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威勢の良い掛け声に誘われて、上野はアメ横を独りぶらついていた旅人の加門亮さん。
活気ある人ごみの中で、若者たちが肩からぶら下げているビニールのバッグが気になった様子。
旅には積極性が大事、若者に声をかけて聞いてみると、
このビニールバッグは上野にあるスポーツ用品の店
「ムラサキスポーツ」
で買い物をすると入れてくれる袋なんだとか。

このビニールバッグが大きくて便利なので、
スポーツ好きの若者や荷物の多い
学生さんなんかに好評で、
日常生活にはなくてはならないものになっている。
何でも利用してしまう若者発想に驚きの加門さん。
この先もっっと面白い発見が待っているはずと、
京成線の旅に出発。

最初に下車したのが新三河島
この辺は狭い路地に町工場が密集している、働く人たちの町。
京成線のガード下を歩いていた加門さんの目に飛び込んできたのが、
出前のおかもちを持ったスーツ姿の男性。
どう見てもラーメン屋さんの店員には見えない。
スーツにネクタイとおかもちのミスマッチが気になって後をつける事に。

スーツ姿の出前持ちの着いた所は、
近くのラーメン屋さん「末広軒」
聞いてみると、この店はセルフ出前のラーメン屋さん。
昼時は店が混んで忙しいので、
自分の分は自分で出前をし、
食べ終わったら再びおかもちに入れて
返さなくてはいけないとの事。

なるほど、そこまでしても食べたいラーメンとは「末広件軒」名物の「もち入りラーメン」。
働く人の町で生まれたこの「もち入りラーメン」胃袋を満足させてくれるだけでなく、
あっさりとした東京ラーメンに合うお雑煮感覚の上品な味。
おいしいラーメンと下町の路地裏で支え合う人々のあったかさに触れ、
心も体もポカポカの加門さん。さらに新三河島の町工場街をぶらり。
路地裏を程なく行くと小さな町工場「美術銀器 ほそや」の前で、
銀食器のオブジェを発見。
どうやら銀のスプーンを作っている所らしい。
作業していたご主人、細谷栄吉さんに尋ねると、この道55年の銀食器職人。
深くしわの刻まれた手に、仕上げたばかりの輝く銀のスプーンが握られていた。

隣で作業しているのが二代目職人の細谷隆さん、
二代目はオリジナルスプーンの製作に特に力を入れている。
このオリジナルスプーンは結婚式の引き出物や
パーティーなどの記念品として喜ばれているんだとか。
どんな複雑な形でもすばらしい
銀のスプーンにアレンジしてゆく。
父親から教えられた技術が形を変えて受け継がれている。

ひとめでオリジナルスプーンの魅力に取り付かれてしまった加門さん、
二代目に相談してオリジナルスプーンを作ってもらう事に。
無理を言って夕方までに仕上げてもらい、再び取りにくることを約束。
果たしてどんなスプーンを頼んだのでしょうか。
次に降りたのが町屋
下町らしい路地裏でおしゃれなお店を発見。
なんだかそぐわない雰囲気に戸惑いながらも、下町風のフランス料理屋「ダンドリオン」に入った加門さん。
出された料理を口にしてびっくり。

本格的なイサキのバターソテーに添えられているのが
「切り干し大根の赤ワイン煮」と「ゴボウのチップス」。
和の食材をフランス料理にアレンジした、
シェフの下川勝久さんのアイデア料理。
下町の人でもなじみ易いようにと
研究に研究を重ねた心のこもった一品。
思わぬ発見に料理の奥の深さを
あらためて知った加門さんは再び京成線に。

下町の路地裏探検にはまってしまった旅人加門さん。
今度は歴史のにおいのする旧日光街道を散策しようと、千住大橋で下車。
すっかり新しい町並みに変わってしまった旧日光街道で面白い手作りの看板を発見。

その看板に書かれているのは「元乾物屋」とか
「元青物屋」といった昔の職業を書いた「元○○屋」看板
かつては千住のやっちゃ場で賑わった界隈も
今では住宅街となってひっそりとしている。
昔のような活気を呼び起こそうと
地域の人たちがはじめたのがこの看板。
耳を済ませば昔の喧騒がよみがえってきそう。

「元○○屋」が並ぶ中、「現五代目」があると教えられて、やって来た加門さん。

こんにゃく「山栄食品」はやっちゃ場の時代から
ここ千住河原町でこんにゃくを作り続けて来た。
そんな伝統あるこんにゃくやのご主人、
粉川利二さんにしらたきを使った
やっちゃ場風野菜の煮物の料理を教えてもらう。
昔はみんなが商売をしていたから
自分の所の材料を持ち寄って作ったのが、この料理。

乾物も青物もこんにゃくもみんなひとつのなべでいっしょになって、
下町の心意気の伝わる料理をご馳走になった加門さん。
次なる途中下車はお花茶屋
またまた路地裏にひかれて歩いている加門さん。
にぎやかに子供の声のするこどももんじゃ「くらもち」を覗くと、実はここ駄菓子屋さん。

子供たちが毎日学校帰りに集まって、
もんじゃ焼きを食べに来る。
値段も150円と子供価格。
ラーメン、ミルクせんべい、ソーセージなど
店に置いてある思い思いの駄菓子を入れて
好きなもんじゃにするのがやり方。
子供たちにもんじゃをおすそ分けしてもらい
すっかり子供の気分に戻ってしまった加門さん。

再び京成線へ。
加門さんを乗せた京成線は高砂に到着。
更なる下町を求めて思いつくままに金町線に乗り換えです。
あっという間に終点金町に到着。下町の路地裏探検に出かけます。
商店街をぶらついていた加門さん。おしゃれなケーキ屋「マリエ」を発見。

店内に来たお客さんが写真を出して
お店の人と何やら相談。
実はケーキにチョコレートとジャムで色を着け、
写真を真似た似顔絵ケーキを作ってくれる、
実にユニークなケーキ屋さん。
出来上がった似顔絵ケーキを
配達するというので、
どれだけ似ているか確かめるため、
加門さんもついていく事に。

やって来たのが近所の割烹料理「はら」
ここで近所のおばあちゃんの69回目の誕生会が開かれていました。
おばあちゃんをモデルに作った似顔絵ケーキを開けてびっくり。これが本当にそっくり。

驚いている加門さんの前に運ばれて来たのが鴨の肉。
「はら」ではこの鴨の肉が名物。
炭火で焼いてご主人特性のポン酢を付けて食べる。
油のたっぷり乗った鴨の肉を堪能し、
さっきのおばあちゃんからのおすそわけの
似顔絵ケーキを食べようと、
スプーンを手にした加門さん。

「アッ、忘れてたスプーン」
急いで新三河島の銀食器「ほそや」を目指す加門さん。
夕暮れの町工場で加門さんの来るのを
待っていてくれた二代目。
出来上がったスプーンを見て
すっかり上機嫌の加門さん。
なんとスプーンは歌手の加門さんらしい
ユーモラスなマイクスプーン

京成線の旅のいい思い出になったようです。

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