酵母

『この酵母がちゃんとお行儀よく発酵してくれるか・・・・』
この言葉は、震災で酒造りが出来なくなった酒蔵の蔵人が
間借りした醸造場でお酒をつくることになったときのもの。
酒造りにおいて「酵母」は最も重要なモノ。
これがしっかり仕事をしてくれないとお酒は誕生しません。
ワイン造りにおけるブドウと違って、
お米にはそもそも糖分がないので、
まずはお米のでんぷんを糖に変え、
その糖をアルコール発酵しなくてはいけません。
それゆえ、極めて難しい作業と言われています。
その作業のキーマン(?)が「酵母」。
蔵人たちにとって、成否を託す我が子のようなものなのです。
それゆえ上記のような言葉が生まれるのです。
かくして生まれた福島の酒「活(かつ)」。
美味です!
蔵人たちの心意気が舌先から伝わってきます。
国酒としての日本酒。
この国のあらゆるシーンにおいて
人々の暮らしを豊かにしてきた日本酒。
日本酒が再生するということは
とりもなおさず、日本が再生するということなのです。
がんばれ日本!
がんばれ日本酒!
また来酒(らいしゅ)!
2012年1月29日 20:19 福澤朗

