今どきの同窓会事情をカンシキ!

2016年12月8日 17:26

今宵の証拠物件はこちら!
大勢の男女が集まった『集合写真』であります。
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実はこれ、十数年ぶりに集まった同窓会での記念の一枚。
地元に帰る人も多い年末年始は、同窓会シーズンでもありますが
大変なのは幹事さんですよね。
同級生の連絡先がわからない、会場の手配や出し物の準備にも手が回らない...。
今宵は、そんな幹事さんのお悩みも解決してしまう、
今どきの同窓会事情を、カンシキ!

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バンキシャが向かったのは、新潟県上越市。
この日、ちょっとスゴイ同窓会が行われようとしておりました。

会場に集まったのは、おめかしした30歳の同級生たち。

参加者「え、ママだよね?」「ママだよ」
   「子供いるの?」「うん、2人」
   「えー!」

久々に再会した友人、お母さんになっておりました!
また、参加者の中には...

参加者「沖縄から」
参加者「いま住んでいるところ?シンガポール」

国内のみならず、遠く海外からやって来た人も。

会場では、地元にまつわるクイズ大会が行われ
地元の武将・上杉謙信に扮した男性が場を盛り上げるなど
郷土愛に満ちた催しが続きます。

そして会場の一画には、地元企業の宣伝コーナーも。
そこには日本酒がずらーり!
新潟上越の日本酒、いやーいいですねえ。

で、コレ、なんの同窓会なのかというと...
参加したのは、今年30歳になる上越市の中学校の卒業生たち。
全部で23校。およそ200人が集まった合同同窓会だったのであります。
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この大同窓会を仕掛けたのが、上越市の青年会議所。
彼らがこの同窓会を思い立ったワケとは?

青年会議所「地域の課題として人口減少は、どの地域も抱えている問題だと思いますが、
      Uターン促進を狙って、この30歳の同窓会を開催することになりました」
  
30歳は、転職や結婚など
様々な変化が生まれる年齢だと考えたそうです。

会場には、結婚式場案内のブースも。
ここで知り合って結婚することになったら、ぜひ地元で式を!
というアピールなんです。

沖縄から参加した男性、いかがでしたか?

参加者「沖縄で働いていて、余計に地元の良さというのが分かってくるので、
    いずれ機会があれば、その時は帰って来たいなと」

およそ200人が参加した大同窓会。
これだけの人を集められたのには、あるカラクリがありました。

そこで今宵は、ただ懐かしいだけではない。
今どきの同窓会事情をカンシキ!
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バンキシャが訪れたのは、東京・神保町にある会社。
電話をかける社員、すると...

社員「お世話になっております。笑屋の同窓会です」

同窓会?
そう、こちらの会社は同窓会の幹事代行サービスを行っているのです。

代表取締役「幹事さんにとっては、初めて同窓会をやる人がほとんどなので、
      手間を幹事さんにかけずに、同窓会ができるようなサービスがあったら
      二ーズがあるのではないかと。」

狙いは的中。
今では年間600件ほどの同窓会を手掛けているといいます。

この会社が何をしてくれるかといいますと...
案内状の送付から、会場の手配、
さらには当日のサポートなど、至れり尽くせり。
しかもそれらの料金が、会費の中に含まれているのです。

しかし案内状を送っても...
転居先不明で、届かないケースもあります。
そんな時、役に立つのが同窓会専用のSNS。

例えば...
案内状が届いたAさん。
SNSにログインすると、Bさんが転居先不明だと知ります。
AさんはBさんの連絡先を知っていたので、Bさんに連絡を取ってSNSに招待、
めでたく同窓会に参加することができる、という仕組み。

実は先ほどの上越市の大同窓会も、この会社が協力していたんです。
このSNSを活用したため、会員同士のつながりから
200人もの参加者を集められたというワケ。

さらにさらに...
幹事さんの悩みを解決する、こんなサービスも。

舞台は、三重県で行われる名門女子高の同窓会。
参加者は、子育ても一段落し、時間にも余裕のある52歳。
とはいえ久々の再会に、気分は女子高生。
みなさんはしゃいでおります。
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そんな会場に、何やら、同窓会とは場違いな一画が。
それは、子供に英語などを教える塾の宣伝コーナー。

実はこれ、スポンサーなんです。
企業に協賛金を出してもらうことで、
出費が抑えられるという仕組みだったのです。

でも同窓会に参加している人たちのお子さんは、塾に通う年でもなさそう。
塾がスポンサーになるメリットはなさそうですが...

