ぶらり途中下車の旅

末廣酒造の創業は、江戸末期の嘉永3年（1850年）。
明治時代には杜氏による酒造りを福島県で初めて実現。
大正時代には山廃造りの創始者、嘉儀金一郎氏による「山廃造り」の試験醸造を試み、現在に至って伝承されている、由緒ある造り酒屋です。
今も地元の農家によって契約栽培された一部有機米を含む原料米を使用し、「米」「水」「人」と会津にこだわって酒造りを行っています。
併設された喫茶店は、４つの蔵の中でも明治２５年（１８９２）竣工ともっとも古い蔵を改造したカフェ。仕込み水でいれたコーヒー、大吟醸を使ったシフォンケーキなど、酒蔵らしいメニューが楽しめます。
酒ゼリーは純米吟醸「末廣」を使用した、後味の良いすっきりとした甘さが特徴のゼリー。
上には金箔を散らし、色合いも美しい一品です。
無料の酒蔵見学は、酒作りの様子のみならず、代々伝わる調度品なども解説付きで見られ、最後には試飲まで楽しめます。