• 蜘蛛の糸|地獄変  

  • 物語  


  • ten
    12月26日放送 (1時間放送)

    -蜘蛛の糸-

世に聞こえた盗賊・陀多。その傍若無人ぶりは比類なく、権力の中心にいる国 王のパレードをも手玉に取るほどだった。
一匹の蜘蛛に慈悲を与えたその帰り、彼はついに国王軍に捕まってしまう。
刑に処され、行き着いた先……そこは彼がか つて殺した亡者どものいる世界、すなわち地獄だった。殺した者に殺され、殺さ れた自分は殺した自分でもあり……連関していく苦しみが、陀多を襲う。
そこに降りてきた一本の糸。それこそ、彼を救う救いの手綱だった。


-地獄変-

国王にもその実力を認められる稀代の絵師、良秀。彼はある時、王の民を人とも 思わぬ専横ぶりに愕然とする。
衝撃の覚めやらぬまま、彼は王から栄華を誇るこの国の絵を描くように仰せつかる。 この国……貧しい人間を蹂躙し、貴族だけが栄える、そんな国を、良秀は狂気に取り付かれたが如く描き続ける。
そこに描かれていたのはまぎれもない、地獄だった。さらに良秀は国王に直訴する。
その願いは国王を激しく揺さぶるものだった。。