2014.7.6 - 福岡県『0円スペインメニュー!』

福岡県『0円スペインメニュー!』
福岡県宗像市周辺の0円食材で作り上げたのは、アイディア満載のスペイン料理!
最近流行のスペインバルなどで出てくる「タパス(小皿料理)」をイメージして作ったのは、トマトサルサとホシザメの子供を使った「ホシザメのトマトサルサ添え」、ケンサキイカと明太子を使った「ケンサキイカのボイル~明太サルサのせ~」、イサキのアラをミンチにして焼いた「イサキのフィッシュボール」、クロマグロの子のアラをぶつ切りにし、イサキの皮で包んだ「クロマグロのたたき~イサキの皮包み~」、出がらしのいりこをオリーブオイルでじっくり炒めた「オイルサーディン」。
さらに、同じくスペインの郷土料理である塩釜焼きをイメージして、いりこで黄アラを包んで蒸した「黄アラの塩釜蒸し」。
長瀬曰く、「0円っぽくないオシャレ」なメニューが出来上がった。

0円食材

城島が頂いた食材

熟しすぎて割れたトマト

福津市に住むトマト農家の谷口恵子さんから頂いた0円食材。
「恵子ちゃんちの桃太郎」という商品名で、道の駅にトマトを出荷している。
宗像市周辺では海岸近くのハウスでトマトが栽培されており、水はけの良い土質から、良質なトマトができることで知られている。
頂いたのは、完熟しすぎて割れてしまったトマト。

分けて頂いた方

谷口恵子さん

ケースに残っていた辛子明太子のつぶ

宗像市王丸にある「株式会社 海千」で頂いた0円食材。
こちらでは、原料のスケトウダラの卵を特製の調味液に漬け、さらに唐辛子調味料をまんべんなく塗り込み、形を整え、唐辛子パウダーをまぶして辛子明太子ができあがる。
その加工する際に、トレイについてしまった明太子のつぶは、かき集めていると人件費がかかることから、水で洗い流されてしまう。
ハケを使ってなんとか約1腹分をかき集めた。

分けて頂いた方

工場長・小田英明さん

長瀬が頂いた食材

傷ついたケンサキイカと黄アラ

宗像市の鐘崎漁港で漁師さんから頂いた0円食材。
普段は、ケンサキイカを専門にしている蛭子丸(えびすまる)が獲ったケンサキイカ。
新鮮なものは料亭や市場に出荷されるが、傷がついてしまったものは価値が下がるため、出荷されずに捨ててしまうという。
さらに、イカを食べようとして一緒に仕掛けにかかった黄アラも、傷がついていて売れないということで分けて頂いた。

分けて頂いた方

清水弘幸さん

イサキのアラ

売れない小さなホシザメ

宗像市の鮮魚直売所「鐘の岬(かねのみさき)活魚センター」で頂いた0円食材。
鐘崎漁港から毎日新鮮な魚介類を仕入れており、一般のお客さんや近くの料理店などが買いに来る。
店内には全部で大小合わせて11個もの生簀があり、魚の数は実に20種類以上。生きた魚をその場で捌いてもらえる。
加工の際に出たイサキのアラ、加工用に仕入れていたホシザメが生んだ子供を頂いた。

分けて頂いた方

竹浦誠さん

出がらしのイリコ

宗像市にある醤油醸造所「マルヨシ醤油」で分けて頂いた0円食材。
醤油、味噌の他にもドレッシングやタレなど、商品以外の物も含め、合計で750種類近くを製造している。
頂いたイリコは、醤油加工品(ダシ醤油、めんつゆなど)のダシに使ったもので、完全に出がらしのイリコ。

分けて頂いた方

吉村一彦さん

クロマグロの子のアラ

宗像市の水産加工場「盛漁丸水産加工場」で分けて頂いた0円食材。
鐘崎漁港で獲れる新鮮な魚介類の他に、干物などの水産加工品を道の駅に毎日出荷している。
分けて頂いたのは、クロマグロの子供のアラ。
刺身用に捌かれた後だったが、わずかに身が残っていた。

分けて頂いた方

灘辺恵美子さん

0円料理

0円タパス

1.オイルサーディン

2.ホシザメのトマトサルサ添え

3.ケンサキイカのボイル ~明太サルサのせ~

4.クロマグロのたたき ~イサキの皮包み~

5.イサキのフィッシュボール


1.オイルサーディン

1.イリコをオリーブオイルで5分ほど煮詰める。

2.塩で味付けしたら完成。


2.ホシザメのトマトサルサ添え

1.サメの頭を取り、皮を剥ぐ。

2.酒で煮詰め、サメの臭みをとる。

3.熟したトマトをぶつ切りにし、フライパンにオリーブオイル、塩、コンソメ、熟したトマトを入れ炒める。


4.トマトサルサ(ソース)の上にホシザメを添え、最後にコショウをふりかけて完成。


3.ケンサキイカのボイル ~明太サルサのせ~

1.イカを捌き、表面に飾り包丁を入れる。

2.ひと口大に切り、熱湯でボイルする。
丸まってきたら冷水で冷ます。

3.明太子とオリーブオイルを混ぜ、明太サルサ(ソース)作る。


4.楊枝で刺し、明太サルサ(ソース)をかけ完成。


4.クロマグロのたたき ~イサキの皮包み~

1.マグロの身をスプーンでこそぎ取り、包丁で荒くたたく。

2.イサキの皮に火を通し、叩いた身を包み、楊枝で刺せば完成。


5.イサキのフィッシュボール

1.イサキのアラをスプーンでこそぎ取る。

2.片栗粉を混ぜ、サラダ油、塩、合わせ味噌、コショウなどで味付けし、ひと口大に丸める。

3.ごま油をひいたフライパンで焼き、両面に軽く焦げ目がつくぐらい焼き上げたら完成。


黄アラの塩釜焼き

1.イリコをフードプロセッサーにかけ、ペースト状にする。

2.イリコと塩を混ぜて捏ねる。

3.大鍋にクッキングシートを敷き、イリコ塩をしき詰める。
その上にクッキングシートで包んだキアラを乗せ、さらにイリコ塩を被せる。


4.弱火で40分ほど加熱し、火を通す。

5.皿に盛りつけ完成。

道の駅

道の駅 むなかた (福岡県 宗像市)

玄界灘を望む、福岡県宗像市にある道の駅。
年間来場者が170万人で、売り上げと集客数は4年連続九州ナンバーワンを誇る。
売り場面積の1/3を占める鮮魚コーナーでは、漁師さんが獲れたての魚介類を直接持ち込み、さらに値段漁師さんが自ら決めるため、安くて新鮮で大人気!
その他、地元野菜、果物、さらに名物の辛子明太子などの加工品も豊富。