次回放送内容
 
10月31日(火)21:00〜22:54
バカラ 疑惑のIT株長者に賭けた女
出演
日継育 / 渡部篤郎
明野えみる / 鶴田真由
藤田里奈 / 小沢真珠
恩田未来 / 桜井裕美
志貴柘和子 /
福田利通 / 白井晃
小牧洋次郎 / 出川哲朗
森部豪 / 佐藤治彦 (経済評論家)
京谷編集長 / 中村育二
伴デスク / 六角慎司
浅野 / 安居剣一郎
小牧長次郎 / 黒部進
志貴大希 / 西村雅彦
スタッフ
原作 / 服部真澄
       (『バカラ』文藝春秋社刊)
脚本 / 渡辺雄介
監督 / 吉本潤
プロデューサー / 佐藤敦
            大森美孝
 
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みどころ
 カネこそ絶対にして唯一の正義だと言い切る男と、一人の女性雑誌記者との関係を軸に、日本の裏社会の様々なカラクリを暴く社会派ドラマ。男の職業は、豊富な資金を元に次々と旨味のある会社を乗っ取る投資会社の社長。その男がカジノ公営化法案の成立に力を注いでいると知った記者は、興味津々で取材に乗り出す。そして、男が様々な情報を握っていたことから、恋愛感情を交えながら持ちつ持たれつの関係となる。だが、男の大いなる野望を知った記者は、自分が利用されていたと気付き、反撃を開始――。
 果たして、拝金主義を貫くこの男の行く末とは? 女性記者の運命は? 昨今、社会を騒がすM&A(企業の合併及び買収)問題に関心がある人はもちろん、そうでない人も必ず役に立つ作品である。

 カジノ公営化法案が国会に提出されるとの噂が伝わる中、週刊エクスプレスの女性記者・明野えみる(鶴田真由)は、公営化によって莫大な利益を得られるゲートラインという会社に着目する。この会社の社長・日継育(渡部篤郎)という男は、いわゆる乗っ取り屋で、カジノ関係のノウハウがあるゲームメーカーを昨年買収したばかりだった。週刊エクスプレスは独自のルートからの情報を元にゲートライン叩きを行って部数を増やしていたが、えみるは敢えて日継へのアポなし取材を決行。その結果、えみるは、カネこそ絶対にして唯一の正義だと言い切る日継の、大なる野望を知ることとなる。


あらすじ
photo  新興の投資会社・ゲートラインを叩いて部数を伸ばす週刊エクスプレスの編集部は、今回の号も同社の垂穂銀行買収劇に絡むスクープを入手して沸き立っていた。編集部内で一番幅を利かせているのは、ゲートライン関係の情報を一手に握る覆面ライター『御園生伸』と組むエース記者・志貴大希(西村雅彦)。大ネタに参加させてもらえない女性記者・明野えみる(鶴田真由)は、志貴の活躍を横目に、いつか見返してやろうと心に決めていた。えみるは、以前、スクープのためなら仲間さえ裏切る志貴に、煮え湯を飲まされたことがあったのだ。
 ある日、えみるは、情報源の一人・警視庁公安部の福田利通(白井晃)から、公営カジノを擁護する提灯記事を書いて欲しいと頼まれた。福田の見返りは、与党の若手議員がカジノ公営化法案を国会に提出するとの情報。折悪しく、志貴が、某大使館内で行われている闇カジノを告発する情報を証拠写真付きで入手していたため、えみるのネタは結局ボツになった。
photo だが、カジノ公営化で、ゲームメーカーを買収したゲートラインが莫大な利益を得られると気付いたえみるは、福田が警察を辞めてゲートラインの社員になるとの情報を得たこともあり、水面下で何やら動きがあるとにらんだ。ゲートラインの社長・日継育(渡部篤郎)は、毎号のように週刊エクスプレスのターゲットになっている人物で、闇カジノにも出入りしているバカラ好き。この日継がカジノ公営化に関与している可能性は極めて高かった。
 えみるがアポなしで取材した日継は、予想通り熱っぽくカジノ公営化推進論を説き、力を貸して欲しいと訴えた。だが、日継と会った直後、えみるは思わぬ人物から声を掛けられた。『御園生伸』――なんと日継の片腕の藤田里奈(小沢真珠)が自分の正体を明かし、内部告発のための協力を申し出たのだ。志貴から乗り換えたらしい里奈から、ゲートラインの粉飾決算に関する情報を入手したえみるは、志貴のスクープを蹴散らし、ついに自分の記事が雑誌のトップを飾る快感を味わった。
 えみるのスクープが引き金となり、ゲートライン株は暴落。辞任に追い込まれた日継は、警視庁に逮捕された。福田は全てが里奈のワナだったとえみるを詰るが、後の祭り。里奈が社長に就任する中、不起訴となった日継がゲートラインに戻ることはなかった。
 まもなく、日継に呼び出されたえみるは、その新たな決意を知った。『御園生伸』の正体を知ったという日継は、ゲートラインには未練はないと言い切り、いずれ政治の世界に進出すると高らかに宣言したのだ。金はウソをつかない絶対にして唯一の正義だ、と口にする日継。再び勝者になると誓う日継に協力を求められたえみるは、恋愛感情を抱いたこともあり、今度はその情報を元にゲートライン叩きを開始した。そして、その結果、新体制となったことで一時は反発していたゲートラインと垂穂銀行の株価は、大幅に下落した。
 ハゲタカファンドによる乗っ取りの危機にさらされたゲートラインの里奈は、国内の無名の会社・M&Aパートナーズをホワイトナイトとすることで危機回避に成功した。だが、M&Aパートナーズのやり方を見た里奈は、その裏に日継がいると察知。一文無しのはずの日継のどこに多額の資金があったのか、と頭を抱えた。  与野党の超党派による公営カジノ法案が国会に提出される中、日継に疑問をぶつけてみたえみるは、小牧洋次郎(出川哲朗)というバカラ仲間の話を記事にするよう頼まれた。洋次郎が、日継と共にえみるを招いた場所は、郊外にある隠し倉庫。そこには、なんと40億円の札束が山と積まれていたのだ。
 話によると、この金は、洋次郎の祖父で政財界を牛耳るフィクサー・小牧長次郎(黒部進)が集めた闇資金。小牧に金の管理を任されていた洋次郎は、日継の高い志を知って正義感に目覚め、無断で提供したらしい。裏資金を垂穂銀行に貯め込んでいた多くの大物議員たちは、破綻の危機を知り、次々と資金を小牧の元に移していたようなのだ。  洋次郎から40億円のブラックマネーの秘密が詰まったDVDを受け取ったえみるは、直ちに大スクープとして公表。この結果、小牧と旧勢力といわれたベテラン大物議員が16人も逮捕されてしまった。
 そんな中、えみるは、洋次郎の変死体が発見されたと知り、愕然となった。自分が殺人の容疑者になっていると知ったえみるは、当時一緒にいた日継が当然アリバイを証言してくれると思った。だが、日継は、えみるのアリバイを否認して――。