ぶらり途中下車の旅

両国はメリヤス製品の生産地。その歴史は江戸時代にさかのぼります。
（メリヤスとは、編んで作った布地の総称）
メリヤス産業は日本の高度成長と共に栄えましたが、次第に生産地が海外に移り、衰退し始めます。
じわじわ業績が悪くなっていく中で、次の一手を考えていた小高メリヤス工業3代目、小高さんがルームシューズ作りに着手したのは2009年。
きっかけは、青森の布ぞうり作家からの電話でした。
材料の確保に困っていた作家に快く端切れを送ったところ、お礼に送られた布ぞうりの気持ち良さに小高さんは感動。
これだ！と商品開発に取り組み始めました。

履き心地にこだわり、1年かけて紐を開発、カラフルなデザインを考え、2012年にパリの見本市に出展、外国人の反響も大きく、現在は成田空港と両国に店を構えています。