ぶらり途中下車の旅

こちらの神社に奉納されているお神輿は、当時鉄工所を営んでいた今井さんが、神輿保存会「神龍有睦」の皆さんの手を借りながら作り上げたもの。
今から１３年前、「神龍有睦」会長の秋山さんは、どうせ作るなら担げなくてもいいから大きい神輿を作りたいと、台座５尺もあるお神輿の製作を計画。少しでも費用を安くと、今井さんに製作を依頼しました。
神輿づくりに関してはまったくの素人だった今井さんですが、寺社建築の本から独学で作り方を学び、７年間の年月をかけて試行錯誤の末、金具以外のすべてを作り上げ、完成したのは高さ３メートル５０ｃｍ、重さ２トンの、関東でも最大級のお神輿。
担ぎ棒だけでも、長さ８メートル、重さ１００ｋｇもあります。
毎年秋の神社の例大祭の際には、このお神輿を担ごうと全国から担ぎ手が集まってくるのだそう。
約８０人でお神輿を担ぎあげ、３０秒～１分毎に交代しながら町内を回ります。