真相報道バンキシャ!

バンキシャ!が考える新エネルギー

2013年8月15日

未来のエネルギーシリーズ8「太陽光パネル戦争...中国は」(2012.5.6OA)

 ことし7月に始まる、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度。通常より高い値段で、一定期間、電力会社に買い取ってもらえるというもの。これを見据えて中国企業が激しく動いていた!

①世界4位の太陽光パネルメーカー

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 日本に47か所ある(放送当時)「メガソーラー」
=大規模な太陽光発電所。固定価格買い取り制度が
始まれば、100か所以上増えると見られている。
これを見越して、ある中国企業はことし4月、日本
法人を立ち上げた。長野県にある実験施設では、
日本、中国、韓国などの太陽光パネルの性能を比較。
中国製品は、発電量はまちまちだが、いずれも日本
製品より2割ほど安いという。

②中国の"太陽谷"で見た、強さの秘密

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 中国・徳州市。噴水、花壇、ゴミ箱の上にまで、太陽光パネルが設置されている。
さらにレストランには太陽光エネルギーだけで調理したメニューも。太陽谷と呼ばれる
このエリア、使用するエネルギーの半分以上を太陽光や太陽熱でまかなう。
 その中心部にあったのが直径120メートルの扇形の建物。太陽熱温水器や
太陽光パネルが、びっしりと張られた建物はパネルメーカーの本社だ。
担当者は「日本は注目の市場」と話す。実は、中国政府は太陽光などの
クリーンエネルギー事業に、10年で約65兆円を投資する計画を発表。
太陽谷の建設にもおよそ11億円の補助が。こうした政策が、中国メーカーを
後押しているという。

③かつての世界1位、日本は、どう対抗する!?

 メガソーラー専門の部署を設立した日本メーカーは、施工や管理など、
パネルの価格以外の付加価値で中国との差別化を図るという。

2013年8月15日

未来のエネルギーシリーズ7「小水力発電」(2012.4.22OA)

 水力発電は知っていても、"小"水力発電は聞いたことがない...そんな人が多いのではないだろうか。高い山と豊かな川に恵まれた日本。これまで利用してこなかった
水の流れを利用して、採算もとれるという小水力発電に注目した!

①小水力発電「元気くん1号」~山梨県・都留市~

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 小水力発電を推し進める町、山梨県都留市。市の職員に案内された先には、直径6
メートルの水車。その名も「元気くん1号」。15,6世帯分の電力をまかなうことが
できるという。元気くん2号、3号もあり、視察が絶えない。災害に備えた自家発電の
強化として始めたという。

②年間5000万円の収益!新規参入も~富山県・黒部市~

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 ことし4月から本格稼働を始めた富山県黒部市
の小水力発電。農業用水から取り込まれた水が水車
を回転させ、発電。水は農業用水に戻される。
作った電気は全て売電、年間5000万円の収益に
なるという。地元の商工会議所も町起こしに利用
できないか考えていた。しかし、小水力発電を
始めるためには、水利権の申請が必要。河川の水の
利用には国交省などの許可が必要で、川から引いた農業用水の利用であっても、
元の川の水量や生態系などへの影響がないことを証明しなければならない。
その手続きの大変さに断念する人もいるという。

③水道水を利用して...水利権必要ナシの新たな発電

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 横浜市水道局で行われていたのは、水道管に水車
を取り付ける方法。河川の水ではないため水利権は
関係なく、既にある水道管を利用するためコストも
押さえられるという利点が。これまで使われていな
かった水の流れから電気が生まれている。

2013年8月15日

未来のエネルギーシリーズ6「波力発電」(2012.4.1OA)

 波の力を電気に変える、波力発電。世界第6位の排他的経済水域を誇る日本。その
波力エネルギーの潜在力は、最大で原発約30基分(東京都などの試算)。波力発電の先進国は日本と同じ島国イギリス。バンキシャ!がそこで見たものとは?

①その名も「ウミヘビ」...波を収穫せよ!

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 イギリスの最北部にあるオークニー諸島。そこに
は、「ウミヘビ」と呼ばれる波力発電装置が。全長
約180メートル。タンクのようなものが連結して
おり、波に揺られて連結部が曲がりくねると、発電
する仕組みだ。世界でも実用化されていない波力
発電。最も実用化に近いものの一つがウミヘビだ。
オークニー諸島には発電装置の実証実験場があり、
企業誘致や雇用対策にもつながっているという。
実験場の所長は言う「日本も海洋国家で、エネルギーを必要としているなら、今こそ
波を収穫する時です」


②復興の目玉は、釜石市沖の実証実験場

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 イギリスのような実験場があれば企業や研究者が
集まり、新たな雇用が生み出せる...被災地の岩手県
釜石市は、復興の目玉に波力などの海洋エネルギー
を据えた。日本の海では、どんな波力発電が適して
いるのか?ある企業で研究が進んでいたのは、
「ウミヘビ」タイプではなく、ブイ型の発電装置。
漁業権などの問題が複雑な日本では、海の利用面積
が小さいタイプが望ましいという。

③パワーブイで波力発電プロジェクト

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 ブイ型装置の原型は、やはりイギリスにあった。
全長約40メートルの「パワーブイ」。波で上下
するブイの動きを利用して発電する。日本の海は
すぐに深くなるためこれを「フロート型」に改良
するという。2015年度以降、東京の神津島で
実証実験が始まる予定だ。今後の課題は、海底の
送電ケーブルの整備。海は電力の源となるのか?

2013年8月15日

未来のエネルギーシリーズ5「洋上風力発電で復興」(2012.1.22OA)

 東日本大震災で津波に襲われた福島県いわき市。放射能の風評被害もある中で、
市が目指していたのは「洋上風力発電のまち」...風力発電で復興、その構想は?

①自然エネルギー大国も"風力"で町おこし

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いわき市が目指すのは、小名浜港の沖合、30キロ
から40キロに洋上風力発電の風車を建てること。
洋上風力発電を産業の大きな柱にして、町全体の
再生につなげようとしているのだ。政府も既に予算
を計上していた。そのいわき市がお手本としたのが
ドイツの港町、ブレーマーハーフェン。かつては
造船の街として栄えていたが、冷戦終了と共に衰退。
その港町で、今造られているのが風車だ。自治体などが集中的に投資し、誘致活動
をした結果、風力発電の関連企業が集まった。1998年の失業率は16.5%。現在は9.8%まで改善したという。

②洋上風力発電を実現せよ!...いわき市の強みと弱み
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 風車の建設を想定している沖合へ向かうと...
取材した日は風速毎秒7.8メートル。洋上風速は
発電にも十分。さらに、いわき沖には既に発電所の
送電網があり、それを利用できるという強みが。
だが沖に出るとすぐに水深が深くなるのは弱み。
欧州で洋上風力発電が普及しているのは、遠浅の
海だからという理由もある。深くなるとそれだけ
コストがかさむのだ。

③"救世主"はノルウェーに...
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 いわき市が注目している風車が世界に1つあった。
ノルウェー沖10キロの洋上にある高さ65メート
ルの風車。水深は200メートルもあるが、支柱は
浮いている「フロート型」。風車から24時間送られ
てくる風向きなどの情報をもとに300キロ以上
離れた場所で制御されていた。こうした技術を取り
入れて、いわき市は「洋上風力発電のまち」として
復興できるだろうか。


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