ぶらり途中下車の旅

大

小

放送内容

2016年5月14日放送分

戻る

妙典駅 権現道・笹屋うどん跡

細くて曲がりくねった「権現道(ごんげんみち)」。
この道は「行徳街道」の裏通りとして作られていて、かつて徳川家康は、敵から身を守るため、この裏通りを通って千葉の東金へ鷹狩りに出かけたそうです。
現在も地名の残る「行徳」は、江戸時代、水上交通の要所として栄えた港町。
古くから塩の産地として有名であった行徳には、旧江戸川・隅田川を経由して、日本橋からの船が毎日航行し、塩以外にも、米をはじめとした物資の運搬や、人の往来にも活用されていたそうです。
また、「行徳街道」は江戸から成田山へ向かう参拝者のルートとしても栄えていて、当時の様子は、松尾芭蕉や十返舎一九など著名な文人にも記録がされています。
そんな行徳の街の名物であった「笹屋うどん」は、江戸時代の浮世絵や文章によってその記録が残されているほか、笹屋の店の由来が記された巨大な屏風が現存しています。
屏風絵には、源頼朝らしき姿が描かれ、頼朝がかつてうどんを食したという言い伝えが記されています。

権現道の道標

笹屋うどん跡

特選情報
「笹屋屏風」は、市立市川歴史博物館にて常設展示されています

ページTOPへ

おじゃましたところ

ぶらり途中下車の旅 携帯サイト