スポンサー「自宅や貸会場を使っていただいて、
      勉強を教えるお仕事を頑張っていただける方を
      探しに参りました」

目的は、自宅などで勉強を教えてくれる先生を探すコト。
ということで、今回の名門女子高の同窓会は人材探しには最適。

さらに、ある時は
案内状にカツラのチラシが入っていたり、新製品の試供品を配ったりと
同窓会は、ビジネスチャンスの場でもありました。

一方、幹事さんは協賛金をこんな使い方に...

幹事「先生を無料招待としたかったので、
   スポンサーに入っていただいて、
   その分を先生の会費にあてて、まかなえた」

スポンサーのおかげで先生5人分の会費が浮いたそうです。

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さて、お次の舞台は、東京・新橋。
とある居酒屋の店内では...

お酒もそこそこに、
ノートを黙々と読みふける人たちが、あっちでも、こっちでも。
これは一体、どういうことでありましょうか?

すると、カウンターにいた1人の男性、
紙切れに、ペンを走らせはじめました。
それは「高校よせがきノート申し込み用紙」なるもの。
書き込んでいたのは、卒業した高校の名前でした。

そして...

女将「では、これをお預かりして探してまいります。
   ちょっとお待ちくださいね」

用紙を受け取った女将さん。
向かったのは、黒い背表紙のファイルがびっしりと並べられた本棚。
そこから一冊を選び出し、先ほどの男性に渡しました。
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女将「意外と近くにありましたよ」

コレは、来店した高校の卒業生が、
近況や思い出をしたためたよせがきノート。

ファイルを開くと、母校の写真や校歌が。
そして先輩後輩が書いた、たくさんのメッセージ。

客「懐かしいです、すごく」

バンキシャ「高校の同窓会に最後に行ったのはいつですか?」
客「実は一回も出席していないんです。なかなか日にちと時間が合わなくて」

社会人になると、なかなか行けないですよね。
だから、この日、居酒屋で1人だけの同窓会。

このよせがきノートがうまれたのは、常連客の何気ない思い付きがきっかけ。
そして今や、なんと全国にある高校の6割にあたる
3098校分のノートがあるんです。(2016年12月4日現在)

中には、帰国子女のためのノートも。
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また、このノートを書く上で、いくつかの決まりごとが。

女将「皆さんには、名刺を貼っていただいています。
   これは書くことに、責任をもつという意味があります」

ノートにペンを走らせる男性。
どんな思い出があったのでしょうか?

『かぼちゃアンパンとラーメンセット、
 学食の卵カレー(特盛)』

学食!いやー懐かしい。
これも立派な思い出ですね。

時として、同じ高校のお客さんが来店していることがあります。
そんな時は、年下の者が、年長者の席に赴き、
ご挨拶をするという、きまりなんです。

この日も、先輩が飲んでいるテーブルに行き、後輩がご挨拶。

先輩「何期生?」
後輩「平成2年卒です」
先輩「もうずーっと後輩じゃないか。僕は7期生だもん。
   ぼくは柔道部にいたんです。」

そして、がっちりと握手。
地元での再会を誓ったのでありました。

こちらのテーブルでは、ご挨拶のあとに名刺交換。
立派な社会人になりましたよ!

一冊のノートを介して、奇跡の出会いがうまれ、
同窓会に結びつくことも、しょっちゅうあるそうです。

女将さんにとって、よせがきノートとは?

女将「高校はね、半分は甘酸っぱい思い出があって、
   半分は故郷があって、本当に一番思い出が
   凝縮している3年だと思うんです。
   なので皆さんがノートをご覧になって
   『故郷を思い出したら、胸いっぱいになっちゃってね』と
   言われると、ノート作りはやめられない」