2014.6.22 - 山口県『イカめし風ホウレン草ソース添え』

山口県『イカめし風ホウレン草ソース添え』

下関市豊北町周辺の0円食材で作ったメニューは、3品。 メインディッシュは、「イカめし風ホウレン草ソース添え」。フグの皮入りつみれとイカゲソを米に見立てて細かく刻み、イカスミとイカのわたでコクを出した具材を、イカの身の中に詰めて焼いた一品。 2品目は、地元名産のケンサキイカを輪切りにし、ワカメと和えた「ケンサキイカとワカメのマリネ」。3品目は、郷土料理の“瓦ソバ"を参考に作った、「シロサバフグの瓦焼き」。シロサバフグを薄く切りキャベツと一緒に炒めて頂いた。

0円食材

太一が頂いた食材

ケンサキイカの墨袋

皮がむけたケンサキイカ

角島の尾山港で村岡さんに分けて頂いた0円食材。
漁師である旦那さんが、獲ってきた新鮮なケンサキイカの「墨袋」。
墨袋は、お客さんのリクエストで、売る時に取り除いて捨ててしまう。
さらに村岡さんには、捨てちゃう皮がむけたケンサキイカも頂いた。

分けて頂いた方

村岡ともこさん

市場に出せないシロサバフグ

角島で漁から帰ってきた村上さんに分けて頂いた0円食材。
この日、たまたま漁の見学していた息子に見せるために、普段なら捨ててしまうシロサバフグ3匹を取っておいていた。
小さい上に3匹だけでは市場にも出せないので、捨ててしまう。

分けて頂いた方

村上光宏さん

傷ついたケンサキイカと売れないスルメイカ

角島でイカの漁を終えた伊藤さんに分けて頂いた0円食材。
水揚げの際に身が傷ついたケンサキイカは売り物にならない。
また、同時に釣れた安価なスルメイカは、量も少なくお金にならないので捨ててしまう。

分けて頂いた方

伊藤長生さん

去年のニンニク

植え替える予定だったキャベツ

芽の生えた玉ネギ

角島の福澄さんに分けて頂いた0円食材。
もうすでに今年のニンニクを収穫しており、去年収穫したニンニクはカラカラ乾燥している為、捨ててしまうという。
その他に、畑に新しい作物を植える為、捨てられる予定だったキャベツと芽が生えた玉ねぎを頂いた。
さらに、庭に放置されていた使わなくなった瓦も頂いた。

分けて頂いた方

福澄勲さん

城島が頂いた食材

試作品のフグの皮入りつみれ

下関市豊浦町にある水産物の加工会社「蟹屋」で分けて頂いた0円食材。
訪ねた日は、日曜日で工場はお休みだったが、休日出勤して翌日の仕込み作業をしていた栗本さんにお会いできた。
試作品として作ったが、小さすぎて販売できなかった、フグの皮入りつみれがあり、従業員の方が持ち帰る分は残っているというので頂いた。

分けて頂いた方

栗本和彦さん

花が咲いたホウレン草

虫に食われたラディッシュ

間引いた大根

道の駅で出会った市倉さんに分けて頂いた0円食材。
花の咲いたホウレン草は、味が落ちてしまう為、捨ててしまう。ほかにも、間引いた大根、虫食われたラディッシュを頂いた。

分けて頂いた方

市倉キヨ子さん

色が薄くなったワカメ

下関市の瓶詰めウニの製造業「中嶋(なかしま)商店」に分けて頂いた0円食材。
ワカメは収穫後、1日天日干しするが、乾燥することによって先端の古い部分の色が焼けた様に薄くなってしまうので捨ててしまう。

分けて頂いた方

中嶋みさ子さん

0円料理

イカめし風ホウレン草ソース添え

1.スルメイカの内臓を取り出し、ゲソ・わた・胴・足などの部位ごとに分ける。

2.イカのゲソとフグの皮入りつみれをみじん切りで細かくする。

3.フライパンにオリーブオイルを引いて、みじん切りにしたニンニクと、イカのわたを入れて、弱火で炒める。


4.先ほど細かくしたイカのゲソとフグの皮入りつみれを入れて中火で炒める。

5.イカスミを加えて伸ばす。弱火で炒めながら具とからめていく。

6.イカの胴体に、イカスミとからめた具を詰めて竹串で口を締める。


7.フライパンにオリーブオイルを引いて、具を詰めたイカを弱火で5分、じっくりと火を通す。

8.茹でたホウレン草に、こしょう、みりん、醤油、オイスターソース、味噌を加えてフードプロセッサーにかける。

9.フードプロセッサーでペースト状にしたホウレン草のソースをイカに添えて完成。

ケンサキイカとワカメのマリネ

1.スライサーで輪切りにしたラディッシュを円状にお皿に並べる。

2.ケンサキイカを中火で茹でて、輪切りにする。

3.5分程水に浸して戻したワカメを1口サイズに切る。


4.キャベツを1cm程に切る。

5.キャベツとワカメに出汁、酢、塩、ごま油を加えて和える。

6.輪切りにしたケンサキイカを塩コショウ、レモン、オリーブオイルを加えて和える。


7.和えたワカメとキャベツの上に盛りつけ、上から黒こしょうを振りかけて完成。

シロサバフグの瓦焼き

山口県のフグ処理師の資格をお持ちの橋口貴彦さんに手伝って頂きました。

1.内臓を取り除き、身と皮を剥がす。切り身の部分をお刺身よりも少し厚く切っていく。

2.キャベツと大根の葉を10センチ程に切り、タマネギの芽を輪切りにし、大根をスライサーでおろしにする。

3.先ほどのフグをお皿に盛り付ける。
輪切りにしたタマネギの芽と一味唐辛子をふりかけ、キャベツと大根の葉を盛りつける。


4.油を塗り、熱した瓦でフグや野菜を焼き、おろしポン酢につけて頂く。


道の駅

道の駅 北浦街道 豊北 (きたうらかいどう ほうほく)

山口県下関市豊北町にある、本州で最も西に位置する道の駅。
道の駅の目の前には、日本海が広がり、その日に水揚げされたばかりの新鮮な魚介類が並ぶ。
店内には2槽の生け簀があり、名物の特牛イカを始め、ヒラメやタイなど旬の魚を生きたまま購入する事もできる。
道の駅内にあるレストランでは、その新鮮な魚を食べる事ができ、名物の“イカの活造り"や“イカ丼"などが大人気。
さらに、フグの入ったかまぼこやウニの瓶詰めなど水産物の加工品も豊富に取り揃える。