真相報道バンキシャ!

カンシキ!

2012年12月23日

赤プリが縮む?!最新解体技術をカンシキ!

証拠物件

バンキシャはヘリコプターに乗り込み、東京都心、赤坂上空へ。
目指すのは...赤坂のランドマークとも言える建物、赤坂プリンスホテルの新館です。
周囲には重機が!実は今、再開発のため解体工事中なんです。

一見すると、ビルそのものは、手つかずの様ですが、
これでも確実に解体作業が進んでいるというんです。

定点カメラを早送りで見てみると、縮んでいます!
実はこれ、巻き戻し再生工法という、最新の解体技術。

一体、どんな仕組みになっているのでしょうか?
今宵は、巻き戻し再生工法をカンシキ!


証拠物件

赤プリの新館は1983年にオープン。
地上40階、高さ140m。豪華ホテルの誕生でした。

赤プリでは様々なビッグイベントが行われました。
プロ野球ドラフト会議、スポーツ選手や芸能人の結婚式、
政治家の会合や政治資金パーティなど
まさに日本の歴史とともに歩んで来たのです。
去年の東日本大震災では、被災者の避難所になった事は記憶に新しい所。
クリスマスのライトアップは年末の風物詩でした。

そんな赤プリの解体。
爆破という方法は、思い出のある人たちにとっても酷なことですが、
大都会のど真ん中では難しいのが現状。
ましてや、赤プリは高さ140m。
日本のビル解体工事としては史上最高の高さなんです。
果たしてどうやって解体するんでしょうか?

特徴の1つは、ビル上層部を覆った、この防音材。
騒音や粉塵を防ぎ、この部分を縮めていく解体法を考えました。
これが「巻き戻し再生工法」なんです。
では、一体どうやって縮めているのでしょうか?

赤プリの中に入ってみると・・・油圧ジャッキの付いた柱が立っていました。
実はこれが巻き戻し再生工法の肝なんです。
建物の内部の3フロアに、ジャッキの付いた柱を建て、
まずは、中ほどの床を解体。そして壁を解体。
2フロア分の作業を終えた所で、油圧ジャッキで縮めると、建物も縮むという仕組み。
このジャッキを再びおろし、作業を繰り返していくのです。

こちらは現場のコントロール室の映像。
ここからコンピューター制御で、15本のジャッキを同時に動かします。
すると...みるみる赤プリが縮んで行きます。
今年6月に始まったこの解体工事。
およそ1年を掛け来年5月に完了する予定です。

日本は、あと10年ほどすると、
超高層ビルの解体ラッシュが始まると言われています。
理由は築年数。
10年後には築30年以上を迎える超高層ビルが150件もある事に!
また世界に目を向けると、その数は膨大。

騒音が少なく、環境にも優しい日本の解体技術が、
世界中のビルで必要とされる日が来るかもしれません。