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    11月21日放送
    前編

お嬢さんは桔梗の花のような人でした——。
下宿に住まわせてもらっている学生…彼はその家のお嬢さんに「先生」と呼ばれていた。

ある日、彼は道を求め続ける男、Kを下宿に連れていく。
最初は無愛想だったKだが、少しずつ馴染んでいく。それはだが、彼とお嬢さんとの間に、強い紐帯が生まれるということでもあった。先生は激昂する。「覚悟もない奴に!」。
だが、Kは笑って呟くのだ。「俺には何もない、あるのは覚悟だけだ」。


後編

お嬢さんはひまわりの花のような人だった——。
先生に誘われるまま、Kは下宿に住まわせてもらうことになる。
最初は道に励もうと家人も気にしないKだったが、お嬢さんの行動に、少しずつ心惹かれていく。そして、ある時、Kはお嬢さんと手をつないでいるところを先生に見られてしまう。
悩むKはついに先生に相談を持ちかけるも、突き放される。
そこで彼は笑って呟いた。「覚悟…覚悟なら、無いことも無い」。