リンゴ・スターの本当の名前は何でしょう?」という質問が。
「リンゴ・スターじゃないの!?」と驚く櫻井。

正解は、「リチャード・スターキー」。
「まだまだだな。出直して来いよ!」とお客さんたちに言われ圧倒される櫻井。

パブ体験をこなした櫻井に。
ピーターさんの評価は75点。

ゲスト紹介
アニキゲスト
長沼 毅(タケシ)
セットゲスト
オリエンタルラジオ(中田敦彦、藤森慎吾)