ぶらり途中下車の旅

マテリエルのオーナーシェフは林正明さん。様々な国際コンクールの舞台に臨み、その卓越した技術と腕前は世界的にも認められています。
この洋菓子専門店で作られるケーキはもちろんのこと、イートインでしか食べることの出来ない「クープ」は日本全国から食べにやってくるスイーツファンがいるほどの人気商品。「クープ」はフランス菓子において「脚のついた背の高いカップに盛られたデザート全般」を示すものだそうで、こちらのお店では月ごとに内容を変え、旬の食材を使うのがこだわりだそうです。

10月は「和栗と洋梨のクープ」。一番下に洋梨の果肉、その上に洋梨のソルベ、そしてバニラアイスを重ね、更に和栗のクリームをかけて仕上げます。 クープは夏から秋にかけての季節限定商品。旬の食材を使ったスイーツを作りたてで食べてほしい、という林さんの思いが込められています。

ほかにもイタリアの定番スイーツ、フワッフワな食感のティラミスをホワイトチョコでコーティングした新作「ティラミスカフェ」など オリジナルのケーキも評判です。
なにしろ「ティラミスカフェ」は自信作！林さんは、そもそもティラミスはレストランで提供されるもので本来はもっと柔らかく持ち帰りには適さない、と考えていたそうですが、本来のティラミスに近いものを持ち帰りできるようにしたいと、極限までやわらかくした生地をホワイトチョコを使って周りを固め、レストランで食べているような感覚をテイクアウトで味わえるように工夫を重ねたそうです。 常識にとらわれない斬新な発想で作られるケーキも、こちらのお店の魅力のひとつとなっています。