真相報道バンキシャ!

バンキシャ!が考える新エネルギー

2012年10月11日

未来のエネルギーシリーズ3「太陽光発電1千万戸に!?」(2011.5.29.OA)

 フランスで開かれたG8サミットで菅直人前首相が掲げた「太陽光パネル1千万戸」計画。果たして実現可能なのか?バンキシャ!が検証した。

①太陽光パネル"設置可能な屋根"って
energy10.png
 日本で太陽光パネルを設置している家は
約70万戸(放送当時)。菅前首相は「設置可能な
1千万戸の屋根に太陽光パネルをつける」というが
どんな屋根ならいいのか?南向きであること、
屋根の大きさ、重みに耐えられるかなど、実は
様々な条件が。さらに初期コストが高いことが、
太陽光パネル普及の足かせとなっていた。

②サンシャイン計画~香川県・仁尾町
energy11.png
以前の科学技術白書に盛り込まれた「サンシャイン計画」。
「太陽光発電については、価格が従来より100分の
1以下になることを目標」...オイルショックを受け、
当時の政府は火力発電に代わる方法を模索していた。
かつて"太陽の町"と呼ばれた香川県・仁尾町。
1981年、政府はサンシャイン計画の一環として
100億円を投入し、この町に大規模な太陽"熱"
発電所を建設。だが発電コストが実用化への壁となり、現在は発電所の跡形もない。

③コストを下げても残る課題とは~群馬県・太田町~
energy12.png
 普及のカギをにぎるコスト以外にも、ある想定外の
課題が...。群馬県太田市では、550軒あまりの家に
無償で太陽光パネルを設置。住宅地丸ごと太陽光発電
を稼働させても技術的な問題が生じないか、実証実験
が行われた。その結果、各家庭の発電が集中すると、
配電線のパンクを予防するため発電が停止することが
明らかに。大規模に実施するには、電気を一時的に
貯めておく蓄電池を設置する必要があるのだ。家庭用の蓄電池は数十万円から百万円。
日本が"太陽の国"となるには、まだまだ課題が多い。

2012年8月17日

未来のエネルギーシリーズ2「地熱発電」(2011.5.8.OA.)

 火山国ニッポン。実は、世界第3位の地熱資源を持つ地熱大国でもある。(1位インドネシア、2位アメリカ)「地熱発電」とは、どんなもの?そして日本の地熱発電は?

①アイスランドの"青い"温泉地へ

energy5.png

energy6.png


energy7.png


日本から1万1千キロ離れたアイスランド。そこにはゴツゴツした岩に、青い水が広がる「ブルーラグーン」が。青い水は温泉。露天風呂としては世界一の広さを誇る観光名所だ。
この温泉、隣接する地熱発電所から送られてきていた。
地熱発電とは、マグマによって熱せられた地下の蒸気や温泉を取り出し、蒸気でタービンを回して発電する方法。蒸気は冷まして水に戻し地球に返すか、温泉などに利用されている。
発電所で目撃したのは日本製の発電機。実は世界シェアナンバーワンを誇る。


②原発を放棄し地熱を選んだフィリピン

energy8.png
 総発電量の17.6%を地熱でまかなうフィリピン。
レイテ島の地熱発電所は、原発の「代わり」に造られたものだ。
バターン原発は、1984年に完成していながら一切稼働したことがない。完成2年後にチェルノブイリの事故が発生、政権交代もあり、運転が見送られた。その後、電力不足から原発再開も検討されたが、一昨年改めて原発放棄を決め、地熱・火力を中心に電力を賄っている。


③日本の「地熱」、その可能性は?~岩手県・松川地熱発電所~

energy9.png

日本の地熱発電所は18か所。岩手県の松川地熱発電所では使用した温泉を地域に還元、まちづくりにも利用している。
一方、地熱開発により温泉が枯れるなどとして反対する温泉関係者も。国は枯れたことはないとしているが、他にも掘削にかかる莫大なコストがネックとなり、日本では普及が進んでいない。
だが環境省は今後最大で原発12基分に相当する地熱発電が開発可能としている。

2012年8月 2日

未来のエネルギーシリーズ1「風力発電」(2011.4.24OA)


 環境省は再生可能エネルギーを、今後どれだけ導入することができるのか、試算を発表。
それによると、太陽光・水力・地熱・風力発電の中で理論上開発可能な
電力量が最も大きかったのが、風力発電。そこでバンキシャ!は、未来のエネルギー
シリーズ第一弾として風力発電に注目した!

①日本最大級の風力発電所へ ~北海道・宗谷岬ウインドファーム~
energy1.png
 北海道の大自然に囲まれた、宗谷岬ウインドファーム。
57基の風車が回る壮大な景色が広がる。稚内市の約7割を
まかなえる発電力だ。しかし、日本全体では、ナゼ、
風力発電は普及しないのか?

②風力発電が普及しないワケとは?
energy2.png
 静岡県・南伊豆町。住宅地の目と鼻の先に風車が並ぶ。
住民は、「風が強い日には、すごい音がする」
「頭痛やめまいを感じるという人がいる」と話す。
また、東伊豆では、景観問題や、鳥が風車に
巻き込まれる「バードストライク」などを理由に
反対する住民らも...。

③未来の風力発電 ~茨城県・ウインドパワーかみす/九州大学~

energy3.pngenergy4.png
 こうした問題をクリアできるのが「洋上風力発電」。茨城県神栖市には、3.11の津波に耐え、その後も電力を供給し続けた風車がある。風車が立つのは海の中だ。
洋上ならば、近くに住宅地もない。さらに陸地より風が安定して吹いているため、風がやんだら発電できないという弱みもカバーできる。
 九州大学では、海に浮かべる「フロート型」の洋上風車を開発中。
風力発電の普及は、今後どこまですすむのだろうか?

最新の記事

月別アーカイブ