房州鋸職人 粕谷雄治さん
千葉県指定伝統的工芸品 房州鋸 中屋雄造商店
南房総で450年の歴史がある房州船鋸。
その流れをくむ粕谷雄治さんは地取りから目抜き、焼き入れ、仕上げまで
すべて手作りで伝統の技を今日まで伝えています。
屋号の「中屋」とは鋸屋のこと。
日本全国、中屋といえば、鋸を作っている所なのだそう。
船にはケヤキや樫などの堅い材木を使うため、それを切る船鋸は切れ味と耐久性が求められます。
そのため、船鋸は日本刀と同じ玉鋼で作り、焼き入れと叩きを繰り返し、耐久性を高めます。
さらに求められるのがスムーズな曲線を切る扱いやすさ。
普通の鋸では木目に対する立引き用と、横引き用が分かれているのに対し、
曲線を切らなければならない船鋸は、それぞれの歯が混在した鋸が必要になります。
この鋸を「廻し引き」といい、桶を作る職人や仏像を作る職人なども「廻し引き」を使います。
また、水が漏れないように木材同士を合わせる断面を作る「摺り合わせ」には
適度に断面を凸凹にするためのアサリ出し(歯と歯の開き具合を作る)が必要です。
これらの鋸を作るための目立てやアサリ出しには高度な技術と経験が必要とされ、
用途を理解して船鋸を作れるのは、今や日本でここだけだそう。
しかし、30年ほど前から木造船が姿を消し、それに伴って船鋸の需要も減ってきた現在、
その技術を活かし、生け花用や植木のせん定用などの鋸を作っています。

職人の技!!

房州鋸

体験するジローラモさん!!
最寄駅 江見駅より徒歩5分
所番地 千葉県鴨川市東江見2−2
電話番号 0470−96−0349
特選情報
 
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