再配達

2019年3月17日 20:32

全国で1日に再配達となる荷物は
平均で約200万個以上あるのだそうです。

深刻化する再配達問題を解決する為の
あの手この手の取り組みをご紹介しました。


私の知人に配達を生業としている男がいます。
担当する地域の地図がバッチリ頭に入っていて、
車への荷物の積み込みの仕方、
どういう順番に届ければ効率がいいかの判断力、
突然やってくる再配達依頼の電話への対応力や柔軟性、
すべてを持ち合わせたこの道の"プロ"ともいうべき男です。

その男が言っていました。
『再配達での不在は本当にへこむ・・・』と。

彼の給料は歩合制です。
荷物を1個届けていくらという計算です。
不在の場合、その時間とエネルギーは一銭にもなりません。

その男が言っていました。
『再配達したときに、心から感謝してもらえると報われる』と。

扱っているのはモノとはいえ、
それはヒトの手で届けられます。
そのアナログな作業に対して、私たちは情のある対応をしなくてはいけません。

その男が言っていました。
『たまに、飲み物をいただける時がある。そんなときは疲れが吹き飛ぶ』と。

何でもいいんです!
缶コーヒーでもジュースでも缶入り冷茶でも。
ただ、コーヒーやジュースの甘さには好き嫌いがあるので、
配達員の誰にも喜ばれるのは
『オロナミンCだ』とも言っていました。(←ご参考までに)


いずれにしても卒業&引っ越しシーズンを迎え、
配達業務が益々、ハードになる春。

サクラを愛でる暇もなく、街中を走り続ける彼らに心からの感謝を!

ではまた来週。


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ザ・デストロイヤー

2019年3月10日 20:19

日本時間の8日にお亡くなりになりました。
88歳でした。

私もかつて全日本プロレス中継で
デストロイヤー選手の晩年の試合を実況したことがありますが、
彼の真骨頂は何と言っても1960年代から70年代。
力道山やジャイアント馬場との死闘は今もなお語り継がれています。


相手の足を「4」の字のようにきめる、戦慄の「足4の字固め」。
天井カメラでとらえると見事な「4」の字です。
それゆえ、この技の表記は
「足四の字固め」ではなく、
「足4の字固め」なのです!

小学生のころ、この技をクラスの皆でかけ合ったことがあります。
この技の"深い"ところは
態勢を裏返すと、一瞬にして形勢が逆転するところ。
先ほどまで技をかけていた側が、一転、かけられる側になるのです。

『オラ!オラ!』といっていた側が、
一瞬にして『イテ~!イテ~!』になるのです。

「向かい風」も態勢をかえれば「追い風」になります。
人生はその風をどう受け止めるかが大事。
そんなことを「足4の字固め」は教えてくれました。


プロレスラー引退後は、日本とアメリカの文化交流に尽力され、
その活動が評価されて、
一昨年、「旭日双光章」を受章されました。

1993年に他界したアンドレザジャイアント。
1999年にこの世を去ったジャイアント馬場さん。
2000年にはジャンボ鶴田さんが逝去。
2009年には三沢光晴さんが天に召されました。

天界のプロレス界は実に豪華絢爛です。

心よりご冥福をお祈りいたします。

ではまた来週。

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神野大地選手

2019年3月3日 19:59

素晴らしい受け答えでした!

見事に、東京五輪代表の座をかけた選考レース(MGC)への
出場権利を得た神野大地選手。

こちらからの質問に対して、
理路整然と実にわかりやすく自分の言葉で話してくれるのです。

多くのトップアスリートがマスコミの質問に対して、
『う~ん』とか
『そうですね』とか
『え~とですね』とかの
言葉を発しながらその間に答えをみつけようとするなかで、
神野選手は即答です!


そんな神野選手も高校時代は話すのが苦手だったそうです。
それが青山学院大学に進んで、
原晋監督に指導を受けていく中で
理路整然とした喋りができるようになったそうです。

どのような指導で?

原監督は選手に対して、
「なぜ?」
「どうして?」と
しつこく(!)訊くそうです。

となると選手はその場しのぎの答えでは乗り切れません。
必然的に喋りが鍛えられます。


さらに番組でもご紹介した練習日誌の存在です。
大学時代から書き続けているそうです。

その日の練習内容やタイム、目標や反省点。
青山学院大学時代はそれを原監督が目を通し、
時にコメントを書き添えてくれます。
先生と生徒の交換日記的な側面もあったのでしょう。

それを卒業後も続けているそうです。

練習日誌を書き続けていく中で、
当然、そこで自分自身の考え方が醸成されていくのです。

原監督は陸上選手としてのみならず、
一社会人として立派にやっていけるための
人間教育をされていたのです。


現段階、30人近い選手が出場することになる
9月に行われるMGC。

これからアフリカでの高地合宿を重ねて
更に"進化"するであろう神野大地選手の活躍に期待したいものです。

ではまた来週!

