次回放送内容
 
3月27日(火)21:00〜23:09
監察医室生亜季子スペシャル 最後の解剖
出演
室生亜季子 / 浜木綿子
浜田警部 / 左とん平
永井道子 / 清水ミチコ
川口刑事 / 大場順
八木助教授 / 筒井巧
井上助手 / 森みつえ
吉田一夫 / 西村和彦
武藤マリコ / 五月みどり
平山一子 / 友近
西岡陽子 / 紫吹淳
山崎親一 / 川野太郎
東野かよ / 大沢さやか
池内弥生 / 風花舞
斎藤千春 / 星奈優里
赤塚剛 / 工藤俊作
松原刑事 / 冨家規政
山崎美咲 / 川野太郎
佃次郎 / 西郷輝彦
霞夕子 / 真矢みき
宮本志保 / 池上季実子
難波一 / 藤田まこと
山崎美雪 / 水野真紀
スタッフ
脚本 / 宮川一郎 小木曽豊斗
監修 / 鷹森立一
監督 / 津崎敏喜
プロデューサー /
  佐藤敦(日本テレビ)
  西牟田知夫(日本テレビ)
  桑原秀郎(東映)
  河瀬光(東映)
  島田薫(東映)
音楽 / 大谷和夫
主題歌 /
  「明日のない恋」竹内まりや
  作詞・作曲:竹内まりや/編曲:山下達郎
  (ワーナーミュージック・ジャパン)
医事・法医学指導 / 佐藤喜宣
(杏林大学医学部法医学教室教授)
 
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みどころ
photo  1986年12月23日に放送された『歩き出した白骨死体』からスタートし、火曜サスペンス劇場・火曜ドラマゴールド枠内で最多の放送回数を誇った“監察医 室生亜季子シリーズ”の掉尾を飾るスペシャル(今回はその37作目)。
 川越市内のファッションデザイン事務所で発生した変死事件被害者の司法解剖を担当した亜季子(浜木綿子)が、相棒の浜田警部(左とん平)らと共に、事件の真相を解き明かす。
 ストーリー内では、浜田警部の県警本部課長への栄転、亜季子に対する襲撃など、様々な仕掛けがあり、火曜サスペンス劇場でこれまた人気シリーズだった“警部補佃次郎”シリーズの佃次郎(西郷輝彦)、“検事霞夕子シリーズ”の霞夕子(真矢みき)らも登場する。

 川越市内の雑居ビルで変死事件が発生する。死亡したのは、現場となったファッションデザイン事務所『マリコ・アトリエ』でアシスタントデザイナーのチーフをしている東野かよ(大沢さやか)。司法解剖を行った亜季子は、死因を窒息死と特定したものの、殺人か病死かは不明だとの結論を出す。だが、被害者の胸部には、縦に3つ並ぶ圧迫痕があり、右手の爪の間からは毛髪が検出されていた。殺人事件として捜査を進めた浜田警部は、問題の毛髪から、事務所のオーナー・武藤マリコ(五月みどり)の一人娘で、元トップモデルの美雪(水野真紀)に注目するが――。


あらすじ
 浜田警部(左とん平)の県警本部課長への栄転を来月に控えたある日、川越市内の雑居ビルで変死事件が発生した。死亡したのは、現場となったファッションデザイン事務所『マリコ・アトリエ』でアシスタントデザイナーのチーフをしている東野かよ(大沢さやか)。当局の要請で司法解剖を行った亜季子(浜木綿子)は、被害者の胸部に縦に並んだ丸い3つの圧迫痕を発見、さらに右指の爪の間から毛髪を検出した。しかし、死因を窒息死と特定したものの、首を絞めた痕跡がなく、他殺か病死かは不明であった。

 『マリコ・アトリエ』は、亜季子とは旧知の武藤マリコ(五月みどり)が一代で築き上げた会社だった。マリコの一人娘で元トップモデルの美雪()は、結婚して一児をもうけた後、現在事務所の広告塔になっている。たまたま貧血の美雪を診察した亜季子は、付き添いでやって来たマリコに、若年性アルツハイマーの症状があると気付いた。
 事件として捜査を始めた浜田ら捜査陣は、現場で採取された指紋に前科がなかったことから、内部犯行と見て聞き込みを強化した。事件の主な関係者は、店のオーナーで、最近、かよに言われ放題だったマリコ、かよの横暴ぶりに反発していた美雪、その夫でカメラマンの山崎親一(川野太郎)、かよの恋人で死体の第一発見者のマネージャー・吉田一夫(西村和彦)の4人。鑑識の検査で、かよの爪の間の毛髪が美雪のものと判明したことから、浜田はさっそく事情聴取。これに対して、美雪は、事件前夜、現場に行ったことは認めながらも、犯行は否認した。

 まもなく、マリコの家から出火し、焼け跡からマリコの焼死体が見つかった。すぐさま司法死体を行った亜季子は、死因を焼死ではなく窒息死と特定するが、かよの時と同じように、他殺と特定することは出来ない。しかし、浜田は、出火時の目撃証言と死亡推定時刻に1時間近くのズレがあったことから、マリコが殺されたと断定。犯人が、かよの事件と同一人物ではないかと考えた。
 そんな折、室生医院で患者を診察していた亜季子は、ふとかよの胸の圧迫痕がボタンによるものではないかと考えた。相手の顔の上に身体ごと覆いかぶさって口と鼻をふさげば、窒息死させることは可能なのだ。ただ、この場合、体力的に見て犯人は男性しか考えられなかった。

 まもなく、ギャンブルで多額の借金を作った親一が、赤塚(工藤俊作)という男が社長をしているヤミ金から金を借り、マリコの事件後に元利合計500万円を一括返済していたことが明らかになった。かよが殺された時の親一のアリバイは不明。浜田の追及に対し、親一は、赤塚に脅されてやむなくマリコから金を借りたと明かす。しかし、美雪は、結婚に反対していたマリコが親一に金を貸すことはまずありえない、と話していた。
 浜田は、その後、親一の口から出てきた証言に注目した。情報によると、『マリコ・アトリエ』の経営状況は思わしくなく、これを知ったかよは、吉田、赤塚と手を組んで独立を計画。親一に関しては、モデルとしての美雪に利用価値があるとふんで、接触してきたらしいのだ。親一は、これらのことを全てマリコに話したところ、黙って500万円を出してくれた、と証言した。

 親一に対する疑いが強まる中、亜季子は、“親一は人殺しなんか出来る人じゃない”という美雪の言葉を信じ、浜田に『マリコ・アトリエ』で実地検証をするよう促した。そして、行われた検証の結果、かよ殺しが身長の高い親一では無理なことが明らかになって――。