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第2回:司法解剖ってなぁに?

千葉大学大学院 法医学教室教授 岩瀬博太郎さんより解説していただきました。

司法解剖は、犯罪性が疑われる変死体もしくはその疑いのある死体の死因などを究明するために、裁判所が発行する令状の下で行われる解剖です。

司法解剖を行う者の資格について詳細な規定はなく、法的には、学識を有し、かつ捜査当局の嘱託を受けた者なら誰でも行えると解釈できるので、かつては警察協力医などの臨床医によって行われるケースも存在しました。

しかし、法医学の分野における専門性が格段に増した今日では、大学医学部において、高度な専門知識を持つ法医学者の手で執行するのが一般的になっています。

解剖だけで死因判定がされていると思われがちですが、実際にはそうではなく、解剖で採取した臓器片、血液、尿など用いるなどして、薬物検査など様々な検査が実施され、警察の捜査結果と合わせて死因が総合的に判断されています。そのため、正式な結果報告ができるのは最短でも一か月程度、場合によっては何か月もかかることがあります。

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