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はやぶさ2

2019年2月24日 20:12

局アナ時代、アメリカンフットボール中継をしていた男にとって
「タッチダウン」と言われると、
どうしてもアメフトの得点シーンをイメージしてしまいます。

しかし、宇宙の「タッチダウン」はアメフトのそれと同じように
色々な人たちの努力と連係プレーの賜物なのでした!


このたび、地球から約3億キロのかなたにある
小惑星リュウグウに見事にタッチダウン(着陸・着地)したはやぶさ2。

「3億キロ」がどれほどの距離なのか?
でこぼこの表面にタッチダウンするのがどれほど難しい技術なのか?
素人にはよくわかりませんが、
今や、日本人の心は「はやぶさ」という言葉をきくだけで
無条件で感動のスイッチが入ってしまうのです。

挙げ句の果てには、卓球の水谷隼(みずたにじゅん)選手の
「隼」という字をみるだけで
リオ五輪の銅メダル獲得シーンとの合わせ技で
「はやぶさ」的な感動をしてしまうのです。


4年あまりの一人旅を経て
小惑星リュウグウで"いい仕事"をしているはやぶさ2。
今年の11月から12月には
地球に向けて小惑星を出発し、
2020年末には採取した物質が入ったカプセルを大気圏で投下。
その後、はやぶさ2は再び新たな宇宙の旅に出るというのです!
何という孤高なる人生!(いや、"探査機"生!)


1月は「行く」
2月は「逃げる」
3月は「去る」
この三ヶ月はあっという間に過ぎていきます。

もうすぐ新元号を迎えて、
ラグビーワールドカップが開催され、
気がつけばオリンピックイヤーになることでしょう。

そんな時の流れの中で、
黙々と一人でミッションをこなす
宇宙の『必殺仕事人』はやぶさ2。

もう、愛さずにはいられません。

ではまた来週!
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ふるさと"変"礼品

2019年2月17日 20:48

ふるさと納税の規制ルールが厳しくなります。
返礼品は『寄付額の3割以下の地場産品に限る』というもの。

このルールが盛り込まれた地方税法改正案。
総務省は6月からの施行を目指しています。


そんな中、自治体は様々な工夫を凝らしているのです。

ヒノキの加湿器や丸太!(岐阜県七宗町)
飛行機のファーストクラスで使われているお米!(新潟県阿賀町)
そして、オオグソクムシ!!(静岡県焼津市)

『オオグソクムシ』
海生甲殻類の一種で水深150メートル~600メートルの
深海底に分布する、体長10センチ~15センチの生き物。

その姿は・・・
グロテスクで気持ち悪い!
サングラスをしているようで可愛い!
メカニカルな感じが格好いい!
まさに賛否両論です。

つまり、そこに目をつけた焼津市が一番格好いい!

これまで漁師さん達は網にかかったオオグソクムシを
迷わず海に戻していたそうです。
ところが昨今の深海生物ブームで観賞用として火がつきました。
そこで焼津市ではあくまでも話題作りで返礼品に加えたとのこと。
ところが、寄付額にして120万円のヒット!
(ちなみにペットショップでは1匹約6000円で取引されています)


今の時代、何が受けるかわかりません。
田舎では当たり前のものが都会暮らしの人達に受けたり、
これまで廃棄していたものに希少性があったり。

列車が走行中滑らないように線路にまいていた砂が、
「滑らない砂」として受験生に人気が出たり、
台風が通過しても落ちなかったリンゴが
「落ちないリンゴ」として注目されたこともありました。
そもそも江戸時代にはマグロの「大トロ」は捨てていたんですから・・・。


ふるさと納税は新たなるステージに突入しました!
ここからは知恵と発想の戦いです。

これまでの"当たりまえ"が"大当たり"になるかも。
2019年下半期は思わぬヒット"変"礼品が生まれるはずです。
(まずは、新元号で注目される似た名前の自治体の返礼品に注目!)

う~ん、ニッポンは実に面白い。

また来週。